フォロー

27

フォロワー

29

総レビュー数

2041

いいねGET

8195

いいね

5371

レビュー

今月(10月1日~10月31日)

レビュー数6

いいねGET31

シーモア島
ベストアンサー0
いいね1件
投稿レビュー
  • ねえ、おんなのこにしてあげる 【電子限定特典付き】

    マミタ

    結局かわいい
    ネタバレ
    2025年10月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 週末の夜は女装キャバクラのキャストをしている旅行代理店の店長・白と客としてきた職場の部下・青天目。
    秘密握られて脅されてっていうエロ展開ではあるけど、そこはマミタ先生なのでそんなに酷い状況にはなりません。
    白はバレたくないのにスッピンで女装してお店に出るってどうなの!?と思うけどお化粧もしないでメイド服着てるゴツいおっさんがだんだん可愛く見えてきます。年上の優しげな男性が女装してるのが好きな青天目の性癖にピンポイントでマッチング。これもある意味運命。白も女装をバレたくないけど本当は人に見て欲しいし知って欲しかったのかな。人に言えない秘密を共有するのって深いところで繋がってる感じがする。
    ちゃんと気持ちが繋がってこれからでしょってところで終わりなので続編が読みたいな〜。
  • 向日くんは高校生

    木丈ですく

    そんなことある!?
    ネタバレ
    2025年10月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 昔好きだった2歳年上の近所のお兄さんだと思っていた相手に7年ぶりに再会したら実は5歳年下の高校生だった、というお話。
    ん?どういうこと?好きだった人の兄弟?それともファンタジー的な展開?って思ってたら葵の恋愛対象になりたいから年齢サバ読んでた・・ってそんなことある!?大人っぽい高校生がスーツ着たら社会人に見えるというのはあるかもしれない、でもいくら体が大きくても小五の子が高3には見えないでしょう〜。
    絵は可愛いし悪い人も出てこない平和な展開は好きなんだけど、設定に無理がありすぎてハマれなかった・・。
  • 百と卍

    紗久楽さわ

    可愛くて艶っぽい
    ネタバレ
    2025年10月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 読み初めは人間関係がわかりづらくて、以前読んだ時は途中で読むのをやめてました。でも読み進めるうちに自分の頭の中で整理されてきて物語に引き込まれました。
    元陰間の百樹がちょっと幼くて素直で明るい。辛いこともあっただろうに全然擦れてもないし汚れてもいない。こういう人が芯が強い人なのだろうと思うし、卍もそういうところに癒されて可愛くてしょうがないんだろうな。
    全体的に性に寛容な雰囲気もありながら、時代ものならではの仄暗さや色気もあって艶っぽい。登場人物達の未練や後悔や執着が渦巻いた複雑な人間模様も秀逸です。それぞれがちゃんと自分なりの幸せを見つけるのも良かった。
    背景や刺青や着物の柄などの絵がとても綺麗なのも魅力的。そして・・百樹のお尻がプリッとしてかわいい〜。
    私的かわいい受けちゃんのお尻ベスト3に入ってます。
  • 男子寮の薔薇は乳首の夢を見るか?

    愛染マナ

    探究心がすごい(笑)
    ネタバレ
    2025年10月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ キラキラお耽美系の御曹司が変態転校生に振り回されるお話。
    宗一郎の性への探究心が凄すぎて様子がおかしすぎる(笑)藤河原は負けず嫌いと素直さが災いして宗一郎に振り回されっぱなし。
    おバカなエロエロ男子寮生活だけど宗一郎としては大真面目に研究してるのが面白い。
    ブッ飛んでて何度も笑わされました。ギャグ強めだけど変なくどさがなくて読みやすかったです。オススメ!
  • 夜をこえて、ふたりで【単行本版(シーモア限定描き下ろし付き)】

    81

    良いタイトル
    ネタバレ
    2025年10月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 「朝が来たら、ふたりは」の続編。
    前作でお付き合いすることになり一緒に朝を迎えられる様になった二人のその後です。
    当て馬的な人が出てきてちょっと拗れたり、同性カップルとしての悩みがあったり・・でも以前はスカしてた藤井が余裕なくして覚悟決めて最後はいい男になったな〜と思いました。
    懸案となっていた悠介の実家問題も解決とまではいかないけど、厳格な父親もちゃんと悠介の幸せを願っている そんな親心を知れて良かったです。
    「夜をこえて」のタイトル通り困難を乗り越えて絆が深まった二人にほっこりするとともに濃厚なイチャイチャも堪能できます。幸せな二人の続編も見てみたい。
    ただ一つ気になったのは、表紙絵は分冊版の方が好きだったなって思いました。表紙めくったところに載ってはいるけど。
  • 俺のポラリス

    仁嶋中道

    心温まる
    ネタバレ
    2025年10月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 仁嶋先生作品はほぼほぼ持ってるのだけど私はあまり刺さらないことが多くて、今作も積読しててずっと読んでませんでした。
    でも読んでみて良かった。ほっこり心温まります。
    代理旅行って情報番組とかで時々取り上げられてたので気にはなってた。遠方のお墓参りや病気の方の思い出の場所への旅行などはわかるけど、そんなに需要あるのかなって思ってました。でも、この作品を読んで、ここまで依頼者のことを考えて親身になってくれるなんて素敵だなと思いました。個性的な依頼内容にも工夫して応えようと頑張る姿に引き込まれるし、仕事を通して成長していく巡に温かい気持ちになります。そして・・初対面の様でいて実は以前にも会ったことがあるという運命の再会パターン。大好きです!
    すごく素敵な作品でした。
  • 無機物BL 傘と傘立て

    ハラキ

    意外にも感動的
    ネタバレ
    2025年9月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 傘と傘立ての恋と言ったらあぶく先生の傘バース作品を思い出します。「放課後水入らず」は擬人化の逆の物体化 動き回る傘と傘立てだったけど、今作では意思はあるけど動かない本物の無機物です。
    自分で動くことのできないままならなさ、徐々に心を通い合わせていく繊細な描写、第三者であるビニール傘の侵入・・・自然なストーリーなのに傘と傘立ての恋もしっかり描かれているし切なさも心温まる展開もある。なんだかんだ持ち主の康太がいい子だから成立する部分もあるな。意外にも感動的でウルっとします。
    ラストは康太にもビニール傘にも新たな出会いの予感。
    お値段の割に103ページとたっぷりあってお買い得です。めちゃめちゃオススメ!
  • アオハルにもほどがある

    木下けい子

    みんな良い人〜
    ネタバレ
    2025年9月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 場末のホストクラブのNo.3・アラサーホストの三成と三成に入れ上げるDK・宗悟のお話。
    他のホストもお店のお客さんもみんな良い人で宗悟の応援して温かく見守ってくれてるし、宗悟は無鉄砲で一生懸命でズレてるところも面白かわいい。
    テンポが良くて軽快ですごく面白いです。まだ続くけど、今のところ木下けい子先生作品の中でかなり上位に好き!
    早く続きが読みたいです。
  • こんなにえっちでごめんなさい。【電子限定描き下ろし付き】

    車谷晴子

    期待を裏切らない!
    ネタバレ
    2025年9月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 作者様買いです。

    表の顔は真面目で優しい保育士さん、裏の顔はア○ニー大好きな陽汰。ある日、隣の部屋にいつも見ているゲイビの男優が引っ越してくるという展開。
    妄想ばりの都合のいい展開だけど、車谷先生の描く攻めが普通のいい人なはずないよね。そこはやっぱり・・・それはそれは激重なド執着愛でした。うんうん、期待通り!
    陽汰は真実を知らず運命を信じたままで海江田に囲われて溺愛されて過ごしていくんだろうな〜。知らぬが仏。本人達が幸せなら問題なし!
    タイトルはもう少し捻りが欲しかったかな。
  • 愚か者ワンゲルナイト

    町屋はとこ

    久しぶりに読み返したらすごく良かった
    ネタバレ
    2025年9月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 久しぶりに再読。以前読んだ時はあまり印象に残らなかったけど、読み直してみたらすごく刺さった。え、こんなにいい話だったっけ。昔購入した作品をたまに読み返してみるのも大事だな。

    失恋して自暴自棄になって山で遭難しかけていたところを助けてくれて成り行きでワンナイトした相手・・そりゃ好きにならないはずがない。
    後悔とトラウマ抱えて足踏みしている藤には勢いと行動力があって考え無しだけど素直なキラがいい組み合わせ。キラが起こした環境の変化に巻き込まれてるうちに一歩踏み出せてたのかもしれないな。
    初めは無謀で身勝手に思えたキラがどんどん健気で可愛く見えてきて応援したくなります。
    そして藤の心の傷、亡き親友への想いとキラへの想いが溢れるところでウルッとしました。
    すごくいい作品でした。
  • なんて罪深い君と僕の純情

    ハラキ

    「壁の手 山田さん」の作者様
    ネタバレ
    2025年9月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 見た目が可愛すぎることでいつも彼女に振られてしまう慶一郎は、それを逆手にとって女装してナンパしてくる男を揶揄っていた。そこに本気で女性と勘違いして告白してきた大学生・白畑と面白半分でデートするうちに本気になっていく、というお話。
    白畑のことをだんだん気になってきているのに自分を偽った細かい嘘が積み重なって後々辛い展開になりそう〜って思ってました。
    1巻の後半でお互い黙っていたことを告白してハピエンになるかと思ったら・・白畑の突然の暴走で拗れちゃって、唐突な豹変ぶりにびっくり。今までの白畑のキャラと違いすぎない?その後和解してハピエンかと思ったけどまだ引っ張るのも意外な展開でした。
    2巻はいちゃいちゃバカップルっぷりや不安やすれ違いや白畑の成長が見られるけど、ちょっと繋がりが悪くて番外編を集めた様な雰囲気がありました。
    基本的にはほのぼのして可愛らしいけどストーリー展開がちょっと不自然だったかな。
  • 僕のパパになってください

    緒川千世

    温かさと切なさと
    ネタバレ
    2025年9月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 人付き合いの苦手なSEの春樹。偶然出会った赤の他人にお金を払ってパパになってもらっているというお話。
    利害関係のない他人だから気軽に話せるというのもあるかもしれない。春樹は欲しくても得られなかった父との温かい関係を、そして灰田は自分の妻や子供のことを理解してあげられずに失ってしまったことへの贖罪を、お互いによって埋めようとしたのかな。
    二人の関係が穏やかで温かいのに表面的で切なくも感じられます。
    春樹が同性愛者であることを告白し灰田はありのままの春樹を受け入れます。二人の関係が今後どのようになっていくかは読者の想像に任されているような感じですが、私は春樹は気持ちを告げないまま今の関係を続けていくのではないかと思うし灰田も春樹の気持ちに気づかないふりをしたまま良き理解者良きパパとして過ごしていくのではないかなと思いました。そして春樹がいつの日か誰かに恋をしたらそっと応援して巣立っていく息子を少し寂しい思いで見守るのではないかな・・と勝手に想像しました。
    人それぞれの解釈ができるしラストはこの終わり方で良かったと思います。
    素敵な作品でした。
  • スキスキよしよし

    黒木えぬこ

    結局ハスキーが可愛いという結論
    ネタバレ
    2025年9月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 作者様買いです。
    実家の愛犬にそっくりなハスキー系男子とか最高!無愛想なコワモテに見えて実は天然ドジっ子な基くんのギャップがかわいいし、重ね合わされてる愛犬“フクダ”が愛らしい!!あ〜シベリアン・ハスキー大好き❤️
    設定は大好きなんですよ。でも花山があまりにもチョロすぎというかあれよあれよという間に流されちゃって、ゲイでもないのにまだそれほど親しくないバイト君を体で慰め?ちょっと展開が強引すぎて置いてけぼりです。はじめのつかみが良かっただけに不自然な展開が残念。
    基の年下ワンコ系攻めっぷりが見た目も含めて作者さんの「みーくんと5回のおねがい」の奏汰に似てるな〜って思ってたらその奏汰がチラッと登場。少しだけ繋がってました。久しぶりに「みーくん〜」を読み返したけど、私は「みーくん〜」の方が好きだな。カナちゃんとみーくんの続編読みたいです。
    星4.5
  • いつまで代わりでシましょうか 番外編

    成瀬一草

    かわいい人達
    ネタバレ
    2025年9月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ めちゃめちゃラブラブでかわいい人達。圭は以前はゲイであることを隠してたのに今はすっかり落ち着いて自信がついたという感じです。穂高がちゃんと安心させてくれてるんだろうな。いい恋人だ。
  • いつまで代わりでシましょうか【単行本版】【電子限定特典付き】

    成瀬一草

    身代わりから変化する恋
    ネタバレ
    2025年9月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 積読本から。
    長年片想いをしていた親友の結婚式の帰りに出会った相手と成り行きのワンナイトをする・・いわゆる王道展開です。でも好きな人の代わりにして寂しさを埋めていた相手だったのにだんだんその人自身を好きになっていく、その過程の心情がよく伝わってストーリーがしっかりしてます。最後はちゃんと話し合って正直になった後の打ち解けた雰囲気がとてもいい。描き下ろしや特典も必見です。
    圭の担当していた案件は結局どうなったんだろうと思いましたが、番外編にちゃんと結果が描いてありました。
  • 終われなかった恋の話

    小木カンヌ

    憧れとコンプレックスと
    ネタバレ
    2025年9月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 大学時代の写真研究会の友人で一度体の関係を持とうとして失敗して以降疎遠になっていた壬生と筒美。プロカメラマンになった壬生が実家の旅館を継いでいる筒美と10年ぶりに再会して再び動き出す物語です。
    単純な恋愛感情だけじゃなくて相手の才能への嫉妬やコンプレックスが混じり合って拗れた感情。今は趣味程度にしか写真を撮っていない筒美がプロカメラマンである壬生にに対してまだ妬むんだと少し驚きましたが、筒美も写真に対する未練や情熱が燻っていたのかもな。ネガティブにグダグダ考えてる筒美に対して壬生が強引だけど包容力があって良かった。学生時代の壬生はちょっと虚勢張ってる感じであまり好みじゃなかったけど大人になって落ち着いたいい男になってると思う。
    積読しといたけど読んで良かった〜。
    星4.6
  • 片恋オペラ

    桂小町

    どちらも歪んでるのかな
    ネタバレ
    2025年9月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 幼馴染の歪んだ執着愛。
    青の気持ちを知った芥が、可愛くて大切な青の願いを叶えるという形でお付き合いすることになったけど深層心理では芥も青のこと好きだったんじゃないかしら。今の青、紅との幼馴染という関係を壊したくなさすぎて歪んだ形で発露した結果が惚れっぽい片想いジャン/キーだったんじゃないかなと思ったり。そうはっきりとは描かれていないけど鈍チンな芥だから自分の気持ちにも気づいていなかったのかもな。
    表題作のほか短編が一作品収録されています。
    星4.4
  • ほなみ店長は働かない

    武田愛子

    まったりほのぼの
    ネタバレ
    2025年9月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 以前購入していた雑誌で読んでいた作品が単行本化されていたので読んでみました。
    漫画家を目指す書店バイトの芽衣子と個性的な書店スタッフたちの日常を描いた4コマギャグ漫画です。
    ほんのり恋の予感が匂わされてますが発展はなくまったりした雰囲気のまま終了。
    4コマ漫画ですが連続しているのでちゃんとストーリーがあるのがいい。

    あとがきで作者さんが今作は「代原連載」だったと書かれていますが、雑誌って数ページの短編作品やエッセイ漫画などが単発や不定期で載ることはよくあるので特に気にしていませんでした。代原を描く大変さなどを書かれていて、自分が何気なく読んでいたものの裏に色んな苦労があったんだなと業界の裏側(ってほどでもないけど)をちょっと覗いた気分でした。
  • ひっぺがして、こころうらはら 【電子限定特典付き】

    幾田むぎ

    可愛い二人!
    ネタバレ
    2025年9月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 目つきが悪くて怖い人だと思われてるけど実はピュアな猪田とヤリ○ンチャラ男と思われてるけど頼まれたら断れない気弱な萩田のお話。
    誤解されやすい上に期待に応えようと頑張っちゃう優しい二人のなのでお互いに勘違いすれ違い。切ない展開もちょっとはあるけど、それ以上にすれ違いっぷりも可愛い。
    お互いの思い込みがなければ近づくこともなかったのだから誤解も悪いことばっかりじゃなかったよね。
    心が苦しくなる様な展開もなくて、二人の可愛さにたっぷりキュンキュンして元気になれる作品です!
  • おひとり様には慣れましたので。 婚約者放置中!

    晴田巡/荒瀬ヤヒロ

    面白いです
    ネタバレ
    2025年9月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 普段は令嬢系の作品ってあまり読まないんだけど、ふと試し読みしてみたらすごく面白かったです。
    婚約者のケイオスが他の女性にかかりきりで蔑ろにされていたニコル。ケイオスに期待することを諦め依存をやめおひとり様に目覚めていくというお話。
    令嬢系作品のイメージって主人公がいじめられたり虐げられて辛い思いをしているところにスパダリが現れて救い出してくれるって感じでしたが(あくまで個人的なイメージです)今作では周囲の人たちもニコルの味方になってくれてニコルが徐々に自立していく、成長の物語だと思いました。ケイオスもそんなに嫌なヤツではなくて単にカッコつけで無神経なだけだった(笑)本当に悪い人は出てこなくて軽快なラブコメに仕上がってます。
    最終的には心を入れ替えたケイオスと元鞘に収まるのかな〜。ニコルには自分らしく自由に生きていって欲しいな〜。
    楽しく気持ちよく読める作品です。
  • アンドロイドは恋の夢を見るか?【SS付き電子限定版】

    リオナ

    ある意味理想型
    ネタバレ
    2025年9月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 10年前に夫を亡くした壱紀が家族として家庭用アンドロイドを購入しようとしたら手違いでセクサロイドだった、というお話。
    結構コミカルだしエロエロ展開かなと思ったけどそうでもないし、人間と機械の恋は切なくなりがちだけどそういう訳でもない。予想外の展開でした。
    でもある意味アンドロイドとの恋愛・人生においてこれが理想型かもな。感情を持つことを許されてバグとして初期化されたり廃棄されたりすることもなく、型が古くなりサポートが終了するという機械には避けられない問題も研究対象ということでクリアできる。サラッと展開しているけどとても幸せな結末だと思います。
    それに対して、アンドロイドと人間の関係という意味では課長の問題の方がとても切なくて考えさせられました。娘として迎え入れた子どものアンドロイドはプログラム通り行動してわがままも言わない。そして自分達は歳をとるのにその子は成長しないし、年齢に合わせて成長した機体に移行するのも悩ましい。アンドロイドは「モノ」なのか「家族」なのか。子供のアンドロイドだからこそその悩みがより深刻に感じられます。こちらの家族のその後はわからないけど幸せな結末を迎えていて欲しいと切に願いました。
    壱紀とアイリはハピエンでよかったけど、あっさり上手く行きすぎな気がして少し物足りなく感じてしまいました。
    星4.5
  • 怪異さんと飛鳥くんのお話

    シズマ

    怪異さんとは何者なのか
    ネタバレ
    2025年9月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ SNSで時々見ていて、オススメにもあがっていたので気になっていた作品です。
    セールの機会に購入しました。

    顔が怖くて背がすごく高い“怪異さん”とオカルト好きな新社会人・飛鳥くんのお話。
    見た目は怖いけど実は優しい怪異さんが泣き虫で頼りない飛鳥くんを可愛がって溺愛する展開です。
    怪異さんって妖怪か何かかな?ずっとそこに存在していたのに誰にも気づかれることなく、初めて気づいてくれた飛鳥くんを好きになったということなのかな?
    心優しい主人公が見た目に惑わされず中身を見て異形のものと親しくなる・・人外ものでは時々見る展開ですが、怪異さんが何者なのかわからなくてモヤモヤする。怪異さんがどういった存在か怪異さんがどうして怪異になったのか、そういった深いエピソードは全くなくて、二人のほのぼのした日常をただただ眺めるという感じです。
    感動やストーリー性を求める方には向かない作品だと思います。あとエロもありません。
    星3.5
  • 屍と花嫁

    赤河左岸

    怪しく美しい物語
    ネタバレ
    2025年9月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 中華系耽美BLという感じでしょうか。
    ダークで怪しい雰囲気だけどその怪しさが美しい。
    確執のある異母兄弟が凄惨な後継者争いを繰り広げたと噂されているけれど、その真相は狂おしいほどの執着と愛。
    中庭の清らかな蓮の花と二人の文字通り“一蓮托生”の運命が対比されている様に感じました。
    明るい太陽の下での幸せはもちろん望むべくもないけど、二人なりの幸せを手にできたのではないでしょうか。
    全体に漂う空気は重苦しいけど、ラストは穏やかで温かいと思いました。
  • タカラのびいどろ[コミックス版]

    鈴丸みんた

    可愛すぎ
    ネタバレ
    2025年9月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ みんた先生の絵大好きです。今作は新刊で購入していたのだけど私的にはあまりハマらなくて、でも評価はものすごく高いので自分の感覚が変なのかなって思ってそのうち見え方が変わってくるかもと思い時々読み返して見てました。

    大進がピュアで素直なのかもしれないけど、やたら幼すぎない?大学生だよね。宝先輩も再会した当初から大進のことが気になっていたのなら最初の頃の言動が意味不明すぎるし、ゲイではないのなら一回話しただけで大学まで追いかけてきた大進と顔だけ見て群がってくる女の子達との違いはなんだったのか、大進のどこをいつ気に入ったのか。
    説明不足に感じたり腑に落ちなかったりするところが色々ありました。でも絵も可愛いしキャラクターの可愛らしい雰囲気は大好きです。惜しいな〜。
    星4.4
  • ダンキーナイト

    屋号

    元ライバルからの〜
    ネタバレ
    2025年9月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 会社ではバチバチにやり合ってた元ライバルがケンカップルに・・予想通りの王道展開。でも王道って安心して読めるよね。

    「嫌いきらいも好きのうち」ってわかる!ライバルってことは相手の能力を認めてるわけだし常に気になる存在だったわけだし、好きになるお膳立ては十分できてる。すぐ喧嘩腰になるのがちょっと鼻につくけど、受けが女性っぽいよりも男臭い方がBLカップルらしくて私は好き。
    そして・・・ビックリするほどの神修正。え・・これいいの?18/禁作品でももっと修正されてる気がする。ありがとうございます。
    星4.5
  • アルマーク

    柚ノ木ヒヨト/やまだのぼる/出水ぽすか

    先が気になる
    ネタバレ
    2025年9月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 電子コミック大賞2026男性漫画部門エントリー作品です。
    無料の2巻まで試し読み。
    傭兵の息子で自身も兵士として戦っていたアルマークが魔術師になるため魔法学校に編入するというお話です。
    ファンタジーものはそれほど詳しくないけど、多くの作品では武力を使う者と魔力を使う者は別というイメージだったから少し異色の作品という印象です。
    兵士としても優れていたアルマークだけど、冷静で穏やかなのできっと魔術師としての才能もあるのだろう。今後 魔法学校の仲間たちと世界を平和にするために戦っていくのだろうか。アルマーク達の成長も楽しみだし先が気になる作品です。
    ライトノベルのコミカライズだからというのもあるかもしれないけど、状況説明やモノローグなどの文字がとても多いように感じました。その点は好き嫌いが分かれるかもしれません。
    星4.4
  • 兄弟失格それ上等

    中川カネ子

    深く考えずに楽しも!
    ネタバレ
    2025年9月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 一番最初に購入したカネ子先生作品です。久しぶりに再読。BL読み始めて結構初めの方だったから、18/禁でもないのに甘過ぎる修正とまぐわいまくる二人のどエロ描写に驚いたものです(懐かしい目・・・(笑)

    親の再婚で義兄弟になった大学生の風介と芹。
    風介はおバカだけど優しいしポジティブだしなんだかんだ良い子。芹はやたらとド執着だから過去の因縁があるのかな〜って思ったら、子供の頃からのクソデカ感情だったのね。うんうん、納得。そんなに執着してた割に同じ大学にいた風介に接触して来なかったのが不思議だったけど、親の再婚がもしかして風助に近づくための芹の策略だったのかしら・・って気づいてちょっと怖くなっちゃった。そんなことないか、考えすぎか。
    強引な展開もあるしツッコミどころもある。でも、テンションの高さが面白いしエロさmax。深く考えずに気軽に楽しめる作品だと思います。
    星4.6
  • 星見えぬ街で君を知る【特典ペーパー/電子限定描き下ろし付き】

    つし子

    穏やかで初々しい
    ネタバレ
    2025年9月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 高校卒業後に都会に出て、自分のことを知っている人がいない場所で自分らしく生きたいと思っていたゲイの元晴。
    バイト先のゲイ風俗店での最初の客が地元の中高の同級生って・・気まず過ぎるよ〜普通なら即チェンジでしょう。最初に読んだ時はそのまま続行したのに違和感があったけど、読んでいくうちに和矢は元晴に学生時代から好意があったんじゃないかなと思いました。そのまま田舎にいたらお互いのセクシャリティを知ることもなく結ばれることもなかった二人。気まずいし元晴が他の客ともそんな事してると思ったら辛かっただろうとは思うけど、その場所での再会だったからこそお互いの秘密を知ることができたんだよね。
    風俗店が舞台ではあるけど二人とも素朴で純粋。初々しくて穏やかな作品でした。
  • ストレイ・ピンク・ラブドール

    革命なむ

    ギャグ要素強め
    ネタバレ
    2025年9月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 人間を恨むセクサロイドが報復のため人間を服従させようとする、というお話。
    どんなヤバイことになるかと思いきや、あれ?大切にされ慣れてないセクサロイドが意外にピュアでチョロい!?
    元の持ち主も恨まれるようなどんな酷い事したのかと思ったら・・・ん?まぁそれもある意味ネグレクト!?
    色々予想外の展開でしたが終始テンション高くて面白かったです。
  • 島さん

    川野ようぶんどう

    7巻必読!
    ネタバレ
    2025年9月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 以前途中まで読んでいたので、全巻無料で7巻まで読みました。
    コンビニバイトをしているおじいさん・島さん。背中に刺青あるし元ヤクザなのかなって思っていましたが、頼りないけど全然怒らないし人情味があってヤクザ感ないしずっと謎でした。7巻に島さんの過去エピソードがあって理由が判明。ウルッとする〜。島さんの人間味が爆発。やっぱり島さんかっこいいです。
  • こんなものは恋ではない

    志々藤からり

    予想外にカラッと面白い
    ネタバレ
    2025年9月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作は義兄弟もの。
    実の兄弟や義兄弟って設定はBLではある意味定番だけど、近親相カンものにありがちなじっとりした湿っぽさや背徳感はあまりなし。実子の惟雀の能天気さとポジティブさのせいか意外にカラッと面白い。養子の光次は責任感や罪悪感で苦しんだり切なかったりするけど、明るい惟雀と一緒ならなんとかなると思える。アホだけどね。金剛寺の両親も明るいし正直に話しても許してくれるんじゃないかな〜。表題作だけで1冊じっくり読みたかった。

    もう一作品は猫カフェが舞台の体格差CP。可愛いけどサラッと進んでしまってちょっと物足りなかった。

    星4.5
  • ずるくてかわいい

    三木原針

    2作品収録
    ネタバレ
    2025年9月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作はイベント出張に来ていた社員の岸と大学生アルバイトの久住のお話。
    昔は結構遊んでた岸が酔った勢いで若い子に手を出して一夜の過ち・・・かと思いきや久住が本気になって押しまくり。年齢差もあって腰がひけ気味の岸だけどこんなに一所懸命になられたらそりゃ絆されるよね。ちょっとくたびれたおじさん受けと年下ワンコ、大好きな組み合わせです!

    もう一作品は10年来の付き合いの友人どうしのすれ違い両片思い。二人とも言葉が足りなくてツッコミどころ満載だし、ページ数少なくてサラッと展開。もっとじっくり読みたかった。
  • オレを知らない今日の君

    豚田もこ

    タイムリープもの
    ネタバレ
    2025年9月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 大切な人を救うためタイムリープを繰り返すというお話です。
    せっかくなので肝心な部分はネタバレなしで読んでほしい。
    でも結局、三国の真っ直ぐさが二人を救ったということなのかな。
    シリアスな本編と比べてほんわかな電子描き下ろしが微笑ましい。
    星4.5
  • レトリック

    山田ノノノ

    ラスト3ページに救われる
    ネタバレ
    2025年9月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 積読本から。
    最近はオメガバースもDom/Subも多様性の時代。近頃 強いSub、優しいDomが描かれた作品を読むことが多かったけど、今作はある意味古典的Dom/Sub。
    巨大企業グループの後継者として育てられた御門はSubであることが判明した後もその事実を周囲に隠してDomのように振る舞っている。周囲を取り巻くDom至上主義者達の態度が醜悪で、親の期待に応えるためDomであろうDomになろうと苦しむ御門が痛々しい。Domの須藤と出会ったことで「Subのままの自分を受け入れられたい」という気持ちに向き合い努力でグループの後継者としての地位を獲得していこうと決意するという展開。
    本編では御門がDomであろうと苦しむ様子がほとんどだけど、欲を言えばSubの自分のままで努力する様子の方を重点的に見たかった。
    描き下ろし「non rhetoric」のラストで御門がいかに大きな仕事を成し得たかが描かれていてウルッとした。この3ページがなければこの作品はもっと後味の悪いものになっていたと思う。
    星4.5
  • キミに言えないことがある

    もふもふ枝子

    自分なりの正解
    ネタバレ
    2025年9月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 久しぶりに再読。
    以前読んだ時モヤモヤした。今回も確かにモヤモヤした。登場人物達の苦しさやどうしようもなさ表すための要素を詰め込みすぎて、作者さんの本当に表現したいことが不明瞭になっているように感じました。

    厳格な父に育てられ、常に正解や正しさを求めてしまう恭介。幼馴染の佳純を好きなのに「男同士」は正しくないことだからと自分の気持ちを受け入れられず、佳純には女性と幸せになって欲しいと願っている。そして恭介に受け入れられなかった佳純は寂しさを埋めるために偶々優しくしてくれた女性と不倫している・・という展開。拗れに拗れた両片思い。
    恭介の職場での様子に結構ページが割かれているが、恭介の頑張りすぎたり正解を求めてすぎたりする性格を表現するためなのだと思う。佳純の不倫も、本当に好きな人に受け入れてもらえない寂しさと自暴自棄感を表すためなのだろう。でも、それぞれのエピソードの繋がりがあまり良くなくて全体的な流れがスムーズじゃない感じがします。
    もっとシンプルで良いんじゃないかな。幼馴染の切なくて苦しい両片思い。その要素だけで大正解です。
    星4.4
  • ラブ・チェイン・ラブ・ジーン

    ヱビノびすく

    ファンタジーの中のリアル
    ネタバレ
    2025年9月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 資産家の長男で強いDom性を持つ愛弥と企業の優秀な跡取りだけどSubの梗一郎のお話。

    Dom/Subというファンタジー世界だけど、ホルモンやエピジェネティクス、認知行動療法的な話などディティールにこだわっていてリアルさがある。
    そして梗一郎の「Domだからこんな馬鹿なことをしてしまう」というセリフが響きました。確かにそうだ。力があるから使ってしまう。力を持っていても使わない、あるいは欲望を制御して正しく使うのには自制心が必要だ。Subの自分だけでなくDomの弟もダイナミクスから自由にしたいと研究する梗一郎は強くて誇り高いと思いました。
    お金も力もあってなんでも思い通りになると思っていた傲慢な愛弥が恋をして自制したり努力できるようになったのは大きな成長だし、梗一郎も信頼して委ねられる相手に出会えて良かった。
    コミカルさもあるけど共感できてキュンもあってホッコリもある。すっごく良い作品でした。
  • ニュースにならない恋ですが

    風緒

    一夏の思い出と再会
    ネタバレ
    2025年9月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 地方局の冴えないアナウンサー・笹原とゲイバーで再会した初体験の相手・七森のお話。

    笹原が学生時代にバイトしていた有名旅館の次男だった七森なのに今はヒモ生活ってなんだか謎が多いまま展開します。
    お互い相手が自分にないものを持っている気がして勝手にコンプレックス刺激されちゃってたのかもしれないけど、結局 両片思いだったのかもな。
    最後に七森が事情を話して素直になってハピエンで良かったです。自分にないものを持っているってことはいい刺激になるだろうし二人は相性いいと思うな。
    星4.4
  • 春待ちうさぎは発情期らしい

    黒岩チハヤ

    もだもだ恋愛
    ネタバレ
    2025年9月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 傷つきたくないからワンナイト主義になったゲイの兎月と付き合った子がメンヘラ化しがちな先輩・戌亥。
    高校からの先輩後輩の恋に不器用な二人が素直になれずにモダモダしまくる展開です。
    兎月の拗らせっぷりはかわいらしいといえばかわいらしいけどちょっとやりすぎな気も・・。先輩が粘り強く頑張ってくれて良かったね。途中ストーリーが強引というかスムーズじゃない感じがして「ん?」ってなりました。
  • orange

    高野苺

    後悔しない選択とは
    ネタバレ
    2025年9月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 以前途中まで読んでいたので全巻無料の機会に最後まで読みました。

    高校時代に友人を亡くした仲間たちが彼を救うために過去の自分たちに手紙を送り未来を変えようと奮闘するお話。
    後悔しない選択とは何か。そもそも人生は選択の連続であって一つを選ぶとその後の展開も変わってくるし周囲の色々な人の動きによっても違う結果になってしまう。結局 絶対的な正解はなくて、相手のことを思い真剣に考えて自分なりの答えを出したその先により後悔の少ない未来があるのではないかな。
    翔の悩みや言葉がすごく真に迫っていて、実際そうなんだろうなと思いました。友人達みんなが翔を大切に思っていて他人のために行動できて本当に良い子。特に須和がいい奴すぎて泣けました。偽善とかじゃなくて本当に大切な人の幸せを喜べるってすごいことだと思う。翔のことを救えた未来でも菜穂は須和と一緒になる方が幸せなんじゃないかな〜と思ってしまいました。
    星4.5
  • 酔いどれ恋をせず

    橋本あおい

    大好きなんですよね〜
    ネタバレ
    2025年9月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 本棚の整理をしたので久しぶりに再読。この作品大好きなんだよね〜。

    職を失った利酒師の水澄が偶然入った蕎麦屋でワンナイトの相手・誓と再会し彼の店で働くことになるというお話。
    出会い方が出会い方だからもちろんエチはしっかりあるけど、料理のことお酒のこともしっかり描かれていてストーリーもとても良い。グルメ漫画とまではいかないけど、お店の雰囲気も良くて出てくるお料理やお酒も美味しそうで近くにこんなお店があったら通いたいな〜と思います。
    頑固で職人気質っぽい誓と繊細で人当たりのいい水澄は公私共にパートーナーとしていい組み合わせだと思うな。そしてなんといってもキヨさんが最初から最後までいい仕事してくれます。おおらかで懐が深い。キヨさんがいなかったら今の誓はいないし、この二人も一緒になれていない。キヨさんありがとう!
  • 黒か白か

    さちも

    祝!完結
    ネタバレ
    2025年9月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ とうとう完結しましたね。
    途中ストーリーがなかなか進まずヤキモキしましたが、最後は社長がしっかり罰を受けて良かったです。
    芸能界の闇が一掃されたわけではなく不穏な感じも残りましたが、とりあえず慎とシゲが幸せならそれでヨシ。
    今作は強面なのに実はピュアで可愛い慎をシゲと一緒に愛でる作品かな。みんなに愛される慎にシゲの劇重な愛も納得です。
    14巻の表紙が白タキシードの二人なので関係を公表する流れかと思ったけど、公表はせず理解のある仲間たちに見守られて二人で歩んでいくラストである意味現実的だと思いました。
    星4.5
  • いとしのミスターチェリーボーイ 【電子限定特典付き】

    南国ばなな

    テンション高いけどちょっぴりウルっと・・
    ネタバレ
    2025年9月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ めちゃめちゃ良かった〜。一番のお気に入り本棚に入れました!

    7年ぶりに再会した幼馴染の優人と伊鶴。
    優人はノリが軽くてちょっぴりおバカだけど良い子。伊鶴はDTを極めた孤高のソロプレイヤーに・・ってクセが強くてテンション高いな。やべー奴だけどいちいち面白いです。
    幼馴染同士な二人、ちょこちょこ出てくる子供の頃のエピソードが可愛い。
    でも伊鶴は極めてるんじゃなくてやっぱり拗らせてるんだよね、DTも優人への気持ちも。そして伊鶴は変だけどちゃんと優しくて愛が深い。伊鶴の初恋が実って良かった。
    伊鶴のお母さんもなかなか良いキャラクターで、最後まで読んでからまた読み直すとご挨拶のシーンも味わい深いです。
  • オアイコ。【電子限定描き下ろし付き】

    美山薫子

    かわいい作品
    ネタバレ
    2025年9月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ スクールカーストトップでチヤホヤされてるけど周囲に期待されてる自分を演じているだけで息苦しさを感じている清春。一方、ミズキはおとなしくて地味だけど好きなものを好きと言える自然体な人。ミズキと知り合って自分らしくいられる楽しさからどんどん惹かれていく、という展開。王道だけど可愛らしいです。
    清美の彼女の乃愛ちゃんはミズキと対比するためかあざとくて計算高い嫌な子に描かれてるけど、最後は他力本願じゃなくて自力で頑張ろうって思えて良かったと思う。はじめの頃の清春みたいな覇気のないボンボンと結婚して猫かぶって一生過ごすより自力で夢叶える方が楽しいと思うし、その強気の姿勢ならきっと10年20年経ったら一番の勝ち組は乃愛ちゃんだったりしてね。
    そういう意味でも続編を読んでみたいと思いました。
    星4.5
  • 書店員 波山個間子

    黒谷知也

    実在する本を紹介
    ネタバレ
    2025年9月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 書店に勤めるブックアドバイザーの波山さんが実在する本を紹介してくれるマンガです。
    書店のスタッフたちが個性的でマイペースな雰囲気がいい。
    本のあらすじがしっかり紹介されているのでわかりやすく、読んだことのある作品は懐かしく思い出し読んだことのない作品は読みたくなりました。
    お客さんの曖昧な記憶や間違った情報から正しい本を探し出したり、単純な情報だけじゃなく気分にも合わせて本を選んでくれたり、そういった臨機応変な対応は機械じゃなくて人ならではだなと思いました。
    オススメされている本は一癖あるものが多く本の紹介としては面白かったけど、漫画のストーリーとしての人間ドラマの部分は薄いかな。
  • さよならアルファ

    市梨きみ

    強くて切なくてかっこいい
    ネタバレ
    2025年9月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 本棚整理をしていて久しぶりに再読。

    自分はαだと信じ込んでいたΩDK千夏と千夏の運命の番である小学生αのはるかのお話。
    今までαだと思っていたのに7歳の少年に出会ったことでオメガ性が爆発して溢れ出るフェロモンに翻弄されてしまうという展開。
    千夏の家は裕福なのに自分がΩだと知らない息子を放置しといて大丈夫だったの!?って心配になるけど喧嘩も強いしいいのか?
    千夏は理性的だし小学生相手に倫理的に問題になることはしないけど、抑制剤の飲み過ぎで苦しむ千夏をみかねたはるかが離れる決断をします。
    はるかの健全な成長のために11年間会うこともせず、成長して世界が広がったはるかが心変わりしても受け入れようと仕事に没頭する千夏が強くて切なくて誇り高い。はるかも立派に成長したけど千夏の強さがあるから成立した関係だよね〜。
    何度読んでも面白いです。
  • 推し配達員が都合が良すぎる!【電子限定描き下ろし付】【シーモア限定描き下ろし特典付き】

    魚屋ウオ

    確かに、都合が良すぎて不安になるね
    ネタバレ
    2025年9月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 引きこもりなBL漫画家・春とフードデリバリーの配達員・透のお話。
    お気に入りの配達員が自分のファンでエロいお誘いをしてくる・・・確かに自分の妄想かってくらい都合が良すぎて不安になる春の気持ちがわかる。タイトル通りだ〜。でもこれが偶然の出会いじゃないことは1話のラストで匂わされてます。
    春のトラウマを癒してくれる透の一途で大きな愛。可愛くてハッピーな結末でした。
    ただ、透の長い間の真剣でど執着な思いに対して初めのチャラくて強引なお誘いは違和感あるな〜って思ったけど、春の作品にヒントを得た春に刺さりそうな理想のシチュエーションだったのかな。
    星4.6
  • 新装版 二代目!地獄ブラザーズ

    tacocasi

    みんな可愛い
    ネタバレ
    2025年9月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 冥界の王の二代目君たちの未熟で呑気な日常がかわいい!
    10人もいる王子たちだけどちゃんと個性が描き分けられていて、それぞれのカップルに味がある。
    中でも秦広と黒笠カップルが良かった。「弦巻先生の作家生活」では適役のような黒笠だったけど深い事情があったのね。
    周りの登場人物たちもほっこり可愛くてほのぼのしたtacocasi先生風味の地獄ワールドです。
    すっごく続編読みたいです。
  • 暴君王の結婚【単行本版/電子限定おまけ付き】

    rasu

    絵が綺麗
    ネタバレ
    2025年9月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ごく普通の大学生が亡くなった祖父が勝手に決めた縁談で突然 異国の王様に嫁ぐことになる、というお話。
    分冊版の表紙は美しかったけど、単行本の表紙はセレンがイマイチ・・。でも中身はさすがrasu先生、綺麗な絵です。
    異国のちょっと傲慢な褐色王が美しい。でも初対面でいきなりのエロ展開はちょっと残念。
    セレンの横柄な態度のようでいて実は優しいところとか、仕事をしっかりしていて皆んなに慕われているところとか、そういったところを律は徐々に好きになっていったんだとは思いますよ。でも、それがあまり伝わらなくてひたすらHで絆されたみたいになっちゃうのが勿体無い。それにセレン以外他に頼る人のいない異国での律のその気持ちは本当に愛なのか・・なんとなくモヤモヤするところはあった。もっと律の心情の変化をじっくり読みたかったな。
  • 新装版 弦巻先生の作家生活

    tacocasi

    ほっこり可愛い
    ネタバレ
    2025年9月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 不運体質の無職の青年・槇と小説家になりたい鬼・イチイのほのぼの可愛いファンタジー。
    生まれてからずっと人との縁に恵まれない槇は辛いこともあっただろうし、240年も生きてるイチイにも悲しい別れがあっただろう。
    でも今、縁のある槇と巡り会えて最終的には寿命問題も解決して最高のハピエンだったと思うな。
    ナラと煤竹の今後も気になる〜。
  • かわいいせんせい【コミックス版】

    河飯じろう

    いい意味で普通の恋愛
    ネタバレ
    2025年9月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 中高一貫校の高校剣道部顧問の体育教師・鮫原と中学剣道部顧問の英語教師・宮田のお話。
    大きな事件が起きるわけではなく、第三者が二人の関係を引っ掻き回すわけでもない。一緒にいない時も相手のことを考えたり不安になったり、迷ったり・・いい意味で現実的で普通の恋愛。
    女性と付き合った時の違和感から自分の性的指向に気づき、それを隠して生きていこうと思っていた鮫原。今まで葛藤も辛さも寂しさもあっただろうと思うけど、ことさら強調されてはいない。宮田も離婚した父親との関係が明かされるけど、さらっと描かれていて重くなりすぎない。トラウマ、病み系展開もドラマチックだけど実際の現実はこのくらいの温度感かもなと思いました。
    男性同士であるというだけの普通のモダモダした恋愛、可愛かったです。
    河飯先生だからもっとヤバイの予想してたけどクセもシュールさも殆どなかった(笑)
    星4.4
  • ジュリエットを撃て

    桂小町

    今後も目が離せない
    ネタバレ
    2025年9月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 2巻で第1部(完)ということで一区切り。
    歌舞伎町No.1ホストの朱里と店のNo.2の新人・暁。顔とノリでやってるような暁だけど明るくて真っ直ぐ、まさに光属性。対する朱里はクールでポーカーフェイスかと思いきや1巻では暁好きすぎて時折見せる感情丸出しの顔が・・可愛い!中身は実はピュアっ子なのかなと思ってたら、2巻では朱里とマリィの過去が想像以上にヘビーでした。支え合って頑張ってきた二人、心の中の闇はまだ抱えてはいるけど搾取されるだけの弱者から抜け出してのし上がってきたのはかっこいいと思いました。
    今後、朱里の元カレが出てきて波乱の展開になりそうだけど、朱里もマリィも強くなってるし朱里と暁もちゃんと繋がってるから大丈夫!早く続きが読みたいです!!
  • 木陰の欲望【単行本版(電子限定描き下ろし付)】

    暮田マキネ

    兄弟揃って・・・
    ネタバレ
    2025年9月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 「つむぎくんのさきっぽ」の完全版を購入したので久しぶりにこちらも再読。レビュー書いてなかった。
    「つむぎくん〜」の煌成の異母兄・鼎。
    小さい時から病弱で親に疎まれ療養の名目で使用人と二人で田舎に追いやられた資産家の五男・鼎と療養先で出会った庭師の息子・瑞季とのお話。
    瑞季以外には心を開かず拗らせまくってる鼎。鼎のためを思って離れようとした瑞稀に対して自分勝手に暴走したのは同情の余地無いけど、二人を取り巻く状況は未熟な子供が拗らせるには十分な理由があると思いました。
    鼎が全部を受け入れて包み込んでくれる瑞季に出会えて本当によかった。紬も瑞季も、この兄弟のお相手たちは海のように広くて深い愛だよね〜。
    星4.5
  • 瞬きのエンドロール

    m:m

    穏やかで爽やか
    ネタバレ
    2025年9月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 高校の卒業旅行としてドライブ旅に出かける幼馴染のリアムとルーカスのお話。
    リアムにとっては片思いをするルーカスへの恋心と思い出を海に捨ててルーカスから卒業する旅。
    旅をする中で大きな事件が起こったり出会った人が大きな影響を与えたりすることはなく、基本的には旅という非日常の中で相手の今まで知らなかった部分を知ったり新たな発見をしたりしてルーカスが徐々に友情ではない気持ちに気づいていきます。
    穏やかな展開ながらも心情描写が丁寧で素敵な作品でした。
  • アンバランス・バランス

    上野ポテト

    周囲の方々のおかげ(笑)
    ネタバレ
    2025年9月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 偶然再開した中学の同級生、エリートサラリーマンの瀬田と無職のヒモ男・園山。瀬田は行くあてのない園山と同居することになる・・という展開。
    瀬田は仕事はできるのだからある程度社会性はあるのだろうけど、人の気持ちがわからない。でも自分だけのマイルールで生きてる感じで、周囲の目が気にならないのはある意味強い。園山はお気楽に生きているようでいて自己評価が低く自分を大切にできない。
    世間の価値観とは関係ないところで生きている瀬田の揺るがぬ気持ちを知って園山が自分の価値を見つけられたのなら良かったな〜と思いました。
    この作品はメインの二人以外の人たちが本当にいい仕事してくれます。瀬田の上司は突然すごくプライベートな相談されてビビっただろうけどちゃんと話を聞いてアドバイスしてくれるし、探偵事務所の人達もなんだかんだ親切だし、ハピエンは完全に周囲の方々のおかげです(笑)
    クセ強いけど意外に深くて面白い作品でした。
  • エンドゲーム・スタディ

    綿レイニ

    カードの意味は・・?
    ネタバレ
    2025年9月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 大学のカードゲーム研究会の先輩・真名と後輩・明日夢のお話。
    ソシャゲのアイテムに知らないうちに課金してしまい100万円の借金を背負ってしまった明日夢。お金持ちのボンボンの真名が肩代わりしてくれる代わりにゲームをして“体”で返すという展開。
    ”カイジ”のようなドロドロヒリヒリ系かと思って読み始めたけど、そこまでの切迫感はなし。はじめは、明日夢のことを気に入った先輩が仕組んで陥れたんじゃないかって思ってたけど、全然そんなことはなく先輩は多少拗らせてるてはいるものの結構ピュアで可愛い奴です。
    カードゲームの駆け引きと恋の駆け引きを絡めたちょっとした心理戦は面白いけどサラッと展開。
    チョロくておバカな明日夢は可愛くはあるけど・・・間違ってソシャゲのアイテム課金で借金って幼児じゃないんだからさ〜。先輩と恋人同士になったあとはケジメをつけてバイト代とかでちゃんと返済して欲しいな。
    描き下ろしにあったハートの4・6・9のカードの意味がよくわからなかったです。カードゲーム的な意味があるなら先輩がわかりそうだし、語呂合わせでもないし。トランプ占いではハートの4は「片思いが良い方向へ進む」ハートの6は「誤解や嫉妬などの感情的な変化」ハートの9は「恋愛における夢や願いが叶う」という意味があるそうです。でも明日夢のキャラからするとそこまでの深い意味はなさそうだけど・・。
  • 純愛上等!

    七緒

    面白いです
    ネタバレ
    2025年9月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 以前から時々おススメにあがってたけどヤンキーものはそこまで癖じゃないのでまだ読んでなかった。実写映画化のネットニュースを見て無料分の3話まで読みました。コミック配信開始と同時に映画化も発表ってスゴすぎる。
    ライバル高校のトップ同士のがっつりヤンキーものかと思ったけど、七緒先生らしく優しさと温かさもあってホッコリする。
    美鶴の兄の件もあるし学校同士も敵対してるから簡単にはいかないだろうけど今後ロミジュリ展開になるのかしら。
    単話、分冊版はなるべく買わないようにしてるから単行本にまとまったら購入したいけど、続きが気になるから買っちゃうかも。う〜我慢我慢・・
  • 犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい

    松本ひで吉

    癒やされる〜
    2025年9月2日
    絵がすっごく可愛いです。とっても良いやつな犬くんもツンデレ猫さまも個性がしっかり描かれていてその可愛さに癒やされます。
    ワンチャン、ネコチャンのみならずトカゲくんも個性的でひで吉先生の観察眼と表現力が素晴らしい。
    ペットはどうしても先に虹の橋を渡ってしまうから辛さもあるけど一緒に暮らす幸せがすっごく伝わってきます。
    ずっとSNSでも拝見させていただいてます。
  • グッドナイト・ルーティン【電子単行本】

    丸木戸マキ

    待ってました!
    ネタバレ
    2025年9月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 一話を無料で読んでからまとまるのを待ってました。載ってる雑誌が隔月発行なので単行本化は1年半くらいかかるかと思ってたのに以外に早くて嬉しい。
    風呂キャンセル界隈BL(笑)自分も面倒くさがりだから共感できることが色々ありました。自宅のお風呂に入るのは面倒くさいのに温泉は好きなのってすごく良くわかる〜。
    ストーリーは外面いいけど面倒くさがりな先輩・和葉と居候の世話焼き後輩・三上のお話。当初から三上は下心がありそうだったので、「実は片思いしてる三上が世話焼きまくって和葉の絆され待ちのパターンかな〜」って思ってました。ある意味予想通りではあるけれど、想像以上の執着っぷり。ストーカーくさくもあるけど、愛が重くて好かれるための努力も惜しまず一生懸命尽くしてくれる。寂しがりで甘えたな和葉にはぴったりな相手だと思う。
    ストーリー展開がとてもスムーズでド執着なはずなのにドロドロした感じがない微笑ましさと爽やかさ。すごく面白かったです。
  • 鴆 天狼の眼

    文善やよひ

    ジェンたちが可愛い
    ネタバレ
    2025年9月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ シリーズ3作目。優秀なジェンスーであったランに育てられジェンでありながらジェンスーになったティエンランとティエンランの家に入った盗賊・リュイのお話。
    この作品に出てくるジェンたちはみんな一途で切ない。ランを思い続け自分を縛り続けてきたティエンランも今までずっと苦しんできたのだろうけど・・・リュイに出会ってからは恋して変わっていく様子が可愛らしくて微笑ましい。シリーズの中では一番切なさ少なめだと思います。
    シリーズを通してジェンたちに愛され大きな存在感を持つ偉大なジェンスー・ランだけど、よく考えたらほとんど顔は出てこない謎に包まれた存在だったな。
  • いないいないばあ

    丸賀

    意外とシリアス
    ネタバレ
    2025年9月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙と試し読みの時はコメディー系かと思ってましたが、内容は意外にも切なくてシリアス。
    高校時代からの親友の顔がある日突然顔文字のように見える様になり表情や感情がわからなくなる、というお話。
    結局素直になれなかった種村と自分の気持ちに蓋をした秀樹、双方が拗らせた結果だったのかな。
    種村のためを思っての行動がきっかけだとしても顔文字のまま3年経過は長すぎるよ。秀樹がきちんと自分の内面に向き合って、記憶から消していた原因となる出来事を思い出し、二人とも素直になって解決してよかった。
    種村の拗らせっぷりはかなり重めだし、お気楽そうな秀樹がメンタル病むほど傷ついてたのも意外な展開で前半部分と真相が明らかになる部分の温度差が気になりました。
    全体的には面白いんだけどなんとなくストーリーの流れがスムーズじゃない様なスッキリしない感じがあったので星4.4くらいかな〜。
  • つむぎくんのさきっぽ 完全版

    暮田マキネ

    買ってよかった!
    2025年8月31日
    旧版を持っているし単話の番外編も持っているのでこの完全版を購入するかどうかずっと迷っていました。
    でも、買ってよかった。約30ページが新たに収録されており、すべて本編後のストーリーだから全部ラブラブとほっこりと可愛いでできている!みんなに愛されて幸せそうな紬が見られてこちらも幸せ!
    何度でも言います、完全版買ってよかった!!
  • あおのたつき

    安達智

    面白かった!
    ネタバレ
    2025年8月31日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 江戸、新吉原の浮世と冥土の狭間に建つ神社が舞台です。
    大河ドラマ「べらぼう」を見ているので似たような時代、場所が舞台になっていて興味深い。
    思い残したものを抱える死者や醜い心が生霊化した生者が訪れる社に迷い込んだ元遊女”あお”が宮司の手伝いとして迷える者の魂を救い導いて行きます。
    あおが人情深くて気風が良くて見ていて気持ちいい。力技で成仏させようとする宮司たちに対しあおは親身になって話を聞いて未練を断ち切り浄化する、まさに救っていると思う。少し頼りない楽丸だけど本当にいい助手を持ったよね。
    今回は無料分の9巻まで読んだけど、またセールがあれば続きを購入したいなと思いました。
  • 【単話】ブルー!ブルー!ブルー!

    アマミヤ

    ここまで読んで完結!
    ネタバレ
    2025年8月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 本編の少し後のお話。
    本編ラストで不完全燃焼だった部分がしっかり描かれています。
    「これこれ!これが見たかった!」ってなりました。
    大満足です。
  • ブルー!ブルー!ブルー!

    アマミヤ

    After Storyまでセットでどうぞ
    ネタバレ
    2025年8月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 旅館の住み込みバイトの桔平と教育係の本条のお話。
    彼氏に浮気された桔平がその後アッサリ本条を好きになるけど、全然違和感なし。元彼の方は先に出会っただけであんまり合ってなかった気がする。
    桔平の無鉄砲な若さと自信が同居している感じが魅力的。本条も表面的にはスマートな大人のようだけど、桔平に真正面から来られて狼狽える感じやふと見える弱さが可愛い。キャラクターがしっかり作られていて相性がいい二人だと思いました。
    ラストは「おいおい!ここからでしょう〜」ってなるけど単話のAfter Storyに続きがちゃんと描かれています。そこまでセットでどうぞ。
  • 楽屋裏の鈴木さん

    秋葉東子

    シリーズ5作目
    ネタバレ
    2025年8月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 楽屋裏シリーズ5作目、前作の「ふたりの楽屋裏」に出てきた大手芸能事務所のマネージャー・鈴木と別事務所の人気俳優・那智のお話。
    鈴木さん確かに前作に出てたけど目立たない普通のマネージャーだと思ってたのに超大物映画監督と女優の二世だったとは意外。そしてそんな大物の二世が裏方のマネージャー業っていうのも意外だよね。事務所の幹部とかならまだしも一介のスタッフって、本人もご両親も変な特権意識がなくて常識的で良心的なのでは、と思いました。那智は鈴木が親の七光りを使ってるんじゃないかって怒ってたけど、それってそこまで悪いことかな。よっぽど汚いやり方じゃなければ人脈はその人の財産だと思う。企業が縁故採用するのは身元の保証や人脈によるメリットを多少期待してるのを否定はできないよね。スタート地点が違う不公平感はあるけど。
    このシリーズ安定のエロなしほっこり系。お泊まりしてるしそういう関係の匂わせはあるけどね。エチがないのはわかって読んでるから全然いいんだけど、那智が鈴木にいつ恋愛感情を持ってお試しお付き合いをしようと思ったのか心情の変化などがよくわからないままサラッと進行してしまった気がします。秋葉先生の絵も可愛いしほのぼの展開も好きなのよ、でも心理描写はもっとじっくりお願いしたいです。
  • モーニングムーンに奪われて【特典ペーパー/電子限定描き下ろし付き】

    芽生

    歳の差幼馴染
    ネタバレ
    2025年8月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 大学生のみつきと同じ大学の助教の朔眞。朔眞はみつきの10歳年上の兄の親友で幼馴染という関係。
    歳の差幼馴染という設定、大好きです。しかし、生まれた時から知っていてずっと見守っていたなんて幼馴染というよりもはや家族か親戚のような感覚になりそう。
    ずっと弟のように大切に思ってきたからこそみつきに対して邪な目で見て欲望の対象にする奴を自分といえども許せないという気持ちだったのかな。
    素直になったあとはとっても可愛い二人。溺愛しまくりな朔眞のその後がみたいな〜。
  • ハートビートフラグメント【アンマッチング・ハートビート商業番外編】

    琢磨

    てぇてぇ・・・
    ネタバレ
    2025年8月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 拗らせ片想いが長すぎていつまでも不安が消えない明日馬が切ない。啓吾には明日馬のトラウマが消えるまで気持ちを伝え続けて欲しいな。この二人のイチャラブ最高!もっと続きが見たいです!!
  • お遊びはそこまで

    松本ミーコハウス

    スピンオフ
    ネタバレ
    2025年8月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 「美しい野菜」のスピンオフ、太郎の学生時代の先輩・工藤のお話。
    大手出版社勤務のエリート編集者・工藤は外面がよく世間が期待する自分像を演じているが内面にはいろんな感情や欲望が閉じ込められて歪んでる。一方相手の久川は中小出版社に勤める太郎の担当編集者で一見真面目で穏やかだけど実は来るもの拒まずのメンヘラメーカー。
    工藤の本質は「美しい野菜」でのモラハラ気質からなんとなく分かってたけど、久川がヤリ○ンとは意外だったな〜。この二人の関係性もなかなか予想外の展開。工藤が久川にどっぷりハマっちゃうかと思ったのに久川の方が自分を見失うほどハマっちゃうとは。工藤が依存して我を忘れる姿を見て溜飲を下げる展開かと思っていたからかなり予想外ではあったけど、工藤も久川も自分にピッタリ合う相手に出会えて良かったのかな。私的には工藤にはもう少し痛い目見てほしくはあったけど、太郎もちゃんと幸せになってるから工藤も自分を解放して幸せになれてよかったと思います。
    星4.7
  • 美しい野菜

    松本ミーコハウス

    歪むのにも理由がある
    ネタバレ
    2025年8月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ スランプに苦しむ小説家・太郎と偶然出会った爽やかな八百屋の治樹。
    一見偏屈で嫌味な太郎だけど一皮剥けばどエロでドM。でも全てにおいて素直じゃなくて捻くれてる。太郎の拗らせは思春期の潔癖さを不完全に保っていることや元カノへの罪悪感なんだろうな。欲望を素直に出すのはいけないことでHは苦しい方がいい・・そんな中途半端な贖罪の気持ち。結局、太郎の拗らせは全部先輩が原因を作っている気がする。先輩によって作られた拗れを治樹がほぐして解放して癒してかわいくする。なかなかクセはあるけれど愛と癒しの物語・・だと思います。
    腹黒先輩がグズグズにされて癒やされて可愛くなるスピンオフ「お遊びはそこまで」に続きます。
    星4.6
  • 毒を喰らわば蓮のうてな【バラ売り】

    碓井はる

    ストーリーは悪くないんだけど・・・
    ネタバレ
    2025年8月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 体液が猛毒という特異体質のジアと毒が効かない特異体質の鋼。
    鋼は子供の頃カルト教団の”御神体”として非人道的(詳細不明)な扱いを受けていたところ、敵対するマフィアによって団体が壊滅したためマフィアのボスによって連れ出されジアが幼い鋼の世話係になるという展開。全身が毒のジアにとっては鋼は初めて出会った唯一の触れ合える相手、運命に思えただろうな。鋼を洗脳し調教し依存させる。ヤバイど執着だとは思うけど、ジアにとっては自分の孤独を埋めてくれる文字通りたった一人の相手なのだから気持ちはわかる。
    展開に所々粗さがあるものの全体的にダークな雰囲気で登場人物の複雑な過去もあり、映画のような雰囲気です。
    ストーリーは面白いと思う。思うんだけど・・鋼くんの衣装が気になりすぎる。上は雄っぱい丸出しだし、下はスリット入り過ぎて太もも(どころかそれ以外も)丸見え。いくら体が強靭とはいえ、防御力低すぎだろ。
  • なやめるときも、すこやかなるときも

    おおくまシロ

    ピュア可愛い
    ネタバレ
    2025年8月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 保育園で結婚を誓い合った二人が離れ離れになり高校で偶然再会するお話。
    子供の頃好きで・・ていう場合は大抵片方が女の子と勘違いしてたってパターンが多いけど、今作ではちゃんと男の子として相手のこと好きで再会してもお互いの気持ちは変わらず。翼が単純素直なため変に拗れることもなく微笑ましく安心して見られます。
    同じく幼馴染のしょうこちゃんや冴の妹の関わりがちょっと中途半端で勿体無かったけど、最初から最後まで可愛らしい作品です。もっと先までこの二人を見て見たい。
    星4.4
  • 18.44-

    桃子すいか

    高校球児BL
    ネタバレ
    2025年8月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 高校野球を見ながらふと思い出し久しぶりに読み返しました(笑)
    少年野球の頃からずっとバッテリーを組む雄大と昌太郎。3年生が引退した2年の秋、雄大がイップスに悩まされるという展開。
    ほんわか柔らかい絵柄が可愛らしい。思うように投げられない苦悩と不動のバッテリーだと思っていた昌太郎と一緒にいられない辛さ。甲子園を夢見てきた球児達にはとても苦しいことのはずだけど、雄大が能天気なので暗い雰囲気にはなりません。でもさすが脳筋、心が自分の気持ちに気づいていなくても頭で恋だと分かっていなくても体は昌太郎のことを大切で傷つけたくないと反応してしまっていたんだよね。
    恋も野球も、純粋で可愛くてキラキラでキュンキュンする。この二人が大学生になった姿や社会人になった姿をもっと見てみたいです。
  • コッコとのこと

    三田六十

    全人類に読んで欲しい
    ネタバレ
    2025年8月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ すっごく大好きな作品。単話で試し読みをしてから単行本になるのをずっと待ってた作品です。つまり購入したのはだいぶ前なのだけど、大好きすぎて言語化が追いつかなくてなかなかレビュー出来ていませんでした。
    自分が雄鶏であることを知らず卵を産むことを夢見るコッコ(元ピヨちゃん)とコッコを騙して居座ろうとするチャラくてずるい雄鶏オットの動物擬人化BLです。コッコが無知で可笑しいんだけどものすごい純粋さ一途さ強さがあって応援したくなってしまう。はじめはいい加減だったオットもコッコの一生懸命さに胸をうたれてだんだん気持ちに変化が起きコッコの夢を叶えようとします。
    普通じゃない家族、でもこの森ではそれもおかしなことじゃないしどんな形であれ自分達が家族と思い大切にするならそれが家族になっていくのだろう。
    童話のようなファンタジー作品だけどかなり深くて示唆に富んでるすっごく素敵な作品です。可愛さも面白さも優しさも愛も全てが詰まってる。何度読んでもウルウルします。
  • 半径15cmの初恋

    ニラカネユキ

    可愛すぎっっっ!!
    ネタバレ
    2025年8月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ マンションの隣同士の部屋に住む幼馴染の関係が引っ越しが決まったことによって変化していくお話。
    ニラカネユキ先生の描く表情が最高!泣き顔も笑顔も照れ顔も可愛すぎるっっ!
    初めから内心は諦めてる倫也と告白されてから意識し出して徐々に恋を自覚していく啓太。甘酸っぱくてそのもどかしさも愛おしい!
    レビュー数が少なめの作者さんだけどどの作品も全部表情がめちゃめちゃ可愛いのでもっと多くの方に読んで欲しいな〜。
  • 0パーセントの花束【電子版限定特典付き】

    三上志乃

    不器用な人達
    ネタバレ
    2025年8月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 大企業の次男でありながら優秀な兄と比べられて家に居場所がないと感じていた巴と巴の世話係として児童養護施設から引き取られた南雲のお話。
    巴が一方的に守られているようでいて、南雲も巴と出会って自分の居場所や役割を初めて見つけられたのではないだろうか。はじめの頃の二人は共依存の関係のように思えました。ずっと巴と一緒にいたいと思う南雲と南雲の将来を思って離れようとする巴。そして少し距離を置いたことでお互い精神的に自立して支え合える良い関係に昇華したように思いました。
    巴の父も妻に先立たれて子供達とどう接して良いか分からず逃げてしまったのだろうし、兄も重い期待を一心に受けて苦しい思いをしていたのかも。根は悪い人たちではなかったのかもしれないな、ただ不器用な人達。
    全員が成長して穏やかなラストだったと思います。
    星4.6
  • 不屈のゾノ

    しっけ

    意外性!!
    ネタバレ
    2025年8月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 喧嘩のやたら強いイカついヤンキーが実は可愛い物好きという意外性。
    やばい問題児としてみんなが避けているゾノに対して、喧嘩に負け続けても向かっていってゾノが可愛い物好きだと知っても「かわいい」と素直に言えるデトの真っ直ぐさが良い。
    ゾノの家は裕福そうなのに父親が暴力的でショボいチンピラ風なのは謎だな〜。高校卒業後に家を出て一緒に暮らす二人の人生の邪魔だけはしないでほしい。
    複雑な家庭環境で暗い背景もあるけど展開が重くなりすぎないしゾノもデトもギャルズも可愛い。しっけ先生の作品に出てくる子は見た目ヤンキーっぽくても結局みんなかわいい!
  • 神矢さんと丹羽くん

    秋雨るい

    秋雨先生の絵大好き
    ネタバレ
    2025年8月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 相変わらず絵が綺麗で天才的!秋雨先生の絵大好きです。
    親から引き継いだ建築デザイン事務所を営む颯真と取引先の建築会社営業の神矢。
    かつて付き合っていると思っていた会社の同僚にアウティングをされ人間不信になった颯真がイケメンスパダリな神矢に溺愛されて癒されていく・・という展開。
    出会う前から建築パースを見て好きになっちゃうなんて、丹羽父の話を聞いていたとはいえ人柄が現れた良いパースだったんだろうね。颯真の元彼が出てきて神矢との因縁があったりするけど、ストーリーはサラッと展開。もっとじっくり描いて欲しかったな〜という気持ちはあるけど、秋雨先生の絵が大好きなのでちょっと甘口評価になっちゃいます。
    星4.5
  • ひらけ駒!return

    南Q太

    もっと読みたい
    ネタバレ
    2025年8月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 「ひらけ駒!」の続編かと思い読み始めましたが、前作の続きにあたる話は2巻後半の4〜5話くらいです。時系列的に前作の隙間を埋めるエピソードかと思ったら出てくるお友達や通っている将棋道場が違うので、宝とお母さんは出てくるけど別の世界線のお話なのかな。
    一度はプロになることを諦めたけど立ち直ってまた前を向いた宝が今後どのようになっていくのか続きが読みたい・・でも読者の想像に任せる感じの終わり方で多分これで完結なんだろうな。
  • ひらけ駒!

    南Q太

    ほんわかしていて面白い
    ネタバレ
    2025年8月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 将棋にハマった小学4年生の宝と宝を見守るお母さんのお話。

    私は将棋ものの漫画は好きで時々読みますが、将棋は全く指さないしルールも怪しい。今作では結構詳しく指し手についても説明されてるけど、そのあたりはサラッと読み飛ばしちゃいました。
    将棋が純粋に好きで楽しく指していた宝が、負ける悔しさを知り敗勢でも諦めず逆転できるようになり成長していく様子が嬉しくてウルッとします。宝は決して天才ではないし闘争心が前に出るタイプでもないおっとりとした普通の子。そんな普通の子が“好き”だけではやっていけない厳しい世界に今後どのように向き合っていくのか気になる。気になるけど・・奨励会を目指す決心をしたところで8巻終了、ここで一応の完結みたいです。
    宝の成長物語だけど、お母さんのキャラも好き。宝に入れ込みすぎることもなく、自分も将棋に興味を持って楽しみながら程よい距離感で見守ってる感じがいい。対局の時に先が読めずに行き当たりばったりだったり覚えたての派手な手を指そうとしたりちょっと勝ったらすぐ調子に乗ったり、初心者あるあるな感じが微笑ましくて面白い。
    先生にはいつか機会があれば続きを描いて欲しいな〜。ちなみに「ひらけ駒!return」は今作の直接の続編ではないようです。
  • オメガの婿取り

    黒井よだか

    よだか先生作品の中で一番好き!
    ネタバレ
    2025年8月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ヤクザ+オメガバース。
    完全なる男社会でα至上主義のヤクザの世界で組の唯一の跡取りながらΩである義治。腕っぷしが強くて気が強いΩ若頭最高!
    付き人の真とどう見ても両片思いなんだからそこでくっつけば良いのに〜って側から見ると思うけど、そう簡単にはいかないのがヤクザのしきたりやらしがらみやらというものなんだろうな。
    最後は落ち着くべきところに落ち着いたという円満なラスト。誰にも文句を言わせないためにはじめから組長さんの計算だったんじゃないかしらって疑っちゃったけど(笑)多幸感ある良い結末です。番外編でも良いから続きが読みたいな〜。
  • うちのちいさな女中さん

    長田佳奈

    ほのぼの
    ネタバレ
    2025年8月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 無料で2巻まで読みました。
    舞台は昭和初期、翻訳家の令子と令子の家にやってきた14歳の女中のハナのお話。
    令子の家は瓦斯コンロや冷蔵庫などがあって当時にしてはハイカラなのだろうけど、なんでも手作業でしなければならないこの頃の家事は想像を絶する大変さです。労働力が沢山ある大家族でなければ女中さんでもいないと生活が回らないよね。
    時代物作品での女中さんって奉公人というイメージだったけど、この作品(この時代)の中ではほぼ職業としての住み込みお手伝いさんという感じだし新聞に女中さん達の意見の特集記事が載るなんて権利意識が向上して待遇も良くなってきているのでしょうね。
    令子とハナのやり取りがとてもほのぼのとしていて癒されます。令子の書いた童話集を持ち、自ら望んで令子の家にきたハナ。今後、二人の関係がどのように深まっていくのか気になります。
    良い作品に出会えて良かったです。
  • それでは先生、お願いします。

    日乃チハヤ

    王道設定でも繊細なストーリー
    2025年8月18日
    官能小説家と担当編集者というBL王道設定。でもただのエロ展開じゃなくストーリーがしっかりしていて人物描写・心理描写がとても上手い。日乃先生の言葉選びが大好きだし、背景や展開の説明がやり過ぎないのによくわかる。この過不足無い感じが本当に好き。
    すごく良い作品なのに王道エロ展開を想像させるような表紙の絵で損してる気がするな〜。
    もっと多くの人に読んで欲しい!
  • どちら様が愛を告ぐ

    仁嶋中道

    多分好みの問題
    ネタバレ
    2025年8月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 仁嶋先生の作品は絵も可愛いし評価も高いのでほぼほぼ持っていますが、毎回自分の好みとは少しズレるな〜と思ってしまう作家さんです。相性の問題なのだと思うけど・・。

    祖母から引き継いだカフェを営む千波とお店を訪れた訳ありそうな青年・渚のお話。
    二人とも相手を思いやりつつ距離を測りながら近づく様子が優しくて繊細な人達なんだなと思いました。二人の抱えるセクシャリティの問題や家族の問題。それぞれが知っていることと見えていないこと・・。人は一面的な存在ではなくていろんな面があり、後悔したり変われたりやり直せたりする。
    とても興味深いテーマだし、言いたいことを丁寧に表現しようとする作者さんの努力もわかる。ただ、いろんなことにこだわり過ぎて設定や展開が不自然に感じる部分が所々にあり、すんなり共感しにくいというか話がスムーズに入って来にくいと思うところがありました。
    仁嶋先生作品と相性が合わないのかな〜。でも次に期待!
    星4.5
  • 極主夫道

    おおのこうすけ

    気軽に読めて面白い
    2025年8月18日
    ドラマを見てたけど原作は数巻しか読んだことなかったので全巻無料キャンペーンでありがたく読ませていただきました。
    テンポ良くサクサク読めて面白い。各話毎のつながりがあまりないので全体的なストーリーがわかっていればどこからでも好きな所から気軽に読めるのも嬉しい。ただ・・かなりギャグ要素が強いので15巻まとめ読みはお腹いっぱい過ぎた。2回ほど途中で休憩を挟んだ方が良さそうです(個人の感想です)。
  • 好きになったらダメですか?

    文川じみ

    自然体な作品
    ネタバレ
    2025年8月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ DKと教師のお話。エロメインの作品ではなく切なさもちょっとあるけど重すぎもせず自然体。
    教師の名取は生徒との関係に一線を引いてるけど、紋切り型の対応ではなく教師としての立場もわきまえ生徒のことも考えてる真面目な先生。要は明るくて変に拗らせていないのがいい(名取に距離を置かれた後ちょっと闇落ちしかけたけど)。二人とも基本的に素直なんだな。サラッとした展開ではあるけど、自然体で可愛くてユーモアがあって文川先生作品らしくて好きなんだよね〜。
  • ためしにコマンド言ってみた 番外編

    ゆくえ萌葱

    あれ!?予想外
    ネタバレ
    2025年8月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 本編2巻でマサがサブスペースに入りたいけど入れない・・という状態で終わってたから番外編は「きっとそういうことでしょう!」と期待して読み始めたのだけど、実質14ページでエチなし。お互いにファン心理全開で今更ながらに初々しい二人。とても可愛らしいんですけど、邪な期待してたので予想外ではありました。
    あ、でも作品説明を読むと「1巻すぐ後の初々しい二人のお話」ってちゃんと書いてありました。説明読まずに勝手に期待した私が悪かったのです。
  • 「好き」と言って。

    ma2

    ma2先生の絵大好き
    ネタバレ
    2025年8月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 以前から気になっていたけど、完結と表示されていないから続きが出てそのうち単行本になるかも・・と期待して購入していなかった作品です。全33ページ。読んでみて・・う〜ん、これは多分完結かもな〜。短編での完結を前提として描かれている感じで何かの企画もの(アンソロジーとか)のために描かれたのかなという印象でした。

    仲の良い幼馴染だった二人が高校卒業と同時に疎遠になって8年ぶりに再会する・・という展開です。
    優介側としてはなんとなく疎遠になっただけなのに8年間連絡も取らないのは不自然すぎない?途中も説明不足な感じがして物足りないし、ラストもこれからってところで終わってしまう。長編作品の一部として見た時には物足りなさが優ってしまうと思うけど、最後のオチがタイトルになっていて短編作品としてはまとまっているなと思いました。だからやっぱりこれで完結なんだろうな。この二人の続きが見たい気もするけど、その場合は単純な続きじゃなくて新たな続編って感じになるのかもな。
    星4.6
  • てぺとる!~てっぺんとったる!~

    凡乃ヌイス

    テンポの良い芸人BL
    ネタバレ
    2025年8月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 高校の先輩後輩でお笑いコンビを組んでてっぺんを目指すお話。
    いくら好きな人の隣にずっといたいからって言っても適性がなきゃ芸人なんてできない。亮は淳太と話してて楽しかったし手応え感じてたのかな。登場人物の会話がテンポ良くて面白くてさすが芸人さん達って感じです。
    芸人BL何作か読みましたがネタが面白くない(好みの問題もあるけど)とちょっとハマれないけど、今作はネタの内容はガッツリは出てこなくて でも会話の内容が面白い、という描き方が上手いなと思いました。
    亮が一途で一見強引そうなのにピュアで、めちゃくちゃ可愛いカップルです。最後までしてないのでもう少し先まで見たい気もしましたが、「ゆっくり育め〜」って温かい目で見守りたくなる。でもやっぱり続きも見たい!
  • ブラットテイマー/ジョーカー

    キタハラリイ

    祝 スピンオフ
    ネタバレ
    2025年8月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ブラットテイマー/キングのスピンオフ。
    フロラとレオは初対面からカランでたから絶対くっつくと思ってました。この二人のスピンオフ嬉しい!
    気の強いSwitchのフロラには俺様Domじゃ上手くいかなかったよね。そういう意味ではレオの悩みもフロラとは好相性。二人の特性が活かされてお互いの悩みを一緒に乗り越えられそうで良いカップルです。
    メインカプよりこちらのカップルの方が好きかも・・。
  • 祝福されないこどもたち

    きよね駿

    考えさせられた
    ネタバレ
    2025年8月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 連続殺人犯の子供達、いわゆる加害者家族のお話。
    親と子供は別人格だとは思う。両親が犯罪者だからって家族の人権は守られるべきだと思う。
    ただ・・幼い子供にとって親は絶対的な存在で、育ってきた環境は無視できない。当たり前のように目の前で殺人が行われ、長女の波留子はずっと手伝わされていた。心への影響はあるはず。それが反面教師となるか、不幸な連鎖となるかは時間が経ってみないとわからない。
    元々親しくしていた人となりのわかっている人が加害者家族だと後から知っても態度は変えないと思うけど、初対面の人の家族がそうだと聞いたら積極的には親しくなろうとはしないと思う。それは正直な防衛反応だと思うのだ。
    もちろん、自身は犯罪者ではない家族をマスコミが騒ぎ立てプライバシーを侵害するべきではないと思うし、今作の子供達は良い子たちだから静かに暮らしてほしいと思う。穏やかなラストで良かったなと思った。ただ・・あまりにも平和でほのぼのとしたちょっとコミカルなラストには正直モヤっとした。登場した被害者遺族の関わりによって加害行為が矮小化されるような描かれ方をしたのも少し引っかかる。だから、少なくとも波留子には、罪悪感を一生忘れずどんな形であれ償いながら生きていって欲しいと思わずにはいられなかった。私、心が狭いのかな。いや、でもそれが偽らざる気持ちじゃないかな・・。
  • 特級αの愛したΩ

    神波アユミ

    本能じゃなくて心のお話
    ネタバレ
    2025年8月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ オメガバースだけど本能じゃなくて心のお話。
    α100人に1人という特級αの礼と高校の同級生でΩの司。ここで運命の番・・ってなりそうだけど、そう単純な展開にならないところが神波先生らしい。実際は運命だったのだろうとは思うけど、本能ではなくあくまで人間同士の問題で心の問題。
    司に子供が出来なかったのも、フェロモンや発情がホルモンによって引き起こされているのならストレスや精神的な問題に影響されてもおかしくない。オメガバースというファンタジーなのに結構リアリティのある展開です。
    北見のシーンは本当に胸糞悪いけど、北見が礼によってきちんと法的にも社会的にも制裁を加えられていることを望みます。
    礼と司が再会できて結ばれて良かった。端々の言葉選びも本当に透明感があって素敵です。
    二人の幸せなこの後をもっと見たい、続編希望です!
  • 君がわるい恋の話

    大麦こあら

    自然体の青春
    ネタバレ
    2025年8月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 久しぶりに再読。ついでに本棚にある大麦こあら先生の別の作品も読もうとして「カットオーバー・クライテリア」と「エマのごちそう」が販売終了になっているのに気付きました。レーベル変更されて再販売されるのかな。

    高校のクラスの人気者の拓郎といわゆる陰キャのひろむのお話。
    はじめは拓郎がなんか掴みどころがなくて色々表面的というか真剣味のない感じを受けました。よくある「自分の表面だけしか見ない周囲に辟易してる」ってパターンかと思ったら、過去に心の傷が。気にしていないふり、周りの奴らなんて興味ないふりしててもやっぱり心に刺さった棘として残ってたんだな。
    DK同士の恋愛、陽キャと陰キャの組み合わせ、二人とも心にちょっとした傷がある・・・王道だとは思う。でも、心の傷が重過ぎないところが実際にありそうで現実味を感じました。
    拓郎がきちんと問題の相手と向き合って、相手もそんなに悪い子じゃなくて、わだかまりもあっさり解消。あっさりしすぎな気もする、でもその自然体な感じもこあら先生らしいと思いました。
    ひろむももっと殻を破って無理なく自分らしくいられるようになるといいな。
    続編に期待!
    星4.6
  • NAVY BLUE 【単行本版】

    サンバ前川

    ラブラブな日常
    ネタバレ
    2025年8月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 隣に住む生まれた時からの幼馴染同士のお話。
    二人がベランダ越しに会話するベタなシーンが可愛らしい。両片思いから1巻の序盤で早々に両思いになり、その後はイチャイチャラブラブです。
    時間の経過もあるけどず〜っと安定のラブラブっぷり。両親が海外赴任している直の家に亜生が入り浸ってる半同棲のような日常が描かれます。途中横恋慕されたりもあるけど二人の気持ちは全く揺るがず。ハラハラする展開はないけど穏やかで安心して見られる可愛さです。
    星4.6
  • ごまかしきかないまがいもの

    梅松町江

    2作品収録、どちらも可愛い
    ネタバレ
    2025年8月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 大学教師がデリ/ヘルで呼んだ子が実は大学の教え子だったというお話。この展開自体は王道だけど、こういう出会い方したにしては二人とも一途で可愛い。余裕ぶってる先生が実は嫉妬深くてちょっと子供っぽいのが良い。
    もう一作品は大学生カップルの記憶喪失もの。切ない展開と思いきやおバカで可愛らしい予想外の展開。クスッと笑えました。
  • サイレントノイズ

    いちかわ壱

    初ガイドバース
    ネタバレ
    2025年8月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ガイドバースという概念、初読みです。センチネルバースと似ているみたいだけど独自解釈を加えているようです。
    五感が発達した特殊能力者を題材にした作品というのは昔からあるけど、その能力者にガイドによって能力を制御したりケアしてもらったりしないと生きていけないという弱みを与えることで運命感やドラマ性が生まれてエモい恋愛(BL)になるってことなんだろうな。
    非能力者の尊と尊の護衛で優秀な能力者の暁臣。主従関係以上の強い絆で結ばれた二人が尊のガイド能力覚醒でさらに強く結ばれるという展開。暁臣のガイドは尊以外に誰ができるのよ〜って思っていたので尊の能力覚醒は予想通り。まだまだ序盤の雰囲気なので続きが気になります。
    かなり展開が早くて途中説明不足に感じるところもあったので、「シリーズ作品が他にあってこの作品はスピンオフ?」って思うほどでした。1巻は状況、設定の説明が中心でこれから色んなことがじっくり描かれるという感じでしょうか。2巻が楽しみ。
    星4.6
  • おやすみ、なみだくん

    JANMN

    可愛くて優しい
    ネタバレ
    2025年8月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 御曹司ゆえに厳しく育てられ他人に弱みを見せられない阿知葉と高校時代の知り合いで仕事で偶然再会した佐波のお話。
    家柄ばかりを見て自分自身を見てくれない周囲の人達に辟易していた阿知葉にとっては自分のことを全く知らない佐波は唯一心許せる相手だったのだろうね。一方 佐波にとっては阿知葉はドジっ子で泣き虫で放って置けない相手。普段はクールな高嶺の花が自分の前でだけ泣いちゃうなんて、そりゃ甘やかしてあげたくなるわ。
    二人の関係が優しくてあったかくて良かったです。
    星4.5
  • アンノウン【単行本版(特典書下ろし付)】

    神波アユミ

    透明感があって素敵
    ネタバレ
    2025年8月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 久しぶりに再読しました。やっぱり好き!
    子供っぽかった大和が内田に恋をして成長していく。そして内田は憧れから等身大の恋愛に変化していく。少年たちの成長が瑞々しく描かれています。絵も綺麗だしストーリーも本当に透明感があって素敵。説明は多くはないけど、登場人物の心情がよくわかる。
    周囲の人物も魅力的で、圭介や光の今後も気になるけどBLじゃないから詳しく描かれることはないかな。
    続編の「大切な人」も早く単行本化されないかな〜。
  • The Good Father

    プクプク

    早く続きが読みたいっっ
    ネタバレ
    2025年8月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ セールになっていたので何気なく購入したけどすごく良かった。
    暴力を振るい支配しようとする父親と、夫の暴力から逃れるために息子を差し出そうとする母親。そんな最悪の環境から逃げ出し東京に家出したゲイの海のお話。
    東京で理解してくれる人と出会い自分の居場所を見つけたかと思ったのに、海を連れ戻しに両親が東京に出てきて父親が刺される事件が起きる・・・そんな事件から作品が始まります。事件が起こっている現在とそこに至るまでの過去が交互に描かれて、父親を刺した犯人が誰かというミステリ要素もあります。
    ずっと虐げられてきて心の傷がありながらも結構強く生きている様に見える海。体への直接的な傷もだけど心への傷の方が治りにくくて影響が長引くのかもしれないよね。毒親の呪いに捕まることなく海には絶対幸せになって欲しい。今後どうなっていくのかすごく気になります。
  • まずはプリンから

    よそのよそみ

    ウルッとする
    ネタバレ
    2025年8月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 会食恐怖症の三崎と世話焼きな会社の後輩・相田のお話。
    精神的な不調は体の不調とは違って目に見えない分理解されにくい。そして理解できないから周囲もどう対応したらいいのか分からないという難しさがあるのかもしれないな。
    三崎に寄り添ってくれる人がいて良かった、会社の人たちも受け入れてくれて良かった。出てくる人達がみんな良い人で、三崎が今度はいい環境に恵まれて良かったな〜とウルウルします。
    ちょっと切なくなったり、ホッコリしたり、時々ウルッとしたり、優しいお話でした。
  • カワイイあの子はド早漏 【電子限定特典付き】

    アヒル森下

    サラッと読める
    ネタバレ
    2025年8月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ある意味タイトル通りな作品。
    幼馴染同士の日向と虎太郎。ずっと好きだった日向と付き合うことになってウキウキな虎太郎だけど、日向がウブでソーローなため開発し過ぎた体が疼いちゃうというお話。
    おバカでストーリー浅めだけど絵が可愛くてエチ満載。サラッと楽しく読めます。
無料会員登録でもっと見る