このレビューはネタバレを含みます▼
攻守、おもてたんと違いました…そしてベテラン俳優の伊吹がかわいいネコちゃんをたらし込む話かと思ったら、歳下モデルの千尋が若い燕となり、悩みながらも持ち前の明るさでもって演劇と伊吹にグイグイ迫っていくお話でした。
けれども、手前勝手なそんな誤差なんか気にならなくなるほど内容が良かったです。
完結してから買おうと思っていましたが、還元プラス値下げのタイミングでとりあえず一巻だけでも読むことに。ところがこれで完結でも問題ないくらい楽しませていただきましたし、終わり方もスッキリ。途中に別離の危機はあれども、最終的にはラブラブのアチアチで大満足です。
rasu先生史上、一番好きな作品かも。
みなさまのレビューにて「毛」「情熱」「演劇すごい」「毛」「毛」「修正が神」というピンポイント情報を得てある程度予想してはいたものの…
それぞれ想像の100倍すごかったです。
まず口コミ通り修正が神なのと、毛、毛、毛が!マジでとんでもないことになっています!!
全身とはいわずとも一本一本丁寧に描かれた脇毛に下毛、それがジョリっと肌に擦れる臨場感に…tnkにいたっては質感に加え重量感までもがつぶさに感じられ、表層に走る血管からは、どくどくと脈打っている様子が伝わってくるかのようでした。
それだけじゃない、キャラクターがまるでそこにいるかのように生気をまとい息づいている…演技描写に恋愛模様に、すべての熱量がものすごいです。モーションアクターでも使ったのかな?と思えるほど、実際の人間に近いものがある。
紙の上のペラペラな漫画ではなく、なんだか二次元ドラマを観ているような。
結ばれて公私共に充実…というところできれいに終了していますが、昨今の流れを鑑みるに番外編くらいは出るのかな?
恋に演技に、切磋琢磨する2人のそれからを楽しみに待ちたいと思います(出ますよね??)。