このレビューはネタバレを含みます▼
エリート年下上司・雨宮×転職してきた年上部下・柏木のお話で、表題作のみ全5話+描き下ろしで合計245ページ。転職後、新たに配属された部署で、なかなか年下上司の雨宮に馴染めなかった柏木が、そんな雨宮の意外な一面を目撃してしまったことから、二人の関係が徐々に変わっていくお話です。全体の評価が凄い良いのですが、一方で星4つ以下の方のレビューもちょっと分かるかも。久しぶりに褒められて意図せず泣いてしまった雨宮。頑張ってきたのを認められるって、その頑張りを知ってる人がいるかいないかで凄い気分が変わりますよね。自分の頑張りを認めてくれた柏木に好意が湧くのはもっともなんですが、その後のタクシー内でのやり取りで、面倒って言われてそこでまた火がつくのが凄いというか。私はそこで「えっそこまで言わなくても…」となってしまったので、その辺りがちょっと共感しにくかったのかなと思います。好みの問題ですが、私は分かりやすくドキドキしたりキュンとなってお互い好き!みたいなのが好きなので、その辺りがちょっと私的に足らなかったのかも。そして最後の合体シーンの描写がなかったのも気になったかな。全く無いなら無いで良いんですが、そこを飛ばしていきなりメス/イキとかの話になったので、ちょっと突飛すぎたように感じたのかも。(但しのちほど番外編が出てすっ飛ばされた部分がちゃんと描かれてますので、番外編必読です!)