ヴァージンレッド【ペーパー付】【電子限定ペーパー付】
小山璃子
このレビューはネタバレを含みます▼
唇フェチのお話。唇って確かに性的な感じがあるしフェチの対象になるのわかる。新がフェチに目覚めたきっかけの事例も秀逸。鯉の口は鯉唇熊掌ってくらい肉厚珍味だし、子牛と言わず赤ちゃんの吸啜反応は惹きつけられるものがあると思う。
でも・・新が森澤に惹かれた理由がよくわからない。マスクに隠された口がどうなってるのか気になるのはわかる。が、みんながマスクしてる中でどうして森澤だけにそんなにロックオンしたの?美形は唇も好みの可能性が高いってこと?森澤が新を好きになる心情変化もあまりよくわからなかったし。顔目当てで寄ってくる人は拒否るけど口が好みで寄ってくるのはいいの?
それに唇フェチで押してるなら最後まで森澤の唇はむっちりセクシーな唇であって欲しかったけど、唇が印象的に描かれていたのは初めの方だけ。“唇だけ”の関係じゃなくなったことを間接的に表してるのかな。
絵は綺麗だし試し読みではすごく期待したけど、あまりハマらなかった。
星4.3
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