ブルーマンデイ スペクター【合冊版(シーモア限定描き下ろし付)】
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ブルーマンデイ スペクター【合冊版(シーモア限定描き下ろし付)】

瀧本羊子

感動。胸がいっぱい。

ネタバレ
2025年11月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 英国寄宿学校を舞台に、移民のルカと名士の子息イアン、そして図書室に現れるオリバーの話。瀧本さん「おしえて僕の神様」が良くて作者買いです。本作、すごく、良かった……買って本当に良かった。寄宿舎で親に縛られてってところは映画「いまを生きる」のようだし、オリバーとテオの恋愛はまるで「モーリス」のようで、美しくて切なくて、泣ける。イアンが「今あるものを失う未来より、君がいない未来の方が怖い」と告白するところ、ルカがオリバーに「手を伸ばせ」と励ますところ、テオが来てルカが涙を流すところ、涙なしには読めない、久々にBLで泣けた…。生きることの素晴らしさに打ちのめされました。余韻がいつまでも消えない。
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