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今月(6月1日~6月30日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 訳アリ淫魔はそれでも誰かに愛されたい

    吉池マスコ

    王子の純情
    ネタバレ
    2025年6月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 吉池マスコ先生の作品はしみじみと良い。星⭐︎4.0
    時系列的には「魔王様、この恋はなかったことに!」を読んだ方が入りやすい。

    物語は鬼国王子の九十九が5年もかけた片想いが失恋に終わったところから始まる。九十九はヤンキーの格好をしてはいるが中身はかなりの初心。好きな子にはとことん尽くすタイプ。相手を丸っと受けとめる器を持っている。対して百合也は人間とイン魔のハーフ。美形な上に好きな人を甘やかせることができる人。ただ百合也にはその美しさゆえの事情があって。

    九十九に肩入れしている身としては百合也が美形でもちょっとマイナスが多かった。最初こそ九十九達に反発するけどすぐ次の恋に身を費やす心変わりの早さ。百合也が本気で愛されてなかったとしても彼の愛はどうなのか。
    そんなことを詮索したりしないのが九十九の愛。カッコイイ!まあ百合也とラブラブしている顔つきで幸せ度が測れるから、外野は見守るのみ。

    九十九が百合也を何年も探し続けて、やっと見つけた時のセリフの凄さ。痺れる〜〜♡

    鬼国王子の純な愛に打たれたい方へオススメの作品。
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  • 『行方不明。』【単行本版】

    kanipan

    いかなる時もふたりで
    ネタバレ
    2025年6月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ タイトル帯にビビって読めずにいた作品。だが、いまは深夜枠でドラマにしてほしいくらい。星⭐︎は4.2

    清掃員の山口楓と自堕落な生活で女性のヒモをしている亮のとてつもない執着劇。楓の良心や精神性がなかったら救われなかったなぁ。
    楓は甲斐性のない父親を持ち、祖母に育てられる。亮はお金はあるが子供に興味を持たなかった?母親に育てられる。親の愛に飢えた2人が埋められない寂しさを補おうと求めたことが始まりなのか。

    亮はとことん楓をほしがる。亮が手段を選ばない代償は大きかった。その罪の重さが楓を縛りつけていくようで怖かった。いつか2人の関係が破綻するのではないかとハラハラしながら読み進める。
    亮の凄さは楓への執着がブレずに大きく育つこと。それを愛と呼んでもいいのかもしれない。
    レビュータイトルは亮の愛をつぶやいてみた。

    良い作品。読みホで読めるうちに読んでほしい。ただし心の余裕がある時がオススメ
  • 俺以外にはときめかないで【シーモア限定描き下ろし漫画&電子限定描き下ろし漫画付き】

    水曜日

    心臓の眉毛が気になる!
    ネタバレ
    2025年6月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 水曜日先生!ありがとうございます😊
    今回もドキドキがとまらなくて苦しかったです。
    こんな甘々なストーリーで何故動悸がおきるのやら💦
    星⭐︎4.1

    表題作と短編が入っている。もう水曜日先生の作画にズブズブ沼っているので、どちらも好き❤️難点は頁数が少ないから色々、都合良く進んだり伏線が回収できずに放置されてしまう事。

    表題作の李央と千秋は既にカップルとしてストーリーは始まっている。付き合いたての葛藤は好きだから嫌われたくない。好きになってほしい。自分を見て幸せな眼差しでいてほしい。ちょっとした言葉の使い方や仕草でお互いの気持ちが揺らいでしまう展開が旨い。
    ただ気になったのが李央の心臓、めっちゃ顔が濃いんですけど^_^

    短編の「恋愛アンチテーゼ」は志麻と青石涼平の付き合うまでのストーリー。こちらも良かった。志麻が内向き視点から優しく接してくれる涼平の相手目線へ視点がチェンジして行く展開が素敵。
    水曜日先生の相手を想うセリフがシンプルですき。

    ちょっとカッコイイ攻めが嫉妬したり必死になるのがお好きな方にオススメの作品。
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  • あっくんとまーくん 2024改訂版

    sunoma

    あっくんまーくん🩷
    ネタバレ
    2025年6月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 無口なヤンキー要亜蘭と幼馴染の伊藤政宗が底辺高校城東で繰り広げるストーリー。

    面白い!キャラクター達が自由に生きている。学園ドラマのド、定番なのに読んでいて飽きない。
    星⭐︎4.1(微妙な数字は終着点がまだ見えないから)

    読み放題で読めるのはラッキーだった。亜蘭にしても政宗にしても玉井にしても宇野でさえも愛すべきキャラ❤️になる。始まりは少し重めだったけど、中盤過ぎたらそんなストーリーはスカッと脇に置いて、高校生達ののどか?な日常を日記のようにめくって読める楽しさ。

    亜蘭がとにかく政宗が好き!ブレない。勉強できなくても大事なことは外さない人。
    政宗は漢なのがいい!賢いだけじゃなくて大切な人を理解して受けとめる器の広さ。

    玉井も口は悪いけど仲間を大事にするいい奴。女を見る目がないのがまたイイ。亜蘭と並ぶと絵になるのがカツコいいよなぁ

    漢同士が対等にカップルになるのがお好きな人に薦めたい作品
  • オレの近くに

    日尾ねり

    いつだって俺の世界の真ん中にいる
    ネタバレ
    2025年5月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ とても素敵な作家さま。星⭐︎4.0
    点数低めは、頁数が少な!もっと読みたい!と思ったから。いい作品なのでお休み前に読んでほしい。

    読みホで読了。塗装工で独立を目指す鈴木春壱と身体ハンデを持つ薬剤師の野中近邦の物語。
    どちらも家庭環境が良くない中で力強く生きている。荒れたり病んだりせずに与えられた世界を受け入れる前向きな二人が好きになった。
    ハルの母親もチカの父親も弱い人間なのに、二人ともその弱さを否定していない。心が強くないとできないことだ。すご〜〜〜く健気な2人に思いっきり大きな拍手を贈りたい。
    レビュータイトルはハルの想いが伝わってきたセリフから☘️
    いいね
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  • 魔王様、この恋はなかったことに!

    吉池マスコ

    魔王カムバッーーーーーーーーク‼︎
    ネタバレ
    2025年5月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ マスコ先生の作品がスキ❤️ラブコメ要素満載で楽しい。時々爆笑🤣ちょっとキュン🥰星⭐︎は3.9

    高校生の八神澄雄は幼馴染の美佐子に片想い中。そこへ天使見習キューピット(呼び名がポンコツ)が現れて恋の成就を手伝ってくれるという。澄雄の本気の愛をこめた矢が刺さった先がトンデモない相手に当たって‥

    スタンダードな始まりでストーリーは進んでいく。
    想定通りの展開。(だからレビューが少ないのかな)
    だかしかし、どんなに手垢にまみれた設定でも才能ある方の物語は面白い。澄雄はチャラ男に見えながら性格は素直で一途(小学からの片想い)魔王はミステリアスで美しい肉体美そんで澄雄を大事にする。
    そして、カッコいい九十九先輩!が登場する(スピンオフ作品有り)この九十九先輩は一癖ある。そもそも魔王より先に九十九先輩の方が澄雄の良さに気づいて見守っていたのになぁ。

    マスコ先生!魔王と澄雄のご褒美はごちそうさまでした。R-18にて肉体美共々美味しくいただきました。しかしあれで終わりではないですよね。九十九先輩のスピンオフの次は魔王に戻って来ていただけるのですよね🥹
    あの放置プレイはヤダ!ヤダ!ヤダ!ヤダ!ヤダ!
    魔王カムバッーーーーーーーーーーーーーーーク‼︎
  • 嘘つきギズモ【コミックス版】

    ニャオスキー

    セクシーな機械仕掛け
    ネタバレ
    2025年5月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 読んでも読んでもBL気分になれない。ジャンルを間違えたか?とサイトで確認までした。
    冒頭からどこか懐かしい洋画を彷彿とさせる。序盤は明るいのんびりムード。それが中盤から一気にスピード感マックスで駆け抜けて行く。星⭐︎は4.8。

    物語は人類が宇宙へと繰り出せる時代に変化している。
    教師をしているジョンは家族が出かけるクリスマスを自宅で1人楽しむ計画をしていた。そこへ祖父がとんでもないモノをプレゼントした事で人生が変化して行く。

    この作品には数々の映画のオマージュがある。ストーリーとかけ合わせて遊んだのかは定かではないが、作者の観た映画の片鱗が散りばめてあるのもセンスあり。
    そもそもタイトルが可愛いモグワイを思い出すなぁ(😳脱線してしまった💦)

    ニャオスキー先生は「マジックアワーの恋人たち」も描いていらっしゃるが、そちらは日本映画のテイスト。
    「嘘つきギズモ」は洋画テイストがステキ。
    どちらもBL要素はあるけどご褒美は無い。どんな濡れ場を描かれるのか興味はあるが、ストーリーが充実していれば満足できる。誌面のカメラワークが良くて、風景の捉え方もいい。次はどんな作品で楽しませてくれるだろう。とても楽しみだ。

    エンタメ感満載の作品をお探しの方へオススメの作品。
  • マジックアワーの恋人たち

    ニャオスキー

    俺に愛されたなって記憶だけを残したい
    ネタバレ
    2025年5月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 頁数が少ないのでご褒美は無い!しかしストーリーがいい!星⭐︎は4.5。ここは北川がスペシャルにカッコいい

    母親を亡くしたばかりのカフェ店員Ωの望月と顔良し格好良し、医師として勤務するβの北川の想いがつながる物語。

    ちょっと前に購入して積んどく状態だった。購入した自分を褒めよう。よくやった🙌

    さて、導入部分の不安定さや謎めく伏線。これはちゃんと回収される。何かが始まる映画のような風情。冒頭で望月は古いカメラを手にとりファインダーの中に幸せそうな家族を見つける。服装からかなり前の時代の人物のように見える。
    タイトルのマジックアワーの意味は作中で解明されるけど、古いカメラは誰の物なのか。何故、同じ人物が何枚も撮っているのか。かなり余韻を残す作品だった

    作中の空や田舎の風景もとても良かった。どこの場所を舞台にしたのだろうか。聖地巡礼してみたい。
    そして推したいのが北川!紳士で情熱的。これでαじゃないのも憎い!特に後半の北川の立ち振る舞いが、時代とマッチしている上にそこからの展開が見事!

    面白いドラマは先が読めていても楽しめるので作者のプロデュース力を堪能してほしい作品。
  • 人狼との正しい暮らし方

    荒井ハル

    嬉しい以外考えてなかったよ
    ネタバレ
    2025年5月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作と短編が入っています。表題作だけなら星⭐︎3.9
    しかし、短編もかなりいい作品だと思います。
    なので1冊の評価としては星⭐︎4.2

    表題作は人狼の捷太が大学生の矢野悠紀と出会って縁を深めていく物語。
    捷太は並外れた能力で秘密裏で公僕として仕えている。設定がとても
    よくできていたので捷太やその同僚の活躍を思う存分読みたかったのが本音。
    作画が青年漫画のタッチだなと思ったら、別PNで少年誌に読み切りを描いていらっしゃる。ちょっと納得。
    そして本音を言うと、これからもBLに片足は置いてほしい!最近人外モノにはまっているので独特な世界観を存分に堪能したい!
    大学生の矢野悠紀は若くて少し頼りないけど、大事なときは柔軟に考えて行動できる好青年。ストーリーも大事だけどキャラクターも作品に命を吹き込んでくれる。
    捷太の頼もしさと矢野の優しさが心地よい作品。

    もうひとつの短編は可愛いもの好きの綿抜と同級の青葉の高校生物語。
    実はこの作品が良くてレビューしたくなった。設定は他でも読んだことある定番?なストーリー。しかし、綿抜が青葉に示す優しく素直な言動と青葉の好きな人のために寄り添って楽しむ爽やかさに♡がキューンとした。
    青葉の小柄な服装とか年相応で可愛いのもポイント高かった。せっかくの関係が壊れるかもと悩むシーンも高校生らしくてワクワク。
    途中、少女漫画を読んでいたか?と表紙を確認するほど入り込んでいた。
    レビュータイトルは短編集から印象深いセリフをお借りした。

    これからの活躍が楽しみな作家さま。またレビューしたい。
    いいね
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  • スイート・ナイトメア

    イイモ

    八つ裂きにされる⁉︎
    ネタバレ
    2025年5月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 人外魔族モノ。コメディ寄りの短編集。
    1話、上司インキュバスの混血×元部下人間。2話、獏の混血(ほぼ人間)×鬼。3話、妖精族ゴブリン×吸血鬼の混血。星⭐︎4.5

    どの短編も推す!しかしイチオシは獏の夢野と鬼の無灯のカプ!これはかなり美味しい。
    イイモ先生の腰の細いキャラがご褒美モードに入るとめっちゃ色気立つ。ごちそうさまです🙏

    そして夢野の友人たちも魅力的な設定だった。
    「俺たちを‥」と言うセリフはしびれます。
    人外魔族モノをシリーズで連載してもらえないかな。
    「悪癖」もとても良い作品でしたが、こちらの作品はよりタイプ♡

    表題作だけガッツリ読みたい派でも想像力を刺激して楽しめる短編集!
  • 七野くんのノイジーな生活

    m:m

    楽しいことが起きるかもしれないよ
    ネタバレ
    2025年5月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ さびれたアパートで退屈な日常を繰り返している七野とヴァイオリニストとして活躍していた朝井祐がお隣同士になったことでうまれた物語。星⭐︎は3.9。

    絵も上手い!祐がヴァイオリンを弾くシーンは素直にカッコイイ♡
    朝井祐は自由奔放だが実力派。そして貞操観念が恐ろしく無い(^_^;)冒頭、2号(彼の名前を探したが見つからなかった。哀れなモブ)をいきなりビッ○呼ばわりで切る。
    もちろん1号3号も居る(顔の整った美形)
    色んな意味で自分に正直なんだろうなぁ。実力のある人だから関心が他人より自分。そこに行き着く過程が彼にもあるはず。

    まぁ人間は案外自分に誠実に生きていないのかも。日常に流されて生きている方が楽。安心できるし、たくさん考えたり感じたりすると疲れてしまう。
    だけど作中、祐が七野にかける言葉は真っ直ぐで強い。
    レビュータイトルはそのお言葉をおかりした。

    もっと実力を発揮して輝いていける作家さま。素敵な作品をありがとう。
    いいね
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  • ホントはやさしい君が好き【電子書籍特装版】

    立河あいも

    あの人の為なら
    ネタバレ
    2025年5月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 高校野球ファンの柏木係長とがたいは良いがアイドルの推活に夢中な部下、黒瀬の物語。星⭐︎は4.4。

    作品全般で黒瀬の表情筋は瀕死状態だ。その分柏木が明るくて人当たりがいい。
    黒瀬は好きな人への愛情表現がものすごく控えめ。
    (アイドルの推し活は食い気味なのに)
    まぁその控えめが読み進めると、おお!と前のめってしまう程のシーンが出てくるのは上手い!

    黒瀬の好きなタイプは可愛い人。それに比べて柏木はかなり淡白な性格なのかと思っていたが、いやいやこれはもしかしてと思える場面が最後の特装版書き下ろしに出てきた。それで読み返すと別方向からの読み方が生まれた!やぁ、スポーツしている男子はカッコイイなぁ♡

    硬い表情筋の下で大きな優しさをたずさえて寄り添ってくれる人をお探しなら是非読んでみてほしい作品。
  • 2人の幸せな政略結婚 【電子限定特典付き】

    犬太郎

    今夜は思い切り溺れたいんだ
    ネタバレ
    2025年4月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 単行本になるのを待ちわびてました。犬太郎ワールドは異形人外モノでデザインはがっちり構築されててとにかく面白楽しい。ご褒美もあり♡

    ストーリーは険悪な関係だった魔人の北東国と人間の西国が和平同盟を結んだことから始まる。魔人デネブと西国王家のアルカド王子の物語。

    アルカド王子の爽やかさがカッコいい。良識と見識と教養も兼ね備えていながら政略結婚で大きな魔人の伴侶となる。
    デネブはいかつい異形。しかし紳士で穏やかな性格を持ち、魔力も強いのに圧を微塵も感じさせない。細やかな気配りで頼れる存在。

    突然だかアルカドの悩みにキュンがとまらない。有能で誠実なのに、そこ悩むんだぁ(カワイイなぁ)

    未開拓ジャンル?に挑戦したい時にオススメの作品。
  • シニアハイスクールスチューデント

    吉池マスコ

    すごくドキドキする
    ネタバレ
    2025年4月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 読み終えた後にレビュー衝動がやってきた。⭐︎は4.3。
    どうも黒髪の色気に当てられたようで伊佐と組長の息子、亮平に視線が釘付けになる。

    物語は45歳の伊佐、龍栄会の構成員で現役高校生と教員を目指して臨時職員として高校に勤務する森山先生25歳。伊佐は社会的にはみ出しものだが、穏やかで大人としての立ち居振る舞いが魅力的だ。

    今回、この作品を読んで伊佐の横顔や切ない眼差しにハートを持っていかれてしまった。
    伊佐が自らの生い立ちを後悔したり、恨んだりするシーンは少なかった。生きていくために選択肢が多くない人の処世術なのかも知れない。
    そんな中に伊佐を理解してなんなら心情まで代弁するのが、坊ちゃんこと亮平(さりげなくフォローしたり、やんちゃしたりでその信頼度が伝わってくる)
    この2人の関係がとても深くて、憧れた。

    レビュータイトルは森山先生がつぶやいたセリフ。
    学園ものがマンネリ気味になったときに思い出してほしい作品
  • スティグマタ―愛痕―【電子限定描き下ろし付き】

    高橋秀武

    胸がザワつく!
    ネタバレ
    2025年4月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 刑事×BLは相性が良い。作風と内容はマッチしている。
    特殊能力を持つ朝子巡査と監督指揮する黒岩警視の警視庁特命捜査対策室第六係の物語。

    始まりの「スティグマター聖痕捜査ー」は青年誌で惨虐な場面に耐性のある方はそちらもオススメします。
    「スティグマター愛痕ー」はその続編?青年誌とは違うBL切り口になっている(流血もソフト)
    聖痕捜査での活躍が愛痕の深みにつながったと思う。

    両方を読んで、うわぁ!いい作品だと胸がザワついた。
    画面は白と黒のシンプルさが懐かしくもあり、それでいて洗練されている。聖痕捜査はTVドラマで愛痕は映画を眺めている気分だった。数々の熱いレビューにも頷いてしまう。

    特に愛痕の2巻終盤はそれまで映像フィルムみたいな枠線が徐々に波のように変化して進んでいく。見事な演出でクライマックス感に包まれた。

    聖痕捜査はもう連載されてなくて残念、これは時代の流れなのかな。キャラデザインや設定も厚くて、ほかにも魅力的な人物が脇を固めてくれてる。骨太でダークな物語が好きなら是非読んで頂きたい。
  • 夢で逢えたら覚悟して

    ドンドン

    ピンクの空で思い出す
    ネタバレ
    2025年4月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 望のツッコミがメッチャ面白かった。星は4.5。
    夢咲望は夢を売る「夢屋」でバイトをしている夢魔。
    そこへ黒曜聡太郎が客として現れる。この黒曜の夢に色っぽい望(肖像権不許可)が登場することでストーリーが展開していく。
    悪魔が人間と共存している設定は楽しかった。しかも悪魔が社会的弱者なのもいい。

    今作で一番気に入ったのは、望が夢魔の生まれ持った能力で人と関わっていこうとする姿勢。夢魔として人の心の在り方を解き明かしてほしい。

    それと独占欲の塊になった望が黒曜の夢の奥のおくへ入って魂を食べてひとつになりたいと欲する部分にゾワッとした。
    独占したいとは体の一部にしてずっと愛でていたいに繋がっていくのかぁと納得してしまった。
    ちなみにピンクの空はビーナスベルトと呼ばれる大気現象。ビーナスが美と愛(恋)の女神なので意味深。

    ファンシーな雰囲気で楽しく読めてしまうが、記憶に何かを残してくれる作品。
  • これが恋に違いない

    シズマ

    怯えた顔もツボなの?
    ネタバレ
    2025年3月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 出会って瞬間恋⁈
    攻めの春原累が受けの宮良仁のどこに惹かれたのか疑問なままに(宮良も初対面で色々されても受け入れる度胸がスゴイ)カップル誕生!こんなに会話が噛み合わないのに、上手くいくの?しかも宮良の怯えた顔に惚れるって。恋なの?

    (しかし、いるよね。話噛み合わなくてとんでもない場所に会話が着地する人。ホント、ネタの宝庫ではあるけどさ。)

    ストーリーは宮良の社畜、ヘタレで流されやすい、押しに弱い特徴を活かして甘々な両想いに着地。

    星が4なのは宮良が春原に絆されて(懐かれて)恋になる以外に彼の心の揺れや葛藤も欲しかったなぁ。ノンケなら葛藤があるだろうし、ゲイでもバイでも好みぐらいはないか?宮良は謎な男だ。
  • 僕をこんなにしておいて【単行本版】【シーモア限定特典付き】

    はなぶさ数字

    これは参りました!
    ネタバレ
    2025年3月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ これは参りました!そう来るのか?と唸らせられました。最終はハピエンですので、安心してほしい👌

    主人公は8年ぶりに育った町へ戻ってきた斧塚薫(旧姓、阪上)。彼は叔母の弁当屋の手伝いを始めていた。地元では元カレ?と出会ったり、あまり良い思い出のなさそうな感じ。そんな時、弁当屋の得意先で小説家の石清水と出会う。
    石清水は男と激しいプレイで欲求を解消する嗜好の持ち主。そして斧塚を気に入り、事あるごとに口説き始めて物語は進んでいく。

    読了して気づいたこと、色々。
    小説家で言葉を駆使できる知性がありながら、肉体は乱暴に扱われたい石清水。性欲や嗜好に隠された本音があると思える。

    暴力を振るうことで好きな人や学校、職場をなくした斧塚。硬派で情に深い、心の痛みを知っている人。お弁当屋を引き継いで行くようなので、美味しいお弁当が沢山の人に届くといいな

    そいでもってこの作品もたくさんの人に読まれてほしい。
  • ハチうさ 恋禁DNA【電子単行本】

    右脳左脳

    これは良品です!
    ネタバレ
    2025年3月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 舞台は少子化が進んだ未来。人類はDNAの3種類に分かれていた。
    Aは人工受精で作られて、恋もしないタイプ。
    Dは全滅した旧人類の遺伝子クローンで種無しタイプ。
    Nは自然生殖で生まれた絶滅危惧種タイプ。
    旧人類は2〜300年前に滅んだ設定。

    主人公はNタイプの天兎(アマト)、そしてDタイプのハチ。設定が作り込んであるので内容を理解するのにひと手間はかかる。しかし最後まで読んでみると理解できた部分から面白さがアップして、300頁がペロリ。

    たっぷりエ○もある。だがそれ以上に伏線がどんどん回収されるSFファンタジーの世界を堪能してほしい。
    決して新しいだけの近未来モノではなくて、古い時代の懐かしさも入っている。

    天兎はシンガーの時は黒髪の美人に変身するし、それでいて肝の据わり具合は頼もしくもある。
    ハチはスポーツ万能のカッコ良さと一途さもあり、後半は物語のかなめになる。

    細かいところは、天兎のウサギとかハチのぬいぐるみの兎とか少子化のテーマに兎の象徴がかけてあるのも憎い。セキュリティードローンも斬新だし。ネーミングセンスも良い!

    独特の世界観は好き嫌いが分かれやすいだろうな。
    BLのカテゴリーの中だけに収めておくのはもったいない、ちょっと時間をかけて読んでほしい良作です。
  • 山小屋にて

    菅辺吾郎

    山を登る感覚で
    2025年3月19日
    スポーツ用品を扱う会社のポンコツ社員、山本は雪山の山小屋で軽装備の熊飼篤俊を助ける。下山したあと、接点のなさそうな2人は再会を果たす。熊飼は元ラガーマンで立派な体格に優秀なエリートサラリーマンだった。
    そこから山を通してお互いの距離が近くなって行く。

    エチはほぼ無く、同衾と💋があるくらいです。
    いい年齢の2人だけど、恋愛は10代のよう。
    主役の山本は下の名前が出てこない💦

    山本は自己肯定感が低いネガティブコレクター(気分の上がらない言葉だけを選りすぐって集める人)猫背でいつも疲れた表情で日々を過ごしている。そんな彼が山に行くと安らぐらしい。山に登っても決してポジティブな思考になるわけではなさそう。

    山本は山と熊飼と仕事と自分に少しずつ折り合いをつけていきます。ここらへんは山を登る感覚なのかも。一気に登れない、ジワジワと上に上がっていく。

    初めての作家さんで良い作品でした。長く活躍してほしい。奇数頁にタイトルロゴが入っているのもなんか良かった。
  • 后と河

    山中ヒコ

    どうしても惹かれる
    ネタバレ
    2025年3月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 中華BLです。治水オタクに恋する皇太子(皇帝)の話。1巻では終わらず続いてます。(終着がわからないので星4つ)

    どうして、高貴な人はオタク気質の人(行き過ぎれば変人に限りなくちかい)の言葉や仕草に恋するんでしょうね。

    容姿に恵まれ、才覚も備え、誰よりも努力してきた龍楊皇太子。その皇太子のハートを熱くしたのが、よりによって身分も低く世渡り下手の治水オタクの王佳。

    なぜ龍楊皇太子は王佳と出会って惹かれたのか。
    龍楊皇太子が逃げた先に何故、王佳は居合わせたのか。
    誰かにひかれるのは、どこかに同じ熱量があるからなのか。

    これから大事業を成し遂げていく2人のサクセスストーリーが待ち遠しい♡
  • 恋愛偏差値回想録【電子限定描き下ろし漫画付き】【コミックス版】

    しなちゃそ

    初恋の威力
    ネタバレ
    2025年3月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 男子校の同級生だった、楠井太一と千鶴和柊の再会ストーリー
    中学2年に図書委員で顔見知りになった二人。楠井は小柄でおとなしい千鶴和の笑顔に惚れてしまう。勢い余って千鶴和に交際を申し込んでOKをもらうのだか、手も握らずに自然消滅。

    時は経過して、アラサーになった楠井が同級生と飲み会をしている席にイケメンに変貌した千鶴和が現れた!
    (スーツやネクタイ姿が爽やかで、しかも色っぽい)

    15年ぶりの再会なのに開口一番、交際していたことを暴露する千鶴和に楠井も同級生も私もビックリ(今そこで?)

    楠井は中学卒業後にごくごく普通な男女の恋愛を経験したのだろうが。千鶴和は外見と一緒に恋愛経験値も大きく積んだのか?実に巧みに楠井を押したり推したりして大人の交際へ繋げていく手腕はあっぱれ!
    (楠井とデート中に仕事の電話に出る千鶴和は実にステキだ)

    全体的に大きな波乱も少なく丸くおさまってる。
    千鶴和が楠井をとにかく好きなのが前面に出て、初恋の威力を感じる作品でした。
  • そして、海に日が昇る

    かれい煮太郎

    健気な想いが交差する
    2025年3月6日
    高校時代の同級生だった、平井晃太と鳴海貴一郎。キイチは暴走族のメンバーで晃太は学校でケンカの強さを売りにしていた。
    その2人を紹介したのが暴走族の統領トオル先輩。物語はほぼこの3人で進んでいく。晃太とキイチは体の関係がありながら想いを伝えられず、キイチが東京へ転校して疎遠になってしまう。

    晃太がキイチを好きなのは伝わる。なんだけど、キイチはどうなのか。社会人になり会社を辞めて行き詰った時点で晃太を懐かしんでいるようにも見える。
    今更?と思えなくもない。

    しかも薄情な奴とも思えるのに再会後の晃太の健気さが切なくなる。好きなんだよなぁ。理屈じゃぁない。
    好きだと楽しいし、笑顔になっちゃうんだよ。

    今回は晃太に肩入れしているなぁ。
    モダモダが続くので前半はスピード感がでない。しかし後半はギアチェンしたようにグッと盛り上がります。

    本作がデビュー作の作家様、これからの作品が楽しみです。
  • BLACK BLOOD【単行本版】

    琥狗ハヤテ

    ロマンがある
    ネタバレ
    2025年3月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 最新の流行りに埋もれながら、たまーに記憶の端っこで思い出してしまう作品がこの「BLACK BLOO」

    脳以外サイボーグのイーサンが生身の人間で研究者のミハイルと出会い、懐かしい感情を思い出すお話。

    アンドロイドの恋とはひと味違う。サイボーグは身体の一部が機械で人工物。しかもイーサンは軍事用サイボーグのため生殖器がない。(お?と思える設定の細かさとかがあちこちにしっかり入っている)
    それじゃミハイルとのエチはどうなるのか!そこは琥狗先生の手抜かりのない展開を楽しんでほしい。

    作品が持つテーマが普遍的です。イーサンは戦場では見つけられない何かを探しに来たけれど、見つけられたのか。色々余韻のあるロマン感。今なら、青年誌でもいけそう。
    まあ、イーサンの顔面がBL的にどうなの?といわれたらあせるなぁ。高感度スコープじゃぁ、ロマンチックなキラキラは厳しそう。
    ん?表紙は見つめ合ってますね^_^
  • 命懸けダミーロマンス

    水曜日

    不器用攻めがカッコイイ!
    ネタバレ
    2025年3月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 水曜日先生!ありがとうございます。
    今回の不器用攻めのレベルが爆上がりで断然カッコイイです。

    同中の同級生で、付き合っていた女に騙された朝井出亮とヤクザの三好夕星が再会して惹かれてあうお話。
    亮くんはお人好しというか、流され易いというか、惚れっぽい体質なのか?つるりと夕星くんを好きになります(チョロい)付き合っていた彼女はどうした?などのツッコミは色々ある。

    ただ、回想で2人には友情プラスαを感じる。
    亮くんが一方的に話しかけて夕星くんの視界に入っている。しかもニコニコしながら話しかけているんだよね。それでヘンテコなキャラクター商品携えてる。無邪気というか、能天気というか。
    都合良く話が進んでいくので読者は置いてけぼりになりがちかもしれません。
    私は受けの泣き顔とか、気持ちを伝えようとする素直さとかが好きでひいき目で読んでしまう。

    不器用攻めで受けを守りに来るタイプのダーリンがお好きな方にはオススメです。
  • 課長、結婚しましょう!!【SS付き電子限定版】

    せいか

    願いの詰まった世界
    ネタバレ
    2025年3月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ノンケ同士がお菓子をキッカケにくっつくお話。ごく普通のサラリーマンの青木課長と本社からきた、切れ味鋭いドスのような部下水野。
    序盤はお菓子作りが趣味の青木に甘いお菓子が大好きな水野はいきなりプロポーズする展開で始まります。
    青木課長は妻を亡くして幼い娘をもつシングルファーザー。水野は青木課長をとても慕っていて、好きだけを前面に出して距離を詰めたりしないとこが大人だなぁと思います。(娘とは取引きしたりするけど)
    大人になってからの恋愛はこうあってほしいという私の願望が詰め込まれた一冊です。
  • 寮舎のイケメン同僚は至高のプレイメイト 完全版【単行本版】

    nocori

    清々しいまでの86
    ネタバレ
    2025年3月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ なんもかんも、すっ飛ばして86から始まる2人。しかもハードな86がギッチリです。1話の舞浜がめっちゃクール男児だったので、2話目からの展開は、えっ?そうなの?と気持ちが上がります。続編があるといいなぁ。舞浜兄も一癖あるし。猿渡の3兄に揉まれる舞浜も見てみたい。
  • 愛ってやつを教えてくれよ【単行本版】

    塩味ちる

    雪の人柄がいい!
    ネタバレ
    2025年2月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ホラーは射程外だけど、サラリーマンの郡山雪と夜景のイントロがどうしても気になって読了。ノンケの攻め、広瀬美空のクズっぷりにイヤイヤこれ、大丈夫かなぁと不安になったのは杞憂でした。(美空は大人の男へ成長しようとしますが、元カノ達といい恋愛が出来なかったのはナゾだなぁ)
    郡山雪は8年付き合った恋人に浮気をされて失恋。
    なのに、相手を責めたりせずに辛い感情と向き合う姿勢が良かった。彼の人柄が作品全体に溢れているので、読後はほぉーっとします。
  • マスク男子は恋したくないのに

    参号ミツル

    だんだん好きになる
    ネタバレ
    2025年2月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻がとてもワクワクしたのでずっと購入し続けている。この作品のおかげでマスクの印象がガラリと変化してくれた。コロナ禍でマスクの人にちょっとした付加価値がついたのかも。
    巻を追う毎に何処に着地するのか不安になることもある。才川のデレはどこまで増すのか。
    1巻を読み直したら佐山は才川のどこに惚れたんだろ?と新たな謎が生まれてしまった。グイグイくる才川に押されたか?あーでも他でもグイグイ来るキャラに押し切られる場面があったわ。佐山は押しに弱いのか。その割に才川には強気だったりするよなぁ。
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  • ぼっちゃん、追い込み愛ですよ。【コミックス版】

    軟式こんにゃく

    高校入学の祝いが書店⁈
    ネタバレ
    2025年2月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 初々しいDKたちの青春ラブコメ。色んな愛があるけど、追い込み愛は初めてかも。恋之介の想いが募ったから親は入学祝いの書店を出すとは、親の愛もなかなかのスケール感。恋之介のストーレートな恋慕は乙女だよなぁ。とはいえ、日和が書店のバイトに辿り着いた頃にはでっかい罠に囲まれた感じだよね。
    あと、4話の扉絵が椿先生?モブなら有り得ない待遇。そりゃ、わたげ(恋之介の飼い猫)はメロメロだけどさ。伏線もあり、そもそもの恋之介の片想いの始まりもまだなので、続きは期待大です。どんな続編でも受け入れる覚悟だが、佐久山がわたげみたくなったら一度考えさせてくれ。
  • ノっぴきならぬ

    こふで

    粋でいなせを堪能
    2025年2月25日
    江戸時代の作品は大衆受けはしないのだが、こふで先生の作品は読んでほしい。浮世絵のような細やかなタッチでありながら大胆な構図で作品へグイ〜っと引き込んでくれます。なんかね、江戸時代の人が現代の人へ描いてくれてるんじゃないかと思えてくる。西洋の色っぽさもいいけど、日本の艶やかさはどうだい?と問われてるみたいでドキドキします。
  • ごちそうΩはチュウと鳴く【コミックス版】

    はなさわ浪雄

    どうなるのだ〜
    ネタバレ
    2025年2月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 獣人オメガバース!主人公はネズミ獣人でΩの胡桃沢はエッチな青年漫画家。その担当が攻めの宇迦野でキツネα。ラブコメでも抜かりなくエロもあります。
    胡桃沢くんのネガティブ思考とネズミとしての高いプライドには笑わせてもらえる。連載がストップしてしまい、次はどうなる!で3巻は終了。え〜「オメダン」(胡桃沢くんの連載漫画)気に入ってたのになぁ。
  • ちょろかわ王子のニセ恋人作戦【コミックス版】

    佐々木ありこ

    はぁ〜好き♡
    ネタバレ
    2025年2月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ クールな攻め進藤大樹と天然ピュア?な早坂悠斗のリーマンBL。攻めの進藤は早坂にめちゃ弱い。仕事ができてモテ要素満載の攻めが悶えるのはなかなかの見ものです。好きな人に意識してほしいって萌える!ストーリーは定番だけど、2人の豊かな表情で最後はハッピーにしてもらえます!
  • イグナートの花嫁【単行本版(シーモア限定描き下ろし&特典付き)】

    もりもより

    表紙の美しさ以上に
    2025年2月22日
    ずっと単行本になるのを待っていました。出だしから印象的な始まりです。
    小さなリタは病気で家族を失い、顔に残った痕で住んでいる村では腫物扱い。
    竜と人間の間に生まれたイグナートは長い時間を孤独に耐えながら生きている。
    リタはイグナートの優しさに惹かれていくし、イグナートはリタの健気さに心を
    寄せていく。この二人は幸せになってほしいな。もりもより先生の画力が凄まじいので
    BLだということを忘れて没入してしまいます。続きが早く読みたい。
  • フェイクファクトリップス 【電子限定特典付き】

    末広マチ

    読んでほしいリーマンBL
    ネタバレ
    2025年2月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 負けず嫌いな志藤全と有能ゆえにやさしい四ツ谷良のライバルBL。堪能しました。
    ライバルって能力が拮抗していないとバランスが保てないところにハラハラしてしまう。負けたくない気持ちもよく分かる。勝つと気持ちいいもんね。素直になれない全くんが良くんと恋人になり、相手を思うあまりにすれ違う展開が2巻目には待ってます。
    恋人だとつい相手に甘えてしまうけど、ライバルだけにお互いを高めあうリスペクトが
    土台にあるので安心して楽しめました。エロもそれなりにあります。
  • 后宮のオメガ

    露久ふみ

    華美なファンタジー
    2025年1月29日
    豪華な表紙に心惹かれて購入。
    華麗な画力でも引き込まれたのに、読者の喜びのツボを押さえてくれる(不遇なΩのイリヤと誠実なハーリド)設定も好きになりました。幼いハーリドとイリヤが初めて出会う庭でのシーンはドラマの始まりを感じてとてもいい!せっかく良い作品だから上下ではなく、4〜5巻でじっくり読みたかなったなぁ。
    いいね
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  • 寅野探偵事務所へようこそ

    黒井よだか

    もだえながらホッとする作品
    2025年1月27日
    「魔女と猫」から大好きなよだか先生。こちらは幼い姪っ子を育てる獣人、寅野と元ヤン矢野快晴の恋と人間模様のお話。探偵事務所に来る依頼人は事情を抱えていて、解決の糸口を探る設定はありきたり。
    しかし、寅野も矢野も恋には純粋でちょっと不器用、特に矢野!
    まぁ、そのギャップにこちらは悶えたりほのぼのしたり。姪っ子の結ちゃんは快晴が大好き♡子供に好かれる人はウソがないんだろうな。気持ちを優しくしたいときに読み直ししたい。
  • 年下上司は褒められたい【単行本版】

    みなもやかづき/.Poika編集部

    リーマンBL!
    ネタバレ
    2025年1月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 試し読みの感触は◎で購入。年下上司の雨宮くんのまっすぐな表情が気に入りました。年上部下の柏木さんは前職でトラウマを抱えての転職者。ただ、柏木さんのトラウマがパワハラなのかセクハラなのか複合すぎて刺さらなかった。しかし、ハピエンなので読後は♡です。