彼は『これ』は復讐ではない、と言った
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彼は『これ』は復讐ではない、と言った

高井唯人

黒幕考察と今後(ネタバレあり)

ネタバレ
2025年4月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最新28巻までを見て誰が黒幕なのかを考察します(いままで外しまくってますがご了承ください)
①黒幕
 結論から言えば周の弟の恭介、及び父でしょう。理由は過去周が行った奨励会への圧力及び達吉関連の抹消です。何者かにばれて脅されている時に彼ら全員を抹消することで証拠隠滅を図っています。
②これまでの流れ
 裏龍吉へはいじめグループの現在の状況及び隙を恭介・父サイドが流しており、危険を察した周は小野川刑事を買収し情報を得ていた。周は裏達吉及びこのような状況となった過去のいじめグループを消して自分だけ生き延び海外へ身を潜める算段だったのでしょう。裏達吉が的確に彼らの隙やスキャンダルを取れた、周が小野川と山さんしか知らない情報を知っていた及びいの一番に達吉が犯人では無いかと言ったのはこれが原因。
③恭介・父の思惑
 過去の不始末がばれると様々な犯罪が浮き彫りになると感じた両名は裏達吉を利用して周をはじめ全員の始末にかかる。その後裏達吉を自〇と見せかけ殺害し、警察が処理すれば解決すると考えこのような事件を起こした。当然警察へは別個の犯罪として処理して関連が無いよう工作済み
④誤算
 まさか2人の刑事が過去のいじめについて真相に辿り着くとは渋根一家は誰も思っていない。加えて周が山さんを銃殺するという致命的誤算が生じた。周も裏達吉に殺害されたが、警察は山さん殺害で周及び渋根一家を徹底的に捜査すると予想。
⑤今後について
 刑事殺害及び周の銃刀法違反により渋根一家に捜査が入る。これを機に過去のいじめ問題はもちろん様々な犯罪が明るみに出るでしょう。特に達吉の祖母が行っていたいじめ問題への対応については渋根一家が強引にもみ消した。それが元で入院して体調を悪くしたのではないかと予想。
⑥ラスト
 警察、奨励会及び渋根一家は今回の件をすべてマスコミに流され大揺れとなるでしょう。当然渋根一家は離散し事業も全て廃業となる。恭介・父の両名は自〇し小野川は逮捕、奨励会及び警察は責任者の総入れ替えで現世は幕引き
 最後に地獄に移っていじめグループとの醜い言い争い及び戦争の末消滅で終了。達吉と祖母は親子となり転生し今度こそ将棋界で8冠王として活躍して終わり。
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