このレビューはネタバレを含みます▼
手負の獣と木守をしていた鳥の捕食愛?星☆4.4
電子書籍って擦り切れるまで読んだ証明ができないのは利点か難点か
紙書籍ならもう間違いなく擦り切れるまで読んだ作品。
不思議な森の子守(動物の赤子ならなんでも預かる)をしている鳥のボーと深い傷を負った黒い獣のゴンマの捕食者と被食者の物語
古い作品で作画も洗礼されてはいない(ああ、ゴメンなさい)ただこの後の好みのジャンルに人外ファンタジーの本棚ができたのは確か。
雨の日にボーがゴンマを巣穴に招きいれて捕獲?されてのセ○△が今まで壁だった(脳内)箇所に真新しい扉が突如現れる衝撃。
絵本のようなテイストでがっつりとBLがねじ込まれているのも当時は新しくて新鮮だった。
久しく読み直して筋書きが分かっていてもトキメキがある。長く木守りをしていたボーはまぁまぁな年齢。それに引き換えゴンマは若き成長期だろうか。木守りの境界線さえ越えなければ天敵が入ってこない平和な世界。ボーは木と契約しているためか長生きしている。この2匹の生態は是非本編186頁で観察を
夜目がきかないボーにゴンマが月夜を語る場面とか抒情的でいもあん先生のセンスが光っている作品。