オリバーの心臓【シーモア限定版】
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オリバーの心臓【シーモア限定版】

丸田ザール

こんな話が読みたかった^_^

ネタバレ
2025年10月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ なんでこんなにレビュー少ないんだろう。ちるちるニュース見て、あまりにも好みの作品だったので読んでみました。こんなに面白いとは!!まだ、1巻だからかなぁ。2巻を待ちきれず、短話で続きも読んでしまいました。

地位ある人に愛される受けという設定がまず、大好き。さらに、攻めが筋骨隆々というのもめちゃくちゃタイプ。始まりは憎しみがあり、徐々に態度や心がトロッとろに
されていくという設定が、好きなんですよねー。しかもこの作品は、物語の世界観や骨子が重厚で、ペラペラ感がない。小説だったとしても、引き込まれてしまいます。
絵も、非常に美しく、最高。

オリバーは平和の象徴であり、戦神というイケおじの愛妾。その平和を得たいが為に
無惨に戦神から引き剥がして、連れ去ってしまうバンドレンの罪深さ。
真珠のように大粒の美しい涙をながす愛妾を、我がものにしたくなってしまうんですよね。「戦神より先に出会っていたら、私を愛したか?」という、問いが泣ける。
そのまっすぐな瞳に、自分の姿を映してほしく、自分の名を読んで欲しく…
文字の練習に自分の名を見つけただけで、キュンとしちゃう閣下の乙女さよ。
体格差もすごい。イケメン閣下の腕に抱かれて目覚めた翌朝は、オリバーはどんな顔をするのだろう。残念ながら、1巻最後シーンの翌朝描写がないので、ぜひぜひ、特別編や特典ショートで読みたいです。

バンドレンのおかげで学ぶ意欲を得て、賢くなっていくオリバーは、この先どんなふうに閣下を愛していくのかな。本当に続きを読みたいです。
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