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レビュー

今月(10月1日~10月31日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • ギヴン

    キヅナツキ

    10th
    ネタバレ
    2025年10月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ いろいろあったけど、10年経って、夏冬もアラサーになったことに一番衝撃受けました!笑
    本編で足りなかった部分が心に補完されて、買って良かったと満足。『ギヴン』ファン、過去ファンだった方にも満足していただける内容じゃないかなと思います。ただやっぱり「その後」を描いてるので、早足感は否めなかったかな? 本編で正直、物足りなかった夏冬の私生活、音楽への情熱、今も変わらない気持ちが描かれているので、夏冬ファンに特におすすめです。
    個人的には、毛玉に翻弄されてる立夏が面白かった⋯⋯。子煩悩パパみたいで。ふたりで毛玉について語るシーンも良かったです。
    立夏はいつまでもsyhのサポートやってて、それもうメンバーじゃん、と思ってみたり(笑)。真冬に負けないように走り続ける立夏が、変わってないところ、すきです。

    9巻までのギヴンは、真冬が由紀の死を乗り越えて、立夏の手を取るまでの話だったので、10thはその後を描いてくれた先生に感謝しかないです!
    胸がいっぱいなので、とりあえずここまで。終わったな~という実感を握りしめてます⋯⋯。

    ちなみに大事なことなので書いておきますが、夏冬が体の関係を持っている、というコマはあります。が、濃厚な描写はありません。濃厚なキスシーンもありません。
    それでもふたりが心から通じ合ってると感じる物語になってます。あとはそれぞれの頭の中の妄想で補完しましょう!

    雨月ファンの皆さんへ。雨月のその後も出てきます。特に10年後の設定資料が面白かったです。

    syhファンの皆さんへ。ふたりの活躍の場はどーんと広がってますが、ふたりのラブラブ度は変わってないようで相変わらずです。

    秋冬ファンの皆さんへ。秋彦は大阪と東京に住んでいますが、どちらも事故物件です(笑)。

    皆さん、お疲れ様です。
  • お前のほうからキスしてくれよ【単行本版(電子限定10P有償小冊子付)】

    やまやで

    切なさと萌えとエモ、3点セット。
    ネタバレ
    2025年9月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 経理の上野さんと営業部エース神田くんのお話です。
    分冊版の帯に書いてあるとおり、『このふたり、絶賛両片想い中』! 書くな!笑
    というわけで、上野さんと神田くんは絶賛、両片想いです。
    いつもクールな上野さんは明るい神田くんに振り回されっぱなし。「ゲイだ」とカミングアウトしてるのに、上野さんの部屋に合鍵で入って、全裸でいる神田くんは上野さんの友達ポジ。実は上野さんは神田くんに恋してるのですが、過去の辛いノンケとの恋愛経験から、神田くんへの気持ちを押し殺してマッチングアプリで出会いを探してる。一方、神田くんにも事情があり、辛かった時に良くしてくれた上野さんに好意を抱いてる。この好意が好意以上に高まった時、ふたりの関係が変わっていくのですが。
    かわいいんですよ、神田くんが。甘えたくてすがってくるあたり、絶妙に。そこでグッと我慢する上野さんがもう! 我慢しないでくれー、となります。神田くんをギュッと抱きしめて、やさしく支えてあげてほしい!
    この、モダモダが読む価値ありなのです。
    やまやで先生の手にかかると、帯にネタバレが書かれていても(笑)、その関係性の中にある空気感が切なさをぐんと引き上げてくれます。正直、最近は青春高校生ものBLを読んでたんですが、リーマン両片想いBLも悶えるなぁ、と一気読みしてしまいました。とにかく先が気になる。なのに前のページのふたりの表情が気になる、という一歩進んで二歩下がる的な良さが、この作品にはあります。
    ストーリー展開に無駄がなく、映画のように上辺だけをさらっとなぞることもできますが、ぜひ、丹念な心理描写をスルメイカを噛むがごとく、ゆっくり読んで、たっぷり切なさを摂取していただきたいと思います。この読み方がオススメ。
    絵は上品かつ丁寧。白すぎず、黒すぎず、ストーリーを追いながら気になるノイズは一切ありません。上野さんも神田くんもとても美麗に描かれています。
    わたしも立ち読みだけ読んでずーっと気になっていたのですが、20パーセントオフクーポンをgetしたので、思い切って飛び込んでみましたが切なさ、萌え、エモの3点セット。
    気になったのは、「続編おねがいします!」。お父さんの件も含めて、続きが気になるふたりでした。
    長々とすみません。良作です。
  • 死に戻りの魔法学校生活を、元恋人とプロローグから(※ただし好感度はゼロ)

    六つ花えいこ/秋鹿ユギリ

    読んで後悔しない名作
    2025年9月15日
    めちゃくちゃ面白いです。どうしたらこんな物語が書けるのかなと思うくらい!
    物語はタイムリープものですが、ミステリー要素の強い恋愛もので、ヒーローのツンデレからの溺愛が特に甘い!なのに絶対毎回死んでしまう!死を回避するためにタイムリープを繰り返す話です。
    構成の妙で見せてくるところも泣かせどころです。
    わたしも小説を多少書きますが、最近読んだラノベの中でも秀逸な作品。エンディングが説得力があり、全読者、納得のいくものなところがすごい。まずはネタバレなしで、ドキドキを味わっていただきたいです。
    一晩でまるっと読んでしまい、胸がいっぱいになりました。
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  • 玉響

    ゆき林檎

    申し訳ないのですが
    ネタバレ
    2025年9月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 激動の時代、主人公の出自、身分差、寮生活、大震災、生き別れ、婚約破棄、男同士。思いつくだけでもこれだけたくさんのタグ付けができるのに、ストーリーは重厚ですがマンガとして見ると、全体が平坦に思える気がします。
    ★少なくてすみません⋯⋯。
    もっとページ数増やして、せめて上下巻にしたら、作者様も思う存分お描きになられたと思うんですが、ちょっと詰め込みすぎて、画面がごちゃごちゃした印象。
    思い切って見せるアップとかあったら良かったのに。せっかく綺麗な絵なのに勿体ないです。
    思うに、立花が話の軸になってると思うんですけど、彼の出てるコマ数が、少ない! 魅力的な地に足のついたキャラなだけに残念です。
    こんなにいい話なのに⋯⋯。
    大胆なコマ割りが画面を引き締めていたら、もっと★を増やせたと思います。
    線も細くて文字数も多かったので、画面を拡大して読みました。
    ストーリーは良かったので、本当に残念です!
    ページ数増やして加筆修正されたら、もっといい話になると、思います。
    先生にページをください。
    いいね
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  • 君がわるい恋の話

    大麦こあら

    自己肯定感爆上がりする青春物語
    ネタバレ
    2025年9月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 『能美先輩の弁明』が大好きで、こちらも購入! ゲイ自認してるひろむ(陰キャ)とみんなの人気者、拓郎(陽キャ)の恋の話。正直、「本当にふたりは恋に落ちるの!?」と思いました、結構本気で! ひろむは本当に心の底から陰キャだし、拓郎は胡散臭い程の天然陽キャだし。⋯⋯大麦先生のことを信じていないわけではありませんでしたが、これ、真面目に恋愛に繋がるのかなぁと。
    でも、しつこい拓郎のそばにいると、ひろむも世界が違って見えるようになって、拓郎の影響で変わるひろむと、ひろむの深い洞察力で本当の気持ちと向き合えるようになる拓郎がお互いに惹かれ合う、キラキラした青春の物語でした。

    いやー、ふたりがえっちまでたどり着くとは!
    長かったね、キミ達、と言いたいところですが、やることやってたんだね、とも言いたい(笑)。
    何気に親のいない隙を狙って、年中、ひろむの部屋のベッドでごろごろしてた模様。あの、ひろむがねぇ、と我が子を見るような目で見てしまいました。ひろむ、拓郎とするようになってから、自己肯定感爆上がりじゃん!
    巻末で大麦先生が描きたかったと仰ってたように、えっちシーン、おまけまでバッチリ用意されてますから、最初はたどたどしいふたりですが、期待して大丈夫です。大麦先生の描くえっちは、何気にリアルネタが光っていて、今作でもアレのサイズの話がチラッと出てきたり、リアリティも◎。

    と書きましたが、高校2年生というきらめきの時間の中、いくつもの学校イベントをふたりでクラス委員としてクリアしていく、青春物語です。
    ぜひご一読を!
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  • 心を殺す方法

    カシオ

    メリバってこういうのなのかぁ、なるほど。
    ネタバレ
    2025年8月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ちるちるのBLコンシェルジュに薦められて読みました。
    夕食作りながらの一気読み(笑)! 確かに皆さん仰る通り、胸糞なんですけど「で、どうなる?」ってなるヤツです。
    いろいろ考えたんですけど、あのお母さん、あの人が一番罪が重いんじゃないかと。光の過去の傷を知っていながら、どうして自分のしあわせに真っ直ぐになれるのか、同じ母親としてわからない。確かに春樹は男だけど、春樹に任せっぱなし。春樹さんなら安心ね、からの⋯⋯。

    光のしたことは決して許されることではない。けど、きちんと原因がある以上、本当の鬼 畜でもない。春樹に依存する理由がきちんとあっての行動です、が、途中、自分が被害者面するところはキャラブレかな? まぁ、壊れた人だからそれでいいのかもしれませんが。

    春樹は、自分から光に優しくしてあげようと扉を開けてしまったんだから、ある意味仕方ないです。かわいそうに見えますが、いますよね、依存、執着されちゃう体質の人。
    どこまで行っても光に甘い。
    終盤、自分から光に連絡を取ったり、”壊れてるから”と言われればそこまでですが、そこまで行ったらこのままの関係を続けるのがお互いにとってのしあわせではないかと。なるほどこれが”メリバ”なのかと納得。

    英さんは頑張ろうと努力しましたけど、結局、根本から春樹を理解してあげようとはしなくて、普通の人の範疇から出ない、残念な人という感想です。

    今さらですが、過激な性描写が多いので、「BLすき!」と思っていても「闇すき!」じゃない限り、お気を付けて手に取ってください。
    逆に闇、病みがすきならオススメです。素晴らしくダークな沼がお待ちしております。

    誰かに心情を重ねるにはあまりにもぶっ壊れた作品ですので、取り扱いはご注意下さい。

    ふたりはしあわせになるのかなぁ⋯⋯。光が自分のしたことを受け入れて春樹を真っ当に愛して、春樹が光をどんな形でも受け入れられるのであれば、そこにはしあわせがあるのかもしれません。大人になった光が、自分のしたことの罪に気づかなければ、の話ですが。
  • カラーレシピ

    はらだ

    なんでそんなに好きかなぁ?いや、いいけど
    ネタバレ
    2025年8月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 美容師ふたりの物語。
    ふくちゃんの執着、執着、執着! マジで粘着で頭下げて謝りたいです。「すみません、自分、舐めてました」って!笑
    ふくちゃんは数年前、1日だけ、自分の勤務先に来てたしょーちゃんと会う機会があり、そこで虐められてたしょーちゃんの涙に胸キュン。
    しょーちゃんは技術力が素晴らしいのに、無口でお客さんとのトークで盛り上がれないタイプの美容師。
    しょーちゃんの働くお店にスカウトされてきたのが、トーク上手なふくちゃん。
    だがしかし! ふくちゃんには秘密があって⋯⋯。
    自分、溺愛執着攻め、全然いいと思うんですけど、ふくちゃんのやり方は相当エグくて、しょーちゃんはかわいそうでしたね。いっぱい泣いちゃったし。
    でもね、失敗したのはふくちゃんで、上巻の終わりからは半同棲っぽいいちゃラブムードで、しょーちゃんも満更じゃなさそうだったのに、どうしてあそこで間違えちゃったかな? だからサイコパスって言われちゃうのかな?
    しょーちゃんが抱かれないまでも身体を触らせるくらい、心開いてたんだから、そのまま自然に堕ちるのを待てば良かったのに⋯⋯。つくづく残念。
    物語中にもあったと思いますが、支配できないとダメなのかな、どうしても? 独占という名の、支配の一歩手前までなら行けそうだったのに。
    本当に残念。
    この話、誰の話なのかなぁと思ったんですけど、ふくちゃんの話ですよね? しょーちゃん、絶対、ふくちゃんのお店に行っちゃうし、それでふくちゃん的にはハピエンなのかなぁ?
    メリバっぽいって聞いてたんですけど、ふくちゃんが本能のしあわせを知ることなく、この先を生きていくんだとしたら、本当に気の毒。しょーちゃんが来てくれて、ふくちゃんは支配欲から、あの「しょーちゃんがかわいそう」って思ったところに戻って、本当の意味でしょーちゃんが好きになれたらいいなぁと思います! がんばれ、ふくちゃん! 世の中にはメリバだけじゃなく、ハピエンもあるんだぞ!

    そんなわけで、サスペンス好きな人にはちょーおすすめです。刺激が強いのは苦手って方は気をつけた方がいいかもです。
    それにしても圧倒的に読まされてしまいました。背中からすごい風で煽られたみたいに、面白くて次から次へとページをめくりました。

    これからの読者さんにも、わたしと同じように素晴らしい読書体験ができますように。作者様、最高です!
  • ホワイトライアー【単行本版】

    芹澤知

    イケメンていいですよね
    ネタバレ
    2025年8月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ セールで発見! 試し読みしたらどうしても欲しくなっちゃって、他のマンガと合わせて散財しました!
    読み始めてみたら、買って大正解! スタイリストの慧と俳優の大河、初めてのカットの日、大河の変身が見物ですよね!
    その日を境に慧と大河はオトモダチになるんですが、何かが違う。そういう割り切れた関係のはずなのに、大河が優しすぎる。慧は勘違いしそうな自分と、男を見る目がなかった自分の間で揺れます。
    一方、大河は透明な器のような俳優。何色にも染まるけど、役から抜け出すことが難しい。これが、慧に会うとスッと役から自分に戻れるという設定。
    少なくとも大河にとって慧は必要な存在? でもどうして? 慧は大河を信じてもいいの? ――という流れで話は進みます。
    絵が綺麗で、とても丁寧に描かれているところ、気に入りました。でもそれよりやはり、話の展開が上手い! ついつい先が気になってしまうんですが、全1巻、残りページが少なくなると、このマンガは終わってしまう!
    そう思うと残念で、はやる心を抑えて、ゆっくり最後まで読みました。

    続刊希望! 是非、ふたりの素敵な未来を見せてほしいです。やっぱりふたりは夢見る未来に向かって、別々の道で頑張っていくんでしょうか?
    大河には申し訳ないけど、慧との時間を大切にしてほしいです。夢を多少、犠牲にしても(笑)! 自分勝手ですみません。

    とにかく最後までとても楽しく読ませていただきました。
    全1巻と短いですが、とても上手くまとまっているし、迷ったら「買い」です! ふたりの尊い愛を、一緒に見届けましょう! 再読にも耐えられる作品です。
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  • 冬知らずの恋

    夏野寛子

    壊れそうな
    ネタバレ
    2025年8月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ そっと触れないと壊れてしまいそうな、そんなふたりの切ない恋。愁は5年間、隣に住んでる従兄弟の千紘に片想い。千紘はそんな愁の気持ちも知らず、毎晩、愁の部屋に冷房を求めてやって来る。アパートの隣室、鍵は毎晩開けられたまま。
    ある日、寝ている千紘にキスをして抜いてるところを母親に見つかってしまい、女の子と付き合い始める愁。一方、千紘も窓を開けたまま、女の子を押し倒しているのを偶然見ていた愁。
    終わりにしなきゃ、としたキスがバレてしまい、千紘はその日から愁を意識するようになりますが⋯⋯。夜、忍んできては関係を求める千紘の本意が確かめられず。

    夏野先生らしさがいっぱい!
    「25時、赤坂で」が好きすぎて、夏野先生のすっかり虜になってしまいました。「25時」が好きな人はきっと、ハマれること請け合いです。
    線の美しさ、息を飲むキャラの表情、視線を持っていく間、そして静かで質量感のあるストーリー。夏野先生の真骨頂が表れたマンガです。
    夏野先生ファンには絶対おすすめ。
    しかしあの、エロの湿度はなんなんだろう? 湿度高すぎて、スマホを持つ手にじっとり汗をかきそうです。

    話は一直線ですが、大切に、大切にしたいマンガです。また宝物が増えた気分。
    夏野先生初めての方にも、もちろんおすすめ。
    繊細で壊れそうな恋を、どうぞ堪能してください。
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  • ひねもすのたり君と僕【SS付き電子限定版】

    木下けい子

    彼こそが特別
    ネタバレ
    2025年8月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 二度読んで下さい。
    最初はなおちゃんがクズ男すぎて、大好きな木下先生の作品なのにこりゃダメかな、と思いましたが、そのうちよーちゃんの愛が重くなって、それはもう重くて、この話は語り手がよーちゃんなだけじゃなく、よーちゃんの物語なんだなと思いました。
    ダメな男ばかり好きになるから、よーちゃんがいつまでも離れられない。だからなおちゃんはダメな男ばかり好きになる。
    まことにバカバカしい話ですが、実のところ、なおちゃんにとってもよーちゃんが誰よりも大切なのです。
    じゃあどうしてよーちゃんに「すきだ」と言わないのか? それは、よーちゃんがノンケだと思っているからです。
    本当はよーちゃんを甘やかしたい。頼られたい。そしてよーちゃんにはいつか相応しい女性が見つかって、しあわせな結婚をして、子供ができて⋯⋯なおちゃんはよーちゃんが好きだからこそ、そう願っているのですが、よーちゃんを手放せない。
    どうしようもない男を装ってまでして、繋ぎとめたいものがある。
    そしてよーちゃんもまたなおちゃんを守りたい。何をしても守りたい。仕方ないなおちゃんの面倒を見ることで、なおちゃんの隣にいたい。
    幼い頃から隣にいたからこそ、ふたりの関係はこじれてしまった。――そんな話です。

    わたしは番外の、「よーちゃんがモテないはずはない」に笑ってしまいました! 今までよーちゃんはどうやって貞操を守ってきたんだろう? 素敵な女性につい揺らいでしまうことはなかったんでしょうかねぇ?
    まぁでも、よーちゃんも大概、何も言えないくせに独占欲だけ強いヘボ男なんですよ、結局。
    他人にはどうすることもない、拗らせたふたりの恋。その不器用さにふっと笑えると思います。
    かわいらしい物語でした。
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  • 学ランの中までさわって欲しい

    登田好美

    学ランという言葉がすでに萌え
    ネタバレ
    2025年8月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 高校生、生徒会の新見と澤根の長ーい時間の物語。
    これは再読決定です!
    生徒会室、鍵をかけてカーテンを閉めて。学ランのふたりが、身体を触り合う⋯⋯それだけで萌えませんか? わたしはあらすじだけで萌えました(笑)!
    純粋、ネガティブ思考、ゲイ嗜好のあるかわいい新見と、真っ直ぐで悩まない、揺るがないノンケのイケメン澤根。ふたりが身体の関係になる契約を、新見から澤根に持ちかけて、なんとOK。感情を表に出さない澤根、澤根大好きだけど常にネガティブ思考(そこがいい)新見、身体だけの関係から前進しないかと澤根から持ちかけられるんだけど、新見は澤根が好きすぎて(ここアンダーライン)、自分と付き合うことで澤根に不利益があるんじゃないかと断ってしまう⋯⋯。

    ジレジレ。

    好きな人から付き合ってもらえるのに⋯⋯。そんな、ジレジレな新見がかわいい第1巻。悩む新見と直感的に進む澤根の対比が見どころ。
    その後、高校3年、大学生、社会人とふたりの関係が進んでいく過程が描かれています。

    エチシーン、それなりにあるんですけど、そんなに無くてもいい!! そんなものは少なくてもふたりの信頼関係は揺るぎないので、そういう細かいエピソードをその分、見せていただけたら良かったです。いや、エチすぎるわけではないです。ただ、心の繋がりがあるのがわかるから、身体の繋がりは最低限で良かったと思ったのです。
    だって、ふたりの繋がりが尊い⋯⋯。
    余計な言葉はなくても、新見を支え続ける澤根が尊い⋯⋯。

    かわいい新見(澤根が好きなのに身体の関係だけでいいとか言うあたり)もいいですが、新見に「かわいい」を連発するノンケの澤根、本当に新見なら男でも女でもいいんだなって感じがよかったです。

    学ランからどんどん成長していくふたりの、成長していく新見と、愛の姿をじっくりご覧下さい。

    わたしは再読しようと思ってるので、購入おすすめです!
    いいね
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  • 特級αの愛したΩ

    神波アユミ

    痛いけど、ただただ美しい物語
    ネタバレ
    2025年7月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 全人類に読んでいただきたい! それくらい、美しくて丁寧でエモーショナルに作られた作品です。
    オメガバースとかBLとかって括りに関わらず、作者様の気持ちが美しすぎて語彙を無くしてしまう。

    主人公の特級α(αの中でも100人に1人の逸材)礼と、礼の高校の同級生だった絵本作家のΩ司の物語です。

    高校時代は瞬きのごとく、ある事件のせいで終わってしまうのですが、その体感半年くらいのふたりの関係がものすごく綺麗で。無料版読んでいただければわかると思いますが、木漏れ日のようなキラキラした毎日。
    胸キュンです。
    しかしその短い幸せな日々はある事件で終わりを告げ、ふたりは奇跡的に10年後、再会するのですが。

    βの不妊が、増えてΩが代理出産することを認められた世の中で司は代理出産をするΩとして何度も協力を申し出るのですが、妊娠しない。これは過去のことが起因しているのですが、再会した礼にぽつりとこぼすんです。「赤ちゃん欲しかったな」って。

    一方、礼は特級αとして敏腕弁護士になっていて、代理母としての役目を果たせなかったことで訴えられそうになっていた司と偶然、再会。礼は特級αなのに子供を持たないという噂が流れていて⋯⋯。

    10年経ってからのふたりの再会。この先を書く必要があるでしょうか? 作者様は、「こうしてほしい」、「こうなってほしい」を叶えてくれる魔法使いのような方です。
    だから、安心してふたりの気持ちに寄り添って、ストーリーという川の流れに身を委ねていただきたいと思います!
    わたしはエンディングでじんと来てしまいました(涙)。
    BLで泣かされたの2作目です。

    青春のきらめきと、10年後の信頼。
    どちらも尊い。
    ぜひたくさんの方に読んでいただきたい作品です!

    ちなみに礼はもちろん好きですが、高校の同級生、美和ちゃんが、スペシャルすぎて!! 彼女の活躍に期待してください。

    残念ですが1巻完結のようです。
    でも、この1巻に、流れるような美しい物語がぎゅぎゅっと詰まっているので、あなたを虜にすると思います。
    ちなみに、わたしも買うか迷いました! タイトル地味だし、帯もビビっと来なかったし。
    でも迷って買わなかったら、こんなに素敵な読書経験を逃すところでした。読んで!!!

    ---追記
    続刊決定ということで、おめでとうございます!
  • 双子と先生

    かきのたね

    耽美
    ネタバレ
    2025年7月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 皆さんの言う通り、えちえちでした。はい、えちが苦手な人はお帰りください。
    更に言うなら、3P、リバ、2本、近親というワードが苦手な方も気を付けてお帰りください。

    ここにあるのは「愛」という名の純粋なえちです。双子と教師、3人の許されないちょっと歪んだ愛のカタチです。
    まず、1巻、白、黒はほぼほぼ、えちだけですので、耽美なえちに浸りたい方、お勧めです。繰り返し楽しめます。

    「え、ストーリーは?」という方は2巻から先にお進み下さい。教師の過去ラブストーリー、それから双子それぞれの違いがここに来て垣間見えてきます。
    黒子で見分けなくても、瑠璃は瑠璃、翠は翠だとわたしたちにもわかるようになります。双子で全部一緒、とふたりは言っていますが、やはり兄と弟なんだなぁと思いました。

    わたしとしては、インモラル、アブノーマルなえちが許容範囲内なら、耽美なえち作品として、購入をお勧めします。
    絵は綺麗ですし、えちも綺麗です。
    いっそもっとアブノーマルでもいいんじゃないかと思うくらいです。

    読み進めると双子も大学生になり、「双子と教師」度が下がりますのでご注意ください。
    えちだけ求めるなら、1巻と白、黒。ストーリー追いたいなら以下続刊までのお買い求めをお勧めします。
    とにかくタイトル通り、双子と教師がえちして、ドロドロになってお互いを確かめ合う話です。たまには濃厚なえちを純粋に味わってみてはいかがでしょうか?
    美人教師(男)と美人双子がお待ちしております。

    わたしとしては、高校時代の3人が好きです。
    画面いっぱい入り乱れて、ページが黒くて耽美です。
    瑠璃と翠なら瑠璃が好きです。
    教師がヤバいという意見もありますが、3人ともヤバいんで(笑)!
  • キスも知らないくせに

    木下けい子

    高校生同士の、不器用な恋の形
    ネタバレ
    2025年7月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さん買いです。前回『17』を読んだので、また衝撃的だったら⋯⋯と思ったけど、とってもかわいいふたりの恋物語でした!木下先生らしい、優しい空気感の中で、ふたりの高校生がじわじわと心の距離を縮めていく、昔、経験したようなむずむずした歯痒い恋。そんなお話です。

    優しくて明るく、人望のある、かわいい藤沢くんはある日、担任から1ヶ月遅れで学校に来る1つ年上の綾瀬くんの面倒を頼まれます。やり取りをするうちに、次第に「かわいい」藤沢に惹かれていく綾瀬は、とうとう藤沢に告白して。
    ふたりは付き合い始めるんだけど、男同士ということもあり、なんだかギクシャクしてしまう(女の子と付き合ってもスムーズではないと思いますが)。
    実は綾瀬は女性経験が豊富。いつも藤沢に対してイケイケな気持ちになってしまう。対する藤沢は付き合うこと自体が初めて。キスひとつにも、嫌じゃないのに腰が引けてしまう。
    藤沢がかわいくて、かわいくて仕方のない綾瀬は、怖がらせないでひとつずつ進めようと⋯⋯。

    等身大の男の子なりの悩みが描かれていて、とても微笑ましいと感じました。
    キスしたけど、その先は?となるところとか。かわいい。
    当て馬もいますが、正直、ふたりの間には入れなくて。キスより先は怖いけど、結局ラブラブなんですよねー。

    藤沢の友人の類くん!クォーターですっごくイケメンらしいんだけど、彼女なしー!性格もとても良いのに謎です。わたしなら類くんを見てるモブ女子になりそう!
    というわけで、類くんにも注目して下さい。

    あとはほんと、ラブラブで、読んでるこっちもドキドキが伝染します。これホント!
    ふたりの不器用な恋を見守れる方にオススメです。
    わたしはとても好きだなぁ~。
    日常の中のふたりの少しずつ進む恋に癒されてください!
    いいね
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  • 17

    木下けい子

    頑なな心と、強大な熱量
    ネタバレ
    2025年6月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さん買いです。タイトルとカバーでこの作品を買いました(4作目)。
    正直なところ、一読目、訳が分からなかったです。ブツブツ読んだというのもあるんですが、ユキがどうして先生を好きになったのかわからなかったし、あんなことがあって(1巻にレ〇プシーンがあります。要注意)、なんで??って思いました。
    他の木下作品とは違うなぁと思って外したかなぁと思ったんですけど、ぐるぐる考えてみると、これは先生の話なんだなぁと。
    17というタイトルですが、先生の頑なな心を17のユキが変えていく物語として読むと、印象がガラリと変わりました。
    そういう訳で、ユキはとってもイケメンですが、三島先生視点で読んでください。
    ずっと10年もの間、諦めて一歩も踏み出すことの出来なかった三島先生を、ユキの17歳という圧倒的な熱量で動かす物語です。
    連載に3年半かかったということで、時間の余白が大きい気がしますが、夜空の大きさに比べたら高校生活なんてそんなものなのかもしれません。番外ではユキは社会人になってるし。

    それにしても!
    脇役が狡い気がします。個人的感想ですが!
    津田くんはもちろん酷い。10年も片想いさせておいて、友人という立場で、気持ちを知っていながら生殺しでずるずる付き合って。ひとの気持ちなんか考えない無神経な男なんだなぁとひとりで怒ってみたり。
    それから蓮。絶対ほんのりでもユキのことが好きだと思うんですよ。なのに他人の恋路に口を挟むなんて酷い。あれこそエゴイスティックだなぁと思いました。若さ故に許されるのでしょうか?

    後ろ向きだった先生の心が、立ち止まって、前を向くことを選ぶマンガです。先生は臆病なので、その変化は本当に少しずつなので、じっくり一コマずつ読んでいただきたいです。
    わたしはまだ木下作品を読み続けると思います。先生の描く、繊細な世界が好きなので。
    どうぞそれがこの本を手に取ったあなたにも届きますように。
    いいね
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  • 4月の東京は…

    ハル

    痛い、切ない、突き刺さる恋
    ネタバレ
    2025年6月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 要約してしまえば、NYからの転入生・和真と、ゲイである優等生・蓮の初恋成就の物語なんですが⋯⋯。
    ふたりが中学生で出会い、惹かれ合い、大人になってから再会し、ふむふむと読み進めると、実は離れていた間に衝撃的な出来事が起きていたことが。

    これはもう、読んでいて辛いし、痛い!胸がキリキリ痛くなるというあの現象が。
    作者様に「そんなに酷くしなくても⋯⋯」と涙目で訴えたくなるくらい、ふたりの恋は苦しい。
    実は初回読んでから、さてもう1周、とはなりませんでした。それくらい辛いんです。

    中学生のあの雨降りのたった1日が、人生を、恋愛を大きく回転させてしまう。
    ここは、実際にご自分で読んでいただきたいので、詳細には触れずにいます。

    大人になって再会してから、離れていた間のことに触れない蓮。和真に、当時の友達との連絡も取るなという徹底ぶり。
    あらすじにもあるように、それでも離れ難いふたりはセ フレになるんですが、それで収まるわけがない。
    この物語はBLです。いくら和真がストレートだと言っても、ゲイの話なんです。
    けど、このふたりはお互いがお互いしか必要としてない愛の形を持っています。ゲイだから、とか、ノンケだから、とか関係なく、お互いだけを求める姿に、陳腐ですが心動かせれました。

    すごく、すごく切ないです。
    ですけど、読んでほしいなぁと思える作品です。
    わたしと同じ感動を共有していただきたいです。

    小冊子2023の方は、ふたりの後日談のかわいらしい話になっています。こちらもどうぞ。

    ちなみにわたしは蓮推しです!イケメンというか、かわいい。ドライなところもいいですが、デレて無邪気になるところも好き。心の中に複雑な想いを持っている、そんな強くて一途な彼を推します!

    シリーズ作品『四季』に、ふたりのその後が載っているということで、それがすごく評判が良いので購入検討中です!

    刺さる人には刺さる作品だと思います。
  • 金銀ささめくひみつは夜

    野白ぐり

    身分差を乗り越えて⋯⋯
    ネタバレ
    2025年6月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 異世界ファンタジーの恋愛もので作者さん買いです。が、とても面白く読めました。

    その世界では特殊な鉱物を加工することでいろいろなことに役立てているんですが、これはその中のある侯爵領の話。
    いつもキラキラしてるみんなのアイドル・アロイは侯爵家の後継者。鉱物の探査、錬成を行う花形部署の隊長。女の子にもちょー人気。
    対してミカドは事務方。眼鏡をかけていて表情を表に出さない物静かなタイプ。
    ところがふたりにはバレてはいけない秘密があり⋯⋯。

    と、要するにそういう関係なんかなーと思いつつ読んでいくと、ちょっと違う。
    実はミカドは侯爵家に引き取られた孤児で、子供の頃からアロイと一緒に育ったからこそ、身分差を感じているわけなんですが、なんでもできる顔をしていたアロイの本当の弱気な部分にある日気付き、子供のようなアロイを人知れず甘やかすことに。
    大人になってからも同じ城内で働き、普段は知らない顔をしているふたりは夜になると同じ部屋へ。爪まで磨いてあげる。
    アロイの世話を焼くことに熱心なミカドと、一つ年上でありながらミカドの前では甘えたなアロイ。
    このアロイがかわいい。
    普段のヒーローっぷりが嘘のようにデレになってしまうんです⋯⋯かわいい。
    そして実はふたりは大人の関係かと思わせておいて、アロイの性欲処理を手伝っているだけで、最後までいってないんですね。箱入り息子のアロイは初めての時からミカドに手伝ってもらっていて、大人になり知識も身についてからはそんなミカドに対し、焦れったいと感じている⋯⋯。
    ところがある日、ミカドに縁談が持ちかけられて――?

    飛び越え難い身分差。
    誰にもバレてはいけない関係の中、ふたりはどうやって困難を乗り越えるのか?

    この作者さんは美しく物語を全1巻にまとめてしまうので(もはや職人技!)続きが気になるところではありますが、1巻をぐるぐる読んでも十分に楽しめる物語性と、絵の美しさがあると思います。
    特に絵!色っぽい男子は好きですか?わたしは好きです(笑)。その色っぽい絵に惹かれて、ついページを行ったり来たりしてしまいます。
    ということで、ふたりの表情に注目して読んでいただきたいところです。

    あまりファンタジーお好きじゃない方でも楽しんでいただけるのではないかと思います。
  • それは春の終わりに

    野白ぐり

    「恋」の話
    ネタバレ
    2025年6月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さん買いです。春くんと中原さんの恋の話。
    それまで感情に激しい起伏のなかった春は、にこやかで穏やかな外見とは裏腹に、何事にも感情を揺さぶられたことがなかった。
    のに、異動先の中原さんに出会って、知らない感情を次々と知ることになります。
    中原さんから目が離せなくなった春に、隣人から「それは恋だよ」と教えられますが、実は中原さんも外面の良い、中身はドライな人物で。

    中原さんから「大人の遊び」に誘われ、関係を持ちますが、そこで中原さんにも変化が⋯⋯。遊びだと言ったはずなのに、春からの連絡を待ち続けるはめに。

    という似た者同士でありながら、10歳程度年の差のあるふたりの「恋」の物語です。
    お互い、世の中のこと、他人の感情に対して鈍感に生きてきたのに、知り合って初めて、激しい感情を知る。そこがこの物語の骨になっていて、わたしとしてはどんどんデレていく中原さんが年上なのにかわいいなぁと思ってしまいました。
    中原さん、好きです!

    一般的には穏やかに見えて実は熱いところがあり、面倒みの良い春の方が人気があるのかもしれない⋯⋯。

    作者様の作品は『雷雷来世』から読み始めて4作目。いずれも全1巻と短いのですが、短さの中に丁寧にキラキラしたものがギュッと込められている感じがします。
    春の始まりとともにはじまる恋の物語をぜひ、流されるように楽しんでください。
  • 雷々来世

    野白ぐり

    胸がぎゅっとなるストーリー
    ネタバレ
    2025年6月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ある国の王子と騎士の転生もの、と言ってしまえばそれまでなのに、胸がぎゅっと苦しくなるのはなぜなんだろう?
    似た設定の話は主人公・七星(騎士)が言う通り、出尽くした感があるのに、この物語はひとつひとつの思い出に心切なくなります。
    雷央(殿下)と七星の思い出はどれもささやかで、かわいらしい。劇的ではないけれど、繊細でロマンティック。
    子供の頃からひとりで泣いている殿下を慰めるのが七星の役目で、殿下が成長するのを優しく見守るも、『独占欲』が心の奥に巣食ってしまう。
    殿下が婿入りで隣国に行った時も、殿下に子供ができた時も(!)、見守ることしかできず、ついには⋯⋯。

    ここで、わたしが読んで良かったなぁと思ったのは、よくある転生もののラノベのように、ふたりが死に別れする(内乱などによって)ではなく、ただふたりの暖かな、そして切ない記憶だけで物語が終わったところ。
    「どうせどっちかが死ぬ時に来世でも守るって約束したんだろ」とうがった見方をしてたのですが、最後まで殿下と騎士のささやかな思い出の積み重ね、心のすれ違いにドキドキ。
    とにかくそのストーリーが切なくて、ページをめくる指が、もったいないくらいでした。

    物語の冒頭、あまり再会に好意的じゃないように見えた七星の胸の奥にある激しい想いの記憶に泣かされてください。

    雷央は終始、かわいいです! 陛下になってからは麗しいという感じですが、殿下だった頃、現世、とてもかわいい。それは七星の庇護欲をそそったことでしょう。だってあんなにかわいいんですもの。
    1巻完結なのは残念ですが、ささやかな前世の記憶の物語としてはこの長さで良かったと思います。戦争とかにならなくて良かった!

    ネタバレ読んでもページをめくるのが惜しいくらいキュンキュンすること、保証しますので、安心して手に取ってください。
    作者様が、丁寧に、丹念に作られた箱庭のような上質のおとぎ話を楽しめます。

    なお、えっちぃシーンもちゃんとありますので、そちらをお望みの方も大丈夫です笑
  • 酔っ払い令嬢が英雄と知らず求婚した結果 ~最強の神獣騎士から溺愛がはじまりました!?~【単話版】

    オオトリ/長月おと/中條由良

    溺愛完璧な作品
    ネタバレ
    2025年6月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 無料を読んで虜になってしまいました~!ヴィエラもかわいいんですけど、やはり騎士様が♡なんですか、あのかわいい三つ編み!
    続きを知りたくて原作、我慢できずに読んでしまったんですけど、終始、オオトリ様の美麗なキャラクターが頭の中で動き続けていました。かわいい三つ編みにも理由があり⋯⋯。
    この先の展開は契約婚、三角関係であるにも関わらず婿殿がめっちゃ溺愛モードに入ってしまい、ヒロインをドキドキさせっぱなしなところ。まるで自分がドキドキさせられているような胸キュン展開満載。当て馬の後輩も、最初は「拗らせキャラの当て馬かよー」という感じなのに、彼にも感情移入してしまう感じです!
    原作丸ごとコミカライズとなると、ハラハラドキドキの展開もあるので、読めば読むほど深みにハマる。原作自体がとても面白いし、オオトリ様の画力で魅力的なキャラクターたちが可視化できる!
    CMから来ましたが、とっても良い作品に巡り会えました。こちらの続刊も期待してよろしいと感じました!

    婿殿は大事にしましょう~!
  • 制服、深夜2時。 【電子限定特典付き】

    コウキ。

    愛おしいカプ
    ネタバレ
    2025年6月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ BLアワード2025描き下ろし特集から来ました。絵が!とにかく絵が綺麗だったので!
    1巻しか出てないので続きが気になっちゃうかなーと思って買うのを躊躇ったんですが、買って正解でした!もう月王くんも衛星くんもかわいくて、かわいくて。他のマンガに出てくるような生意気DKと違う!衛星は1軍男子なのに、性格デレだし(それでいて告ってきた女の子のアフターケアの素晴らしさ)、月王はいつか衛星にリベンジするために恋愛の勉強しながらも学校では黒マスクしてそういうの隠してるし。
    過去、月王が衛星に下手な告白して、挽回をしようと奮闘してる姿もかわいいし、そんな月王にめちゃくちゃ甘えちゃう衛星もホントかわいい。
    特に「2文字」にこだわる辺り、幼なじみならではなのかなぁ、愛おしくさえあります。
    全編通して「してる」ことが多い気もしますが、年下の衛星が頑張ってるところ、多分、顔に出さないけど月王もテンパってるに違いないところも良き。これもまた描き込みすぎてなくてバランス良き。
    買ってよかったなぁと思いつつ、続きが気になる!!!
    衛星を(ツンなふりして)甘やかしまくる月王が是非、見たいです。続き、どうなるのかなぁ。続刊、お願いします!
    ふたりを好きになっちゃった皆様方、一緒に応援、よろしくお願いします。それまでリピで頑張ります!
  • アバウト ア ラブソング【単行本版】

    夏野寛子

    丁寧な心理描写と絵が描かれてます
    ネタバレ
    2025年6月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 赤坂で、にハマりすぎて覚えるほど読んでしまい、こちらの作品に触手を。赤坂で、とは違い崖っぷち28歳バンドマン×かわいい高校3年生男子の、手を取ってはいけないラブソングの物語。

    バンドマン星名は、同じバイトの瀬戸くんに癒される日々。ところがひょんなことから手を出してしまい、事後、彼が高校生だと知ります!同意の上とは言え犯罪(?)と歳の差に戸惑う星名。一方、瀬戸くんは進路に悩んでいる話を真剣に聞いてくれて、胸に響くアドバイスをくれた星名に真剣になってしまい⋯⋯。
    星名も煩悩と戦いながら、自分をずるいと言いつつ、ずるい大人にならないように考え続け、できたラブソングを瀬戸くんに送るのですが。

    このラブソングがエモい!「手を振りほどくことが愛」!これがしかも赤坂で、の「昼のゆめ」のテーマソング!こんな曲、実際にあったらジーンと来てしまうなぁと思っていたらこの曲が爆売れ。瀬戸くんは、星名からの別れの歌と受け取り、日々、ふたりの距離は遠ざかっていくのです。教室でも聴こえる星名の歌声に、瀬戸くんは星名が手に届かない存在になっていくと感じて、卒業式を迎え⋯⋯。

    終始、瀬戸くんに手を出すことに躊躇う星名。彼には瀬戸くんがピュアで汚したらいけない存在。好きだけど、手を取らないのが彼なりの愛。言葉をひとつひとつ選んで、誠実に瀬戸くんの若さに向き合う姿に好感。大体、瀬戸くんこそずるい。若さでキラキラが溢れてて、体当たりで星名に猛烈アピール。そこで揺らぎそうになりつつ踏ん張る「頑なな」星名の愛の深さに感服です。

    Hが見たい方には小冊子をお勧め。本編は出しかけた手を引っ込める大人の愛の物語なので。

    それから、この物語はひとコマひとコマが、凄く丁寧に描かれていて、夏野先生にとっても特別な作品なんじゃないかなと勝手に思いました。絵が本当に美しいです。そこも堪能していただきたいです。

    ちなみに引っ張って引っ張ってのハピエンです♡ハピエン厨の方々も喜んでいただけるかと。
    若い枝のように大人になる瀬戸くんの手を、ずるくなりたくない星名がどのように取るのか楽しんでください。
    瑞々しい物語だと思います。
  • 25時、赤坂で

    夏野寛子

    麻水さん☆
    ネタバレ
    2025年6月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 最初は瞳がキラキラした白崎くんがとても魅力的だなーと思って読み始めたんですが、巻を追うごとに気怠げな麻水さんの中身が見えるようになって⋯⋯。すっかり麻水さんの出るコマを、セリフひとつずつ漏らさないように見るようになってしまいました。

    まず絵がとても丁寧で、ふたりの魅力がガンガンに伝わってくるところが素敵。それから、ふたりの繊細な感情の変化が伝わってくるところが好き。ふたりとも全然中身が違う人間だということが、広げて、登場人物すべて、ひとりひとりの感情の動きが伝わってくるところ、魔法みたいだなぁと思いました!

    残念ながらドラマは観てないんですが、声フェチなのでドラマCDに興味アリです(笑) あの怠そうでなんにも興味無さそうな(本当は中身複雑にぎっしり)麻水さんの声と、真っ直ぐで忖度なしの白崎くんの声を聴いてみたいなぁと。
    お互いに肩の力が抜けて、リラックスモードになってる時のかけ合いにも興味あります。

    ドラマ化作品ということで、「本当に面白いのかなぁ」と穿った見方で読み始めたんですけど、5巻が終わって「ええッ!? もう終わりかよ!」と仰け反りました(笑)。
    中身は濃厚で、一気買いしたんだけど、初めて一晩で読み終わりませんでした。面白かったのに眠気に負け⋯⋯。こんなこともある程、ぎっしり詰まった中身です。
    もっともっともっと、麻水さんのわかりにくい中身を見たい! この作品は続刊の見込みはないんでしょうか? ふたりのキスシーンをもっと見たい!(←そこかよ)

    一気買いは勇気がいりましたが、買って、読んで、損のない作品だと断言します! 麻水さんに酔ってしまったー。
    えっちぃシーンとそれ以外のシーンの比重がバランス取れてるところも作者様の素晴らしいところだと思います。まさに才能!

    今、1巻無料なので、白崎の瞳に魅入られた方(1巻はここが推し)、是非、購入を。今ならお安くなってます♪
    いやー、麻水さん、沼。ずぶずぶハマってしまいました!
    未読の方にもこの気持ちをお分けしたいです。

    追記 2025年10月からドラマの2ndシーズン始まります。内容は2、3巻の模様。テレ東系です。楽しみ~!2巻がすごく好きなので!
  • 灰かぶりコンプレックス

    木下けい子

    直純さん、ご馳走様です☆
    ネタバレ
    2025年6月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ クズかもしれないけど、直純さんが素敵すぎて目にも心にも悪いです☆ どの辺が「直」で「純」なのか訊いてみたい!
    一コマ一コマの直純さんがクールで、目が悪くなりました(笑)。
    カナちゃんやミチルさんにダメ出し喰らいまくってた直純さんですが、わたしにも王子様にしか見えません。わたしも智紀と同じく面食いなのかも!?

    木下先生の作品はこれで3作目の購入なんですが、どの作品も安定のイケメンが出てきて、ムード満点で、とても素敵で大好きです。癖になってしまいました。

    今作は直純さんのせいか(?)えっちぃシーンが多くて、直純さんの色気にドキドキ。でも読んでいくうちに、直純さんは愛に対して不器用なんだなぁと、つまり身体を重ねることが愛なんだと思っているところがあるんだなぁと。
    そうやって読むと、直純さんが一段とかわいく見えてきます。

    他の方のレビューでは前半の直純さんは好きになれなかったという意見を目にしましたが、わたしはツンデレ好き、特にツンが好きなので、気にならなかったです。

    智紀が雪国魂でかわいいのはもちろんですが、頼りがいのあるイケメン・カナちゃん(彼はゲイなのか?)と、いつも優しくて紳士的なミチルさんも、トモちゃんにメロメロなのが良かったです。

    しかし⋯⋯人間違いだったとは言え、ルックスだけでミチルさんより直純さんを追いかける智紀、面食いの中の面食い!
    読んでるあいだは、いっそカナちゃんにもらってもらえばいいのに、とも思いました。カナちゃんもハイスペック!

    更に運転手の鈴木さんが、いつも直純さんに振り回されていてお気の毒で⋯⋯。クレープの下り「本当によろしいのですか?汗」なところが気の毒すぎました! 好きです、鈴木さん。

    そんなイケメンたっぷりの物語を皆さんが好きになってくださるといいなと思います。
    全6巻! 読み応え十分。わたしは一気買いでした!笑
  • 恋をするなら二度目が上等

    木下けい子

    大人のイイ男の匂い
    ネタバレ
    2025年6月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 全編通して、大人の男のいい匂いが漂う作品でした。
    煙草でも、酒でも香水でもない、いい匂い。宮田君なら『加齢臭』と言いそうですが、そんなんじゃなくて、先輩なら「キミ、そういうとこ」と突っ込んでくれそうです。

    純粋だった学生の頃、駆け落ちの約束をした先輩と、仕事で再会するところから始まります。あの頃かわいかった宮田君はすっかり現実主義で合理主義に。先輩はいまだ美しくロマンティックなまま。

    ふたりの駆け落ちは、実は先輩たちの間で、宮田君が来るか、来ないか賭けられており、それを知った宮田君は待ち合わせ場所に行かなかったのでした。休み明け、宮田君は先輩に知らせずに転校してしまい、ふたりはそれっきりに。
    この駆け落ちの話が、全編通してふっと湧いて出て、お互いその時の心情や真実に気付くひとつのポイントになっています。
    「ずっと」、「一生」⋯⋯幼かった宮田君はかわいらしくて、ふてぶてしい合理主義者となった今でも、先輩の目からはかわいらしく見える。そんな先輩の表情にキュンとします。

    宮田君から見た先輩はあの頃より(年齢の差も)近くなっていて、先輩から見た宮田君はすっかり大人の男になっていて、先輩は宮田君の新しい顔を見る度に惹かれていったんじゃないかなぁ、と。そういう顔をしてる。うんうん。

    木下先生の作品は『京極家』シリーズに続き、2作目です。ストーリーは非現実的なのに、現実社会を感じさせられるところ、それから先生の描く線が好きです。
    今作も、繊細な線で美しい大人の男性が描かれていて大満足でした。
    はーっと、いい溜め息が出ちゃうくらい。尊い。
    大人の恋を読みたい方にオススメの作品です。

    ちなみに私は素敵な先輩も勿論好きですが、漢気のある、あの頃は純情だった宮田君が好きです。ガチャガチャしているように見えて、少しずつ恋に落ちていく過程もよかったです。

    とりあえず、難しく考えずに無料立ち読みからどうぞ。
    わたしは一気買いして宝物がひとつ増えた気分です。
  • ナカまであいして【電子限定かきおろし漫画付】

    百瀬あん

    中(身)まであいして!
    ネタバレ
    2025年6月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 他サイトで読んでたんですが、すっごい人気ですね!
    楪のツンデレにヤラレた方がたくさんいるということかと!
    だって、絶対にかわいいし。
    その楪を上手く手懐ける包容力ある常磐も魅力的。

    お話は、男の子同士のえっちぃことに興味を持った優等生で、顔が女の子よりかわいい楪が、ひょんなことから軟派だと毛嫌いしていた同級生、常磐と関係を持つところから始まるんですが!

    まず、優等生でありながらそんなことに芽生えてしまった楪の動機がかわいすぎる(笑)! 勉強のしすぎ!

    それからわたしが特に好きなシーンは図書館で尚太を待ってる間に常磐が暴走するシーンと、学祭の不審者オジサン事件の後、ふたりの気持ちが繋がっていくシーンです⋯⋯。良き。

    全体的にえっちぃんですが、高校生らしい悩み事が多かったり、かわいらしい。ハマる人続出なのもわかるなぁ。
    えっちぃのが大丈夫なら、かわいい楪(ホントにツンデレ美少年)とカッコいい常磐(男前)を見るためにご購入おすすめします。
    高校生の恋愛に、にやにやしちゃいますよ!
    いいね
    0件
  • 君は春までぼくのいぬ 【電子限定特典付き】

    劣情

    続きは!?
    ネタバレ
    2025年6月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ジャケ買い、と言っても過言ではない美麗カバーイラスト。作者様、色彩センスがとってもいいです! 好み!

    ストーリーは高校生Ωバース。成績優秀眉目秀麗な青くんはみんなにαだと思われていたのに実は⋯⋯というお話。
    わたし、普段、単行本買いなんですけど、カバー綺麗だし、中身も無料で読んで気になったし、迷いに迷って買いました。
    しかし! 完結してしまったじゃないですか!
    えぇー、ホントにこれで終わり?
    せっかく面白かったのに、続刊はー??となりました。
    エンディングにいたる前のところを、もうちょっと細かく読んでみたいです。青と紅雄がどんどん惹かれていく過程は、すごく素敵な空気感で、続きが気になる作りになってます。
    絵も綺麗だし⋯⋯。

    というわけで、惜しむらくはページ数増やして、もっと細かくふたりの関係が変わっていく過程を見たかったです。
    でもとりあえず終わってしまったので、続刊が出るといいなぁと希望。もっとじっくり読ませてください。
    先生にページ数を!!!

    キャラ的にはワンコ紅雄はかわいかったものの、なかなかなびかない青が色気たっぷりで好きです。彼のバックグラウンドも含めて。

    みなさんで購入して、続刊を希望しましょう! このままじゃ生殺しです。ご協力お願いします!
  • 滅法矢鱈と弱気にキス

    腰乃

    単行本、待ちきれず⋯⋯
    ネタバレ
    2025年6月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊が出るとネットにあったんですが、待ちきれず単話購入。2巻の続き、気にならないはずがない!
    概ねこうなるだろうと予測がついたので余計に待ちきれず。

    単話、読んでる間、涙止まらず。腰乃先生、泣かせ上手ですよ。この物語を読み始めた時、自分が泣くなんて思ってなかったです。(前巻も泣いた)
    どんなに悲惨な設定のBLでも、俯瞰して読んでいたのに、俯瞰なんてとてもできず。設定が悲惨なΩバースなんてごろごろあるのに、この物語はわたしを泣かせてくる。心を打ってくるんです。

    ずーっと自分だけのαを待ち続けた静香の気持ち、まだαになったばかりで戸惑うばかりの16歳、横須賀の気持ち。どっちもキリキリ伝わってきて、切ないばかりです。
    ああ、単話を買ってしまったけど、また生殺しに戻ってしまった!!!
    静香は、静香はどうなった!?
    ねぇ、先生、早く教えてください!!!
    って、これなら単行本待てば良かったんだろうか⋯⋯。
    でも続きが気になって眠れなかったもので。

    いろんなΩバースありますけど、この作品、本当に読んでほしいです。コメディからのシリアス展開。上手い! 次話への引っ張りも上手い! 一度、読み始めたらぐいぐい読まされてしまうこと請け合いです。
    もしかしたら絵が苦手、という方もいらっしゃるかと思いますが、キャラが立っていて、気にならなくなると思いますので。

    いつも長ーいレビュー書いちゃうんですけど、この作品はこれ以上書けません。とにかく主人公たちの気持ちの動きに揺れながら読んでいただけたら幸いです。
    静香先生、大好きです。
    こんな素敵な物語をありがとうございます。

    ---
    22巻出ましたねー!(喜)
    続きを読める幸せ。先生とタケシくん、ありがとう!
    まだまだ単話、追わせていただきます。勿論、コミックス出たら買います^^
    元気な静香先生に会いたいなー。
  • 滅法矢鱈と弱気にキス【コミックス版】

    腰乃

    Ωの献身に涙
    ネタバレ
    2025年6月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ Ωバースですが、他の作品とはちょっと違う。
    市役所の相性チェックで92パーセントを叩き出した高一の転換αと研修医Ωの物語。

    92パーは運命の番数値なのですが、この作品ではかわいい女の子Ωが多いため、高一の横須賀は研修医の静香(男)を完全拒否、というコメディタッチで始まります。

    静香は行き遅れてるので、横須賀にぐいぐい迫ってくるんですが、元はβだった横須賀はそれについていけない。
    「娶ってくれ」と迫ってきても、ここがキモで、横須賀、まだ16なんですよー。結婚なんて全然考えられないお年頃。
    静香の猛烈アタックに失言ぶちかまして傷つけまくり。

    しかし横須賀が事故に遭って静香が担当医になってからじわじわと距離が近づき⋯⋯元来持ってるΩの自分のαに対する献身的な態度に心が揺れて。
    自分のαがΩを大切にしないと弊害が出ると知って、少しずつ横須賀も態度が軟化して、静香を大切にしたいと思い始め⋯⋯。

    って、あらすじだけじゃないサムシングがこの作品にはあります!
    もう、静香先生の献身には私も泣かされました!
    コメディタッチのマンガなのに、泣くとかありますか?
    横須賀のことを一途に想う姿、過去の経験からαにとっていいΩになろうとする優しさ、何処をとっても尊い。キュンとせずにはいられません。

    そんな静香に、まだ幼さが残る中、少しずつ成長していく横須賀も応援したくなる! 友人たちも応援してくれるのに、なかなか素直になれない。

    今までずっとあったであろうヒートでの2週間の入院に「今、離れたくない」と思う静香の気持ちに涙、涙。
    恋ってこういうものですよね?
    確かにふたりは『運命』なのかもしれないけど、知らない者同士、しかも年齢差があって、横須賀が幼いのにお互い惹かれないわけにはいかない。

    このマンガは普通のΩバースをひょいと超えた作品だと思います。

    Ωバースにエロを求めている方には物足りないかもしれませんが、純真な乙女心を求めている方にはぜひ、お勧めしたい作品です!

    まだ単話が続いているらしいので、どうか早く、早く続刊をお届けください! じゃないと暗記するまで読んでしまう!
    静香先生、どうなっちゃうの~?泣
    そう思っている読者が多いと思います。
    どうか続きを! 胸キュンの補充を、よろしくお願いします。
    いいね
    0件
  • 体感予報【描き下ろしおまけ付き特装版】

    鯛野ニッケ

    あ?(言葉足りない)
    ネタバレ
    2025年5月31日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 天気予報士・瀬ヶ崎さんと、崖っぷちエロ漫画家・ダヨの「あ?」な恋物語。
    ダヨは売れないエロ漫画家。このままだと仕事も打ち切られそうな中、大学の先輩瀬ヶ崎さんから衣食住を保証する代わりに言うことを全部聞けという『奴隷契約(笑)』を結ばされます。漫画家をやめたくないダヨは、その契約を飲むのですが、まさか下の相手まで――。

    というのがプロローグ。
    正直になれない不器用なダヨと、好感度製造マシーン、外面王子の瀬ヶ崎さん、一体瀬ヶ崎さんはいやいや期爆発中の冴えないダヨのどこに惹かれたのか? それがこの作品の見所です。

    とにかく瀬ヶ崎さんがかわゆい! ダヨが何すると、すぐに反応して「あ?」となる! 瀬ヶ崎さん、ダヨには素を見せてるにせよ、かわいすぎるだろ、この攻め!
    えっちぃシーンではダヨにめろめろ、気持ちよさそうな顔見せてくれるし、言葉選びが下手なところも外から見てる分には魅力的。ダヨは振り回されっぱなしでかわいそうではありますが。

    そんなダヨも不器用で、瀬ヶ崎さんを「アンタ」呼ばわりしてる! 本当は『晴れ予報』を待つほどズブズブに愛しちゃってるのに。

    お互い、相手は自分を愛してると信じられるようになっていく過程が見ていて良きであります。もっとも、ダヨは瀬ヶ崎さんの顔ばかり描いてるので、ダヨ以外の皆はダヨが瀬ヶ崎さん好きだということに気づいちゃってますが!

    BL道邁進中の私ですが、この作品は安定していて安心して読めます。うん、うん、という感じ。そして全編ハッピームードに包まれているので、読後ハッピーになれます。
    口が悪いけどダヨに甘々な瀬ヶ崎さん、もっと怒って! 嫉妬してめちゃくちゃなことを言う彼の姿は時に胸をじーんとさせます。

    おまけ目当てで単行本買ってますが、単話が続いていてよかった! しかも今、大変なことになってるみたいなので単話買っちゃいそうで⋯⋯早く2巻の供給お願いします!

    ところで瀬ヶ崎さんはそもそもゲイだったんですか? ダヨ専用? 絶対、モテたと思うので女性経験豊富そうに見えますが?

    それから、カレーはダヨの不味いカレー食べてから豚肉一択ですか? ダヨに教えてあげて下さい(笑)。

    脇役の万さんも大好き。
    お勧めいっぱいの本作です!
  • 神様なんか信じない僕らのエデン

    一ノ瀬ゆま

    ショーゲキ!!!
    ネタバレ
    2025年5月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 衝撃のΩバース!
    何しろ巻頭にあのΩバースの説明がない! なぜならこの物語は初のΩバース誕生秘話だから。

    ある日、全国級天才高校生の織人の気になる同級生西央くんからすっごくいい匂いが⋯⋯。はい、ここでΩバース好きな人にはわかると思いますが、西央くんはヒートを起こします。しかもフェロモンは織人にしかわからない!
    えー、αじゃん!
    となりますが、物語は普通の現代社会。Ωバースの世界線にないのです。でも悶々といい匂いを発散し続ける西央。体調が悪そうに見えたので、真面目クン織人は西央くんを保健室に運ぶつもりがイベントの時しか誰も来ない校舎外れの体育倉庫へ!!! いやーん、もうその先の展開、わかります?
    全然、自分たちに起きていることがわからないまま、ふたりは性衝動にかられ⋯⋯。

    またこれが、西央くんが色っぽいんですわ。わたしは普段、攻め推しなんですが、西央くんのフェロモンにはやられそう⋯⋯。理性の塊の織人くん、欲望に身を任せって当然ですよね? そもそも織人くんは、教室でかっこいぃ西央くんに憧れてたので、「え? なんで西央くんとこんなこと??」と思いつつ、初めてのくせにバリバリです。結構、卑猥なのでえっちぃの苦手な方は注意してください。

    でもね、Ωバースにえっちぃシーンは避けられないですよね? うんうん。

    フェロモンは作画中、香り高いお香のように描かれており、今、織人が感じているフェロモン量がわかるという。
    しかし、織人はやはり理性の人であって、うなじを噛まないんです! Ωバース知識なくても本能的にうなじを噛みたくなるらしいんですけど、噛まない! なぜなら西央くんが痛くなっちゃうから! 偉い、けど噛め! 多分、ふたりは運命の番なんだからガブッといっちゃえ、と焦らされてみました(照)。

    上下巻は初めてのヒートを体育倉庫で1週間やり過ごすというライフハック的要素ありのドキドキ展開。色っぽい西央くん満載。
    2巻以降(現在3巻まで配信)は、学校の合宿中に二度目のヒートが来てしまうというあらまぁな危機を乗り越えようと織人の家に西央くんを連れ込むという超大胆さ!

    物語の設定もさることながら、とにかく絵が美しいので一コマずつ堪能してください。欲を言うなら1巻の頁数を多くしていただけると。面白くてすぐ読んじゃうので!
  • 愛し

    くれの又秋

    濃度高め
    ネタバレ
    2025年5月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 読後感、なんとも言えないなぁという感じ。
    誰かを好きになっては遠ざけてしまう芦田。孤独感?乾き?からヒトを欲して冷めてしまう。今までの『恋』は『恋』じゃなくてヒトの温もりを求めていただけだったのでは?

    そこに翔真みたいな、素直で純粋な男が現れて、彼の優しさに次第に惹かれていくんだと思うんだけど、リバの意味はあったのかな、とは思ってしまいました💦
    確かに翔真くんに男でも女でも同じ人間だと言っていましたが、行為の違いを教える必要が??? 最後に押し倒した時も攻めだったし⋯⋯芦田は誰でもどんなことでもニュートラルだってことを表現したかったのでしょうか?

    どんな翔真くんでも好き!みたいな感じが滲み出ているような気がしますが。

    ラストに近づくにつれて、どんどん翔真に惹かれていく自分を実感して、また捨ててしまったら⋯⋯と躊躇う姿が魅力的でした。そう、そこが魅力的。
    これから読む方には、わかりやすい翔真目線で描かれたこの物語を、芦田目線で、芦田の繊細な気持ちを追いながら読んでいただけると、極上な物語になると思います。

    同衾して、お互いの匂いを好きになるという下りがわたしには一番ジンと来ました。

    ちなみにリバと描かれてますが、そういう描写は意外とタンパクで、流れるように過ぎていく感じかな、と思います。
    ガンガンにえっちぃ描写ではないです。

    芦田の心の物語です。
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  • 【無料】よりぬきたいえび&めーサム -鯛代くん、君ってやつは。お試し版-

    ヤマダ

    初BL
    2025年5月21日
    『鯛代くん~』は元々pixivで読んでたんですけど、商業誌に移ってしまいどうせ有料になったなら、と、アニメイトで初めて買ったBL本です。それくらい推せます。
    特に本誌掲載分の2巻、神回かと思いますので!!! ギャグ、コメディ調からどんどんときめくこと請け合いです。
    買い控えの方、どうかご購入を検討なさって下さい。
    あと、漫研のみんなも嫌いにならないであげてー。
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  • 被写界深度

    苑生

    早川派です<(_ _)>
    ネタバレ
    2025年5月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 早川と紺ちゃんの物語です。
    チャラチャラしていつも笑顔の早川。早川には実は過去のトラウマがあって、紺ちゃんに対して複雑な気持ちを持っています。
    この、冒頭!
    この部分では、チャラ男の早川が紺ちゃんを良くも悪くも意識する理由がよくわからない。でも読み進めていくと、早川がいつもヘラヘラしてチャラチャラしてる理由が、悲しい過去に繋がってたことがわかり、紺ちゃんへの想いも自然と理解できるようになって⋯⋯。そこまでが1巻。

    2巻はふたりの3年後。紺ちゃんパート。間に彼女がいたと言っていたところを見ると、早川との過去は黒歴史なのかなぁと思うんだけど、今まで誰にも理解されず嫌われないように自分を騙してきた早川が、好きな音楽を一生懸命やってるのを見て――。
    3年間を見ておけばよかった、というところがじーんと来ました。

    レビューを見ると紺ちゃん派の方が多数のようですが、わたしは早川の弱さ、紺ちゃんと出会って、過去を脱ぎ捨てようとがんばる姿勢に惹かれました! でも早川の髪型、高校生の頃の方が好き!
    紺ちゃんは優しいというより、まさに一貫して自分に正直なんだと思います。

    このままえっちぃ描写はなく、美しく終わっていくのかなぁと思っていたら、非常に現実的ないたし方で、とても好感度高(笑)。するりとヤッちゃうより、現実的な描写、好きです。タオルとかね! 紺ちゃん、ナイス! お道具の方も「買ってきた」という感じにビニール袋に入ってるのもツボです。

    どなたかが、一気読みした方がいいと書いてありましたが、映画のように流れていくストーリーなので、その方がいいかも。かく言うわたしも夜中に一気買いして、今、明け方です。一通り読んだので、後は噛みしめるように繰り返し読みたい。

    紺ちゃんの漢気で、早川の自己肯定感上がるようにべろべろに甘やかしてあげてほしいなぁと思います!
    思いやりのあるやさしい物語だと思いました。続き出たらうれしいなぁ。SSでも⋯⋯。
  • ネバーランドの白川さん

    ことのは紬

    タテ!
    ネタバレ
    2025年5月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ タテの顔が好みだったので読み始めたんですけど。
    なんだこれはー!?
    シラがこんなに中身までかわいいのに、タテの返事が訳分からん(2巻立ち読みまで読みました)。
    少女マンガなので、これから紆余曲折あって、誤解があったからとかなんとかでハピエンなのかもしれないけど⋯⋯久しぶりにめちゃ少女マンガという作品を読んで、続きが気になって仕方ないです。完結まで一気読みしないと動悸がおさまらない感じです。
    タテ、許すまじ。あんなにかわいい恋するシラを泣かせるなんて⋯⋯。シラもきっともっといい男がいるよ、とわたしが花ちゃんなら言ってあげたい。

    というわけで、ドキドキが止まらないマンガです。ときめき供給源にどうぞ。
  • 【コミックス版】オメガポルノ

    広里かな

    爽やかオメガバース
    ネタバレ
    2025年5月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ オメガバースというと、BL好きでもちょっと構えちゃうところあると思うけど、本作はさっぱり爽やかな石鹸の匂いみたいなオメガバース。
    無料で読んで、たつる×山岡があまりに面白かったので(青春ものって感じでいやらしくない)、SALEになってた6巻まで思わず買ってしまい⋯⋯反省(笑)。でも7巻も買う予定。
    次の千昭×虎も発情期だけの関係から、の、鈍い虎が次第に自分の気持ちに気づいていくところが面白かったです。
    幾つものカプが出てきますが、どれも芳野家繋がりという点も⋯⋯。
    オメガバースと言うと重くなりがちですが、とりあえず1巻を読んでいただけたら、たつる(Ω)の軽やかさににっこにこになれると思います。たつる編、続刊希望!

    他の方も書いていましたが、発情期の描写が花で描かれていて、フェロモンの強さがどれくらい強烈なのか、視覚的に描かれているところがとても素晴らしいです。なるほどαが拒めないのも納得。

    1日3回読んでも飽きないので、とりあえず1巻を試しに読んでみていただきたいなぁと思いました。二重丸オメガバース!!!
  • キミの撫で方躾け方

    かさいちあき

    小金井くん最高♡
    ネタバレ
    2025年5月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 無料になってたので読んだらすっかりハマりました!
    小金井くんから目が離せない! どのページでも小金井くんに目がいってしまいます⋯⋯。
    小金井くん、なかなか目が見えないので1巻ではどの辺が王子様なのかわかりにくいかもしれませんが、段々見えてくるんで! にゃーちゃんに本気になって感情的になると目が!
    目の見える小金井くん、キラキラです☆
    小金井くん、背が低いという設定なので、上目遣いの目線、たまりません。
    いけないと思いつつ、にゃーと知り合う前の小金井くんの放蕩ぶりも見てみたいなぁ。作者様、お願いします!
    SALEにもなってたので、3巻までは即買い! 今月マンガ買いすぎちゃったんで、新刊の6巻、買いました。4、5巻は来月のお楽しみ。花ちゃんたちがどんな風に関係が変わっていくのかも見届けたいところです。
    とにかく今は1日に何度も読んで、脳内に小金井くんを焼き付けているところです⋯⋯。巻を追うごとに線がキレイになって、小金井くんの王子様っぷりも上がりますので、小金井くんにビビッと来た方、即買いでお願いします。
    どんどんにゃーにハマって6巻の始めの小金井くんは特にかわいいです。是非ぜひ、無料までと言わず、(クーポンも活用して)購入する価値ありです!
  • 能美先輩の弁明

    大麦こあら

    2025年BLアワード大賞!です!
    ネタバレ
    2025年4月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ Googleの記事から来ました。
    最初はどんな話なんかなーと思ってたんですが、能見先輩が堕落してて(笑)、これは瑛人でも引くだろうと⋯⋯

    思っていたんですが!!
    能見先輩の裏にあるものが段々、物語が進むにつれてぼんやりわかるようになり、最初は完全塩対応だった瑛人も⋯⋯。

    エモい!
    何より『魂の片割れ』を探すという哲学的テーマをこれ程エモくしてしまうのは、先生の力量だと思います。
    しかも、哲学の背景もしっかりしてるし、先輩が祖母がフランス人ということもありフランス語が堪能という設定も良かったです。瑛人もフランス語教えてもらえますしね。
    ということは、ドイツ哲学をやってる先輩はドイツ語もできるのではないかと⋯⋯ハイスペック! しかもチャラチャラして見える外見もクォーターだからこそ、というのも良かったです。設定が練られてるなぁ。

    これ、先輩視点で話が進むんですが、途中から瑛人視点になるんですけど、先に先輩を意識し始めたのは瑛人だと思うんですよね。先輩のチャラチャラした外面だけじゃなく、哲学に対する姿勢にまずまいってるし。
    そう考えて読むと、最初に嫌いな先輩と関係を持つのも納得がいくなぁと。瑛人、かわいいです。やっぱり年下!

    単話の方のレビュー見て、続きが気になるエンディングだと書かれていたので、思わず単行本買ってしまったんですが、本編の続きが描かれていて、単話で買わなくてよかったな、わたし!と思ってしまいました。シーモア限定マンガもすごく良かったです(*^^*)

    連載決定ということで、2巻が出るのを立ち読みしながら待ちたいと思います。BLアワード大賞受賞は伊達じゃない作品です!
  • 京極家シリーズ

    木下けい子

    初めての一気買いです
    ネタバレ
    2025年2月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 結婚てなんだろうなぁと日常生活の中でよく考えます。
    偽装結婚から本物の夫夫になろうとふたりが努力していく姿が尊い! 努力から愛が生まれるのか、というのがひとつのテーマになっています。
    幼稚舎から高校までずっと一緒だったけど接点はなく、⋯⋯のはずがお互い憧れてたというのは良い設定だと思います。心がほんわかする設定。
    それから、このマンガにはHシーンが少ないんだけど、普段は旦那様の誠志郎が受けになる時がかわいくて、普段は妻役の尊がHの時には男っぽくリードしていく姿がなんともいい感じです。
    ずっとマンガは試し読みだけで我慢してたんですが、買ってしまいました! 毎日5巻読んで、何かいいものをいただいております。
    この本にはそれだけの価値があると思います。
    BLとしてじゃなく、たくさんの人に読んでほしい作品です。
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  • プチエゴイスト

    秋里和国

    一気読みしました!
    ネタバレ
    2018年9月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 元々、秋里先生のマンガがすきなので、ちらっと試し読みしたらハマってしまいました。
    秋里先生の描くキャラはとにかく個性的で魅力的💗今回もそれぞれの人物がそれぞれのエゴに向かって行く姿に、惹かれました。

    ただ、流れ的にイオンが玉手のために主夫になるのは無理はないと思いますが、公平に見るとイオンが主夫になって玉手はイオンに家事を任せて仕事はさせてないというのはどうなのかな?
    イオンは先にマンガとミュージシャンとして夢を叶えているから、今度は玉手の番なのだということなのかもしれないけど、ちょっとご都合主義かなぁと思いました。
    というか、イオンが素敵な男性だったので、もっとさらに輝く彼が見たかったのかも……♦

    どちらにしても、一気に買うくらい面白かったです。
  • ビタースウィート

    山口ねね

    笹井さんのテレ顔がキュートです💕
    2018年9月5日
    無料版を読んで、先がどうしても読みたくなりました。とにかく、笹井さんがステキで💗
    Hシーンも、笹井さんの顔ばかり目で追ってしまいます。今までは主人公の気持ちに感情移入してたんですけど、この作品では笹井さんの気持ちが細かく描かれていたのが好印象でした。
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