ほたる君、きみは【分冊版】
」のレビュー

ほたる君、きみは【分冊版】

三田織

こんな短いのに感情のウェイブが何度も〜!

ネタバレ
2025年8月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 私ったらいつの間にかゲイ✕ノンケでもハピエンなのがBL漫画において王道と頭に刻み込まれていたようです。この結末に驚いた自分がいたので。
バドエン(はあまり見たことないけど)ならもっとシリアスな感じで終わるし、こんな明るい雰囲気でくっつかなかったBLは私初めて見たかも知れません。すごく新鮮でした。

この先のことは読者の想像次第ということですね?
私は松尾くんの方により感情移入してしまっていたので、出来ればこの恋が成就して欲しいなあって思っちゃう。
電話のシーンはヤバかった。いや序盤からこれ絶対泣くやつと思いながら読んでおり、まずここで第一の涙の波がきた。きっと松尾はこの後1人で泣くんだ、いや日吉相手に明るく喋っている今も涙が頬を伝っているかも知れないと、勝手に松尾を泣かせて自分も泣くという😅
第二の波は日吉が花火よりほたるを選んだとき。キュンキュンうるーってきたけど、私の予想はくっついて終わりだったので大波号泣はそこまでとっておこうと思ったらまさかのあの終わり方で〜!行き場をなくした涙が胸に溜まったままになってもうた〜。
でもレビューを書いている今はこの結末もアリだなと思っています。私松尾のことばかり考えていて日吉放ったらかしだった(笑)普段BLのファンタジーさを楽しんでいる私だけど、実際はそう簡単にはいかないというノンケの現実も描いてくれているのは最初にも書いたけど新鮮だった。そう思うとせめて明るく終わらせてくれた先生に感謝です。
でもねひよちゃん言葉というのは、自分ではちっぽけで小さな罪くらいに思っていても相手にとっては大きな傷になることもあるから、今後はもう少し慎重に発しましょうね。
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