フェロモホリック
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フェロモホリック

那木渡

色気溢れるキャラ達

ネタバレ
2025年4月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 面白くて3巻一気に読んでしまいました。
1〜2巻が、獅子族の一世と、海兎族の兎和の話。
3巻は馬族の光と兎和の兄の話。
獅子は天敵のいない肉食最強で、兎は草食で最弱。しかし兎和は発情すると女王フェロモンと言われる凄まじいフェロモンを放ち雄を虜にする。肉食の強いフェロモンに引きずられ自分も発情に飲まれないように、一世を避けていた兎和だが、互いに惹かれ合い、種族を超えて一人の人として恋に落ちていく。
ものすごく色気に溢れたキャラ達で、肉食系の堂々たるモデル達も、女王フェロモンを放つ兎和達も、眼福。奪うような情熱も、愛する人が奪われると死にそうになる弱さもあり、獅子でも兎でも、恋の前では強くも弱くもなる素敵な恋愛描写にキュンとします。
馬族の光と兎和の兄の、耐え忍ぶ愛の強さも見応えがあります。
絵が上手くて、背景等の描き込みも丁寧で、表情も魅力的で可愛いくて格好良いキャラ達は、見てるだけでも楽しい。お話も面白くて、ずっと読んでいたい作品!
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