300回の告白愛~執着幼なじみの好きが重い【単行本版電子/電子限定おまけ付き】
おがえり芽生
このレビューはネタバレを含みます▼
緒田諒は、幼馴染の入谷圭都に幼稚園の時から大学生になった今までに296回告っています。圭都は諒とこれからも一緒にいたいと思うものの、あまりにも身近すぎるのと、両親の不仲で「好き」という言葉や関係を信じられないのとで、いつも答えずに流してしまうのでした。家が隣同士で幼稚園から大学まで一緒の二人、お互いのことは何でも知っていると思っていたのに、飲み会で諒がキスしたことがあると言うのを聞いて、圭都は動揺してしまいます。そのせいで飲みすぎてしまった圭都は、自分から諒にキスしてしまうのでした。ずっとそばにいて誰よりもよく知っていて安心できる相手だったのに、意識した途端に心はくるりとひっくり返ってドキドキしてしまう……恋に不慣れで快感に弱い王道受けと、どこまでも受け一筋な攻めはBLの正義です。硬めの線で描かれるエロシーンは初々しさがあるものの、ところどころ身体や構図のバランスの悪さが気になりました。
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