ミワさんなりすます
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ミワさんなりすます

青木U平

癖になる

ネタバレ
2025年5月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙から受けるイメージとあらすじが全く違ったので興味を持った作品。これ表紙でちょっと損してないか?そしてドラマ化もされているんですね。
映画マニアのフリーター・久保田ミワが、自身が大ファンである世界的俳優・八海崇の家政婦になりすましてしまったことから始まるシュール系コメディ(?)です。
サブタイトルは全て有名映画をもじったものになっています。

映画愛と八海愛が強すぎて、今まで周りにドン引きされる人生だったミワ。しかしその膨大な映画の知識や多くを語らない奥ゆかしさ(単にはっきり物を言えないだけ)が八海の目に留まり、なりすましがバレるどころか逆に好感を持たれることに。
これはさすがにヤバい!?とピンチに陥りそうな時でも、ミワ自身や周りのキャラたちの良い意味での勘違いで、何だかんだ首の皮一枚繋がる。それが定番のストーリーではあるけれど、何か癖になるんですよね。
しかし所詮なりすましはなりすまし。ある時、交通事故で入院していた本物の家政婦・美羽(みわ)さくらがミワの前に立ちはだかる…!

八海さんは外見・内面ともに世界的スターとして描かれており、めちゃくちゃダンディなイケオジ。
ミワは言いたいことがはっきり言えないタイプで、読んでいてイラッとすることもあるけど、推しの真横で仕事できるなんて(なりすましだけど)羨ましいわ~とサクサク読んでしまいました。
実は本物の美羽さんもいいキャラなんですよね…。
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