このレビューはネタバレを含みます▼
無料で2巻まで読みました。
舞台は昭和初期、翻訳家の令子と令子の家にやってきた14歳の女中のハナのお話。
令子の家は瓦斯コンロや冷蔵庫などがあって当時にしてはハイカラなのだろうけど、なんでも手作業でしなければならないこの頃の家事は想像を絶する大変さです。労働力が沢山ある大家族でなければ女中さんでもいないと生活が回らないよね。
時代物作品での女中さんって奉公人というイメージだったけど、この作品(この時代)の中ではほぼ職業としての住み込みお手伝いさんという感じだし新聞に女中さん達の意見の特集記事が載るなんて権利意識が向上して待遇も良くなってきているのでしょうね。
令子とハナのやり取りがとてもほのぼのとしていて癒されます。令子の書いた童話集を持ち、自ら望んで令子の家にきたハナ。今後、二人の関係がどのように深まっていくのか気になります。
良い作品に出会えて良かったです。