珈琲が冷めない距離
」のレビュー

珈琲が冷めない距離

鷲岡胡世子

多くの人に手にとって欲しい作品です。

2025年6月9日
読みながらこの作者様は近しい人に聾唖の方がいらっしゃるのではないかと思いました。
じゃないとこんな表現はできないし、こんな心の機微にも気が付かない。ましてや言語化も出来ないと。

私は思うところがあって途中から泣きながら読んだんですが、結局【正論】や【常識】や【幸せの形】という固定概念が一番の差別で何よりの障害なのではないのかと思いました。特に子供を持つということに関しては。

脇を固める登場人物も人間的な魅力に満ちてて面白いです。ヒロインの母親にしても。ヒロインの友達にしても。ユナちゃんはちょっとした癒しだし。
2人の選択を見届けたいので続巻を待ちます。読み放題。
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