いつまで代わりでシましょうか【単行本版】【電子限定特典付き】
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いつまで代わりでシましょうか【単行本版】【電子限定特典付き】

成瀬一草

代替が本命へと変わる大人ファンタジー

ネタバレ
2025年6月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大学時代から12年、片想いしていた親友•裕介の結婚式の帰り、弁護士の北島圭は裕介によく似た声の男と知り合います。電車の網棚にわざと忘れた引出物を「忘れものだよ」と渡してくれた芹沢穂高は、圭の2つ年下の31歳のSEで、一緒に飲むのですが圭は飲み過ぎてしまいます、好きなひとの結婚式の帰りだと聞いた穂高は「そのひとの代わりに甘えてよ」と言い、タトゥーの入った身体で圭を優しく抱くのでした。圭は夢中で裕介の名前を呼び、好きなのに友達のふりをしていたことを謝り続けます。そして、真面目な圭が初めてハメを外した翌日、出逢った最寄駅の改札で穂高が圭を待ち続けていたのでした。フリーランスで仕事をする遊び慣れた感じの穂高と、クローゼットゲイの穂高との関係が始まります、大人の男の見栄と本音、エロとピュアとが絡み合い、さらに仕事でも二人の縁は繋がってゆきます。ストーリーとともに進行する圭のツンデレっぷりが愛らしかったです。番外編に続きます。
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