大正ロマンの世界にどっぷり浸かれる





2025年4月22日
翻訳家の藤が引っ越した先は、住人全員が秘密を抱えている集合住宅・“開花アパートメント”。
彼はまず初めに、同じく住人であり探偵業を営んでいる東条、そしてその事務所で助手をしている真と出会います…。
この作品、何と言っても表紙の美しさに目を見張りました。白・黒・赤・薄茶のみの色使いですが、その一つ一つが調和したレトロな色彩。どの時代の物語だと特に言及せずとも、その色合いのみで古き良き大正ロマンの雰囲気を醸し出せている気がします。
そしてページをめくれば緻密な描き込みのモノクロームの世界。そこはかとなく漂うその妖しさ、艶めかしさが、物語の舞台である大正末期にベストマッチ。
次代設定もあるのか、文学作品のような読後感です。ミステリアス×ノスタルジックで、ずっとこの世界観に浸っていたいような気分にさせられました。
彼はまず初めに、同じく住人であり探偵業を営んでいる東条、そしてその事務所で助手をしている真と出会います…。
この作品、何と言っても表紙の美しさに目を見張りました。白・黒・赤・薄茶のみの色使いですが、その一つ一つが調和したレトロな色彩。どの時代の物語だと特に言及せずとも、その色合いのみで古き良き大正ロマンの雰囲気を醸し出せている気がします。
そしてページをめくれば緻密な描き込みのモノクロームの世界。そこはかとなく漂うその妖しさ、艶めかしさが、物語の舞台である大正末期にベストマッチ。
次代設定もあるのか、文学作品のような読後感です。ミステリアス×ノスタルジックで、ずっとこの世界観に浸っていたいような気分にさせられました。

いいねしたユーザ4人
-
ジユンチ さん
(女性/50代) 総レビュー数:830件
-
shikimi さん
(女性/50代) 総レビュー数:429件
-
まる さん
(女性/-) 総レビュー数:647件
-
MW さん
(女性/-) 総レビュー数:3164件