このレビューはネタバレを含みます▼
北野仁先生、5巻まで素晴らしい作品を描いていただきありがとうございます。
凪良ゆう先生の原作を読まずにコミックを読み始めた者にとっては、やっとここまでという想いで感無量です。
吃音のせいで、底辺のぼっちで、いつだってそこにいない者のように扱われてきた平良。
神様が慎重につくったような美しい目鼻立ちと、周囲から特別なリスペクトを受ける生まれつきのキングのような清居。じっと盗み見ている自分を清居が気づいていたことに、輝くものを貰ったように感じてしまう。
そして清居と関われる自分を、昔は汚水を流れていたアヒル隊長だが、今は名誉あるキングのおもちゃとして金色の川を流れていると悦ぶ。
一方の清居は、自分だけが特別で大好きだと神を崇めるような熱を帯びた目で真っ直ぐ見つめられる快感に、キモいと感じながらもいつの間にか執着していくが、それを恋だと受け入れるには、平良とあまりにもかみ合わない。
平良が清居を偶像から生身の恋愛対象として自覚するまでが手強すぎる。ふぅ〜。。。
2人の想いが結実し愛し合う描写は安堵と多幸感包まれます。やっとここまで。。。
この先も、清居のためにキモいことをする平良が可愛いくて、可愛いけどキモいループが続くんでしょうね。
次巻発売まで待ちきれないため、いよいよ凪良先生の原作を読んで待ちたいと思います。
北野仁先生、これからも素晴らしい作品をお待ちしています!!