レビュー
今月(4月1日~4月30日)
レビュー数13件
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シーモア島


投稿レビュー
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2つ目の短編のほうが好き。2025年4月28日2作品収録されていて、表題作はレンタル彼氏に恋した男の子のお話、もう一つはキツネ族の男の子と同級生のお話。どちらもすごく優しいお話です。
BL歴が長くなるにつれて濃い作品にハマりがちなんだけど、たまにこういうピュアなものを摂取したくなるよね…。正直言えば表題作はちょっと薄味すぎるというか、もうちょい展開やセリフに波が欲しかったけど、癒されました。
2作目はケモ耳好きにオススメ。短編だからいろいろ端折られてるけど、それが逆に妄想を掻き立てられるというか。優しい2人の将来に幸あれ。
感覚的には表題作星4、2作目星5という感じ。お話もだけど、絵も2作目のほうが好き。 -
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じっくりと進むコマ割り具合が良い2025年4月6日デビュー作なんですね。とっても良かったです。
会社で高嶺の花的存在の阿知葉くんと、なにやら過去に阿知葉くんと関係がある佐波くんとのお話。最初は「姿を見ると涙が出るって、そんなことあるか〜?」と非現実的な設定に首を傾げましたが、そうなる経緯や徐々に明かされる2人の関係に「あーなるほど」と納得。ストーリーの進め方も上手くて、お話に引き込まれました。
あとコマ割り(というのかな?)がすごく良い。サラッと流す場面と、じっくり描かれる場面の緩急があって、2人が会っている場面は2人の表情含めじっくり描かれていて心情がよく伝わってくる。特に佐波くんが攻めモードのときは本当にじっくりじっくり描かれていて、雰囲気がもうすごくエロい。本番は描き下ろしにて1回だけど、全体を通してすごくドキドキした!面白かった!! -
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読んだ後はしばらく何も手につかない…2025年3月14日『同級生』シリーズはハッピーな余韻を引きずる作品でしたが、本作はなんとも悲しくやり切れない思いが尾を引きます。日中に読むとその後なにも手につかないし、夜に読むと眠れなくなる。
ストーリーは、後妻の連れ子として比良木家にきた竹蔵と、竹蔵をつねに厳しく険しい態度で接する比良木家長男・忍のお話。忍に密かに思いを寄せる竹蔵はある日、忍の息子に唆され、義兄の部屋へ忍び込んで事を成す。そこから歪んだ関係が始まりーー。
歪な関係なのに2人の抑えきれない衝動にドキドキハラハラ。現在進行形の合間合間に挟まれる過去のエピソードも、2人のなんとも言えない関係性が表されていて、感情がぐちゃぐちゃになる。読んでいる間中ずっと感情が掻き乱されっぱなしなのだけど、ラストでそれが最高潮に…(ツライ)。やり切れないのに、また過去のシーンを振り返りたくなって、繰り返し読んじゃう。もはや沼。。。
私は地雷ナシですが、近親相◯や死ネタNGの方はご注意ください。そうでない方にはバリくそオススメ。言葉やセリフを極力用いずに絵と行間や空気感で物語を展開させ魅了する明日美子先生、天晴れです。 -
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