このレビューはネタバレを含みます▼
辻川は､高校の同級生•久永製薬御曹司の久永智洋にスカウトされて､彼の秘書となります｡父親の急逝で副社長となった久永は､世襲人事への風当たりが強いから､気のおけない秘書をそばに置きたかったと言いますが､二人は特に仲が良かったわけではありません｡さらに久永は､期末テストで辻川に2点差で負けたのが悔しくて辻川を嫌っていたと言いながら､許嫁を迎えるために恋人同士がするアレコレを教えて欲しいと言うのでした｡ハグからキス､また手繋ぎを､鰻や高級料亭での食事と引き換えに久永がにこにことお願いしてきます｡それをクールに流したり､受け入れたりする辻川も､一貫して感情が面に出ません｡本音を言葉にしない元同級生の距離感が大人な恋のお話は､匂わせ程度でエロ描写はありませんでした｡
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