このレビューはネタバレを含みます▼
Googleの記事から来ました。
最初はどんな話なんかなーと思ってたんですが、能見先輩が堕落してて(笑)、これは瑛人でも引くだろうと⋯⋯
思っていたんですが!!
能見先輩の裏にあるものが段々、物語が進むにつれてぼんやりわかるようになり、最初は完全塩対応だった瑛人も⋯⋯。
エモい!
何より『魂の片割れ』を探すという哲学的テーマをこれ程エモくしてしまうのは、先生の力量だと思います。
しかも、哲学の背景もしっかりしてるし、先輩が祖母がフランス人ということもありフランス語が堪能という設定も良かったです。瑛人もフランス語教えてもらえますしね。
ということは、ドイツ哲学をやってる先輩はドイツ語もできるのではないかと⋯⋯ハイスペック! しかもチャラチャラして見える外見もクォーターだからこそ、というのも良かったです。設定が練られてるなぁ。
これ、先輩視点で話が進むんですが、途中から瑛人視点になるんですけど、先に先輩を意識し始めたのは瑛人だと思うんですよね。先輩のチャラチャラした外面だけじゃなく、哲学に対する姿勢にまずまいってるし。
そう考えて読むと、最初に嫌いな先輩と関係を持つのも納得がいくなぁと。瑛人、かわいいです。やっぱり年下!
単話の方のレビュー見て、続きが気になるエンディングだと書かれていたので、思わず単行本買ってしまったんですが、本編の続きが描かれていて、単話で買わなくてよかったな、わたし!と思ってしまいました。シーモア限定マンガもすごく良かったです(*^^*)
連載決定ということで、2巻が出るのを立ち読みしながら待ちたいと思います。BLアワード大賞受賞は伊達じゃない作品です!