このレビューはネタバレを含みます▼
仁嶋先生の作品は絵も可愛いし評価も高いのでほぼほぼ持っていますが、毎回自分の好みとは少しズレるな〜と思ってしまう作家さんです。相性の問題なのだと思うけど・・。
祖母から引き継いだカフェを営む千波とお店を訪れた訳ありそうな青年・渚のお話。
二人とも相手を思いやりつつ距離を測りながら近づく様子が優しくて繊細な人達なんだなと思いました。二人の抱えるセクシャリティの問題や家族の問題。それぞれが知っていることと見えていないこと・・。人は一面的な存在ではなくていろんな面があり、後悔したり変われたりやり直せたりする。
とても興味深いテーマだし、言いたいことを丁寧に表現しようとする作者さんの努力もわかる。ただ、いろんなことにこだわり過ぎて設定や展開が不自然に感じる部分が所々にあり、すんなり共感しにくいというか話がスムーズに入って来にくいと思うところがありました。
仁嶋先生作品と相性が合わないのかな〜。でも次に期待!
星4.5