このレビューはネタバレを含みます▼
地方でトップの営業成績を誇っていた早瀬遼太は、東京本社に配属されてからは社長の跡取息子•時藤一生にどうしても勝てません。優秀な二人は会社のパーティでMVPとして表彰されますが、同僚に飲まされた早瀬は酔っ払って時藤にぶつかり酒をぶっかけてしまいます。取引先の社長の娘を紹介されていた時藤は、これ幸いと早瀬を連れて会場ホテルの上階の部屋へと逃げ出します。そこで早瀬は酔った勢いでカムアウトし、「俺にごほーししてみろよ」と不敵な微笑みで時藤を誘うのでした。そこから二人の新しい関係が始まります。いつもクールに決めている御曹司•時藤も、ビッ◯に誘った早瀬も実はそれぞれに家庭の事情があり、隠された健気な真面目さがわかってきます。自分のことは後回しな二人が、お互いを何をおいても一番大切にしたい相手となるまでの軌跡が描かれます。