このレビューはネタバレを含みます▼
好きの気持ちが重く深く心理的な闇も隠されていて、乙坂の仄暗い孤独な気持ちが見ていて苦しかった。既婚者で子供もいる男が、未成年に手を出すのはたとえ合意でも許せない。下半身の触り合いだけでも嫌だけど、まだ最後までしてなくてよかった。圭佑は父親のせいで、姉のお付き合い相手にまで嫌悪感を持ち邪魔するほど心が傷ついたままになってる。だから会長にも仕向けて…いい迷惑だけどねぇ。ずっと圭佑はトラウマと闘い続けて辛かっただろうけど、太陽のような・自意識過剰・サラブレッドな会長と出会い、心が変化していくのは良かったと思います。好きな気持ちは抑えても溢れてくるものだし、乙坂も学生時代は孤独に相当悩んだと思うけど、なんとか吹っ切れて現実を見れるようになったのもやっぱり会長のおかげですね。疑わず人に優しい会長は凄いなぁ〜純情なのに奇抜なアイデアも行動力も素晴らしい!表紙の馬面はそういうことか⁈と納得です。空回りしてる姿も面白くて、笑い吹き出してばかりでした。何度も読んでしまう…。ラストの二人の涙と心からの笑顔には泣けました。
一番好きなシーンは、汚れるからと乙坂のパーカーを借りて残り香に妄想して悶絶してる会長が可愛すぎて好き!2作目短編よりも二人の初めての爆音ドキドキなエチが見たかった〜