獅子と牡丹
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獅子と牡丹

高浜寛

お宝探しは永遠のロマン

2025年4月8日
ギャンブル狂の父と暮らし、毎日苦しい生活を送っている主人公。ある日父が有り金をすべて持ち出して消えた――。

高浜寛先生の最新作。やっと読めました。
舞台は現代、熊本県天草。
高浜作品の中では、この作品が一番読みやすいと思いました。

天草にまつわる埋蔵金をめぐる物語。
高浜先生の莫大な資料に裏付けされた蘊蓄が、青年漫画のよくある冒険譚とは一線を画しています。ファンタジーというより実録ルポに近い。幕間に入る天草ローカルネタも楽しい。

タイトルの意味がすごく気になる。
一巻は舞台も整い、いよいよこれから冒険が始まる…という感じ。
続きが楽しみです。
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