このレビューはネタバレを含みます▼
ただただ実直な篠田。誰にも例え奥さんでも手間を掛けさせてはいけない。と日々暮らして居たんです。
会社での受けは良いので、ランチを皆で食べたり、離婚後の励まし会では『引っ越し祝い』と言って貰えたりしてます。嫌な人1人も出て来ないんです。
ただ寡黙に迷惑掛けない暮らしは奥さんには理解出来なかったみたいです。（作中この人もいい感じで登場してます。）
離婚後、下を見て歩く日々を過ごす間にそれはそれで今まで見えていなかった状況に気づく事もあったりしてます。
そこから朝倉と出会って少しづつ感情が動いて。とありがちだとは思いますが、篠田と朝倉の掛け合いが最高に胸に刺さったりします。篠田の作るお弁当に感激したり、2人で旅行へ行った時の篠田の一言だったり。まあ胸に刺さる刺さる！激しい動きは無いですがそこがまたいい感じです。
表題とイラストだけで購入してみましたが、いい意味でで裏切られた一冊でした。
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