このレビューはネタバレを含みます▼
レビュー数の多さと高評価でずっと気になっていた作品。ひとまず1巻を購入し、そのレビューです。
内容は、高校時に酷い別れ方をして絶縁した直人(受け)と太一(攻め)が大学で再会し、友達グループでつるみ出します。最初は気まずかった直人も、普通の態度で接してくる太一を見て、友達をやり直そうとするーーという。
読み終わってから、レビューで星を何個にするかは本当に迷いました。ストーリー展開としてはすごく面白くて、2人のすれ違いや、過去の思い出や、女の子への嫉妬や焦り等々、見どころが盛りだくさんで、読んでいて飽きない。表現描写も「さすが、おげれつ先生!」という感じ。263ページとボリュームもじゅうぶん。
でも……直人のパリピ的な性格は正直受け付けない。女の子への接し方もだけど、普段の発言内容がいちいちカンに触る。あと直人、高校時の「性欲処理」発言もアカンし、途中の暴力的に無理やりヤろうとするのも、あり得ない。こういう本質を抱えた2人なのに、元サヤに戻って「あぁよかった、チャンチャン」になるかしら?なんにも問題解決できてなくない??
ということで、ストーリー性など客観的に見れば星5な作品なのですが、主観的に見れば星3くらいな感じです。とはいえ2巻、3巻も読んでみたくはあるので、読んでみてまた印象が変わればレビューを更新しようと思います。
【追記】2、3巻読みました。当て馬登場と家族へのカミングアウトに焦点が移ります。うん、2人の感情の波がよく分かって面白かった。2人の絆が強くて感動したしね。
ただ…俯瞰的に見れば「1巻の付き合う付き合えないの葛藤」は何だったの?となる。2巻以降の2人なら1巻みたいなモダモダになる??だからあらためて評価すると、客観的には星5で主観的には星4(ワンランクアップ)という感じで。
あと個人的な好みですが、やっぱ受けのビジュと性格は最後まで好きにはなれなかったかなぁ。作者さんの『ハッピーオブジエンド』が最高すぎるだけに。。。