あしたあさってそれからいつか
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あしたあさってそれからいつか

いちかわ壱

当て馬が当て馬たる所以

ネタバレ
2025年4月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 特筆すべきは作中の全てのモヤモヤを一切帳消しにしてくれる駿介(攻)の爽やかさと誠実さでしょうか。光属性過ぎる。この包容力と安定感で大学生という末恐ろしさよ。圧倒的伸び代。そして際立つ黒田(当て馬)の超絶謎ムーブ。黒田が秋(受)にウダウダ言って引っ掻き回すところ、すごい良い事言ってる風なのに何一つ響いて来ないのが逆にすごい。あんなドヤァ…されてこんなに響かないことある?何だろう、己の語彙力以上に一生懸命何か良い事言おうとして失敗した感が共感性羞恥でうわぁぁぁ!!ってなりました。これ狙って描いてるとしたらいちかわ先生天才すぎます。目ぇさませ秋ってそんなトンチキ理論誰も納得しないって…と思ったら、秋ィィィー!そういうとこやぞ!?色々書きましたが先生の作品の空気感好きです。「シバは今日もばか!」が先生の初読み作品でしたのでこのウジウジグダグダ感が新鮮でした。
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