東京心中
」のレビュー

東京心中

トウテムポール

BLって本当にいいものですね

ネタバレ
2025年11月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 常識が通じない矢野さんと最初から最後までずっと矢野さんのことを大好きな宮坂の世界に入り込んでしまってからの1巻ごとの終わるのの早いこと、、あっという間に11巻読み終えてしまいました。

エッチなシーンはそれほど多くはなかったけれど、その分一回一回がとてもエロく感じて、、私そんなウブじゃないのにとてもウブい感覚になっちゃって、矢野さんと宮坂二人の時間を邪魔しちゃたような、、覗いてしまったのような、、そのページになると、時が止まります、、そして、とてもとてもエチいです。

宮坂が橋の上から矢野さんに家族になってって叫んだ素敵シーンのあと、矢野哲学が炸裂したの、もはや爽快でした。

家族との縁が薄い宮坂が矢野さん家族の温かさに触れ、数年ぶりに自分の家族に会いに行くシーン、、とても心が苦しくなりました。

そんな宮坂が傷つき途方に暮れているところに、何かを察し大阪から宮坂の実家岩手に矢野さんが突如現れたシーン、心奪われました。

宮坂が、、「話せば話すほど、あの人たちとは分かり合えないんだと思ってしまって、、」

と泣く宮坂に矢野さんが、、

「焦るな、焦って結論を出そうとするな、人間関係ならなおさらだ。これから一緒に生きていくんだろう、俺たち二人で生きていくんじゃない、、周りと持ちつ持たれつで生きていくんだ。そうだろう」

と、、宮坂の頬に両手を添えて話す矢野さん、、

ちょっと、、いや、相当常識が通じない人と言う印象が強かった矢野さんだったけど、、矢野さん本当に素敵な人です。

宮坂と矢野さんが結婚したと知った友達のトモ君が矢野さんに、宮坂のことを勝手に兄弟って思っているんでよろしくお願いします!って頭下げたのとても良いシーンでした。

私個人的に人間関係の煩わしさに囚われず一人で生きていくのも楽しいかなって思っていたのですが、、矢野さんと宮坂、二人が紡いだ時間によって出来た仲間たちと生きていく姿を見ているうちに、私も色んな人に囲まれて生きるのも悪くないなと思わされる作品でした。

今日も矢野宮坂家は仲間たちが集まりにぎやかですよね、きっと。
そして宮坂は矢野さんに「ほら、来い!♡」ってそっけないように見えて愛情たっぷりな矢野さんに言われているのでしょうかフフッ、、
いいねしたユーザ18人
レビューをシェアしよう!