このレビューはネタバレを含みます▼
アニメ制作現場のお仕事BL。1巻76頁 2巻66頁(同人作品にてお高め、まだ完結していない。読みホの方へはおススメする)
「エビス映造所」で原画マンとして働く猪島晃は、制作進行の鹿野圭吾に真顔で告白をされている。挨拶のように”好きです”を混ぜ込む告白に猪島は冗談と本気の距離感で戸惑う。
作画はシンプルな線で読みやすい。制作会社の専門用語や業務の流れも詳しく、現場のリアル感が伝わる。会社のサブキャラ達は個性もたっていて掛け合いが軽妙。仕事も恋もハードな部分を重くせずいい感じなのだ。
猪島は相手の悩みや弱さに寄り添う優しさがある。描く仕事の苦しさを乗り越えた強さもある。見た目地味そうだがTシャツからのぞく筋肉は見逃せない。鹿野は丁寧な仕事で社内でも人気がある。細身だが現場を駆け回るから体力もありそうだ。猪島への好きを会話に差し込むセンスは抜群にいい。物語の着地点は不明だが、完結したら再レビューしたい!星☆は期待値4.0
(巻頭の告白シーンで間違い探しをしている。鹿野の髪型とか服とか。猪島の微妙な角度も)