淡海乃海 水面が揺れる時
」のレビュー

淡海乃海 水面が揺れる時

もとむらえり/イスラーフィール/碧風羽

転生要素が邪魔をして入り込めず

ネタバレ
2025年11月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 日曜無料読みで1巻を読んでみました。
これ、単なる歴史物だったらもっと好きだったかもしれない。
マイナーな存在である朽木氏を中心に据えた歴史の「if」なら、けっこう楽しめた可能性はある……けど、転生ものと組み合わせてしまったことで、個人的には趣味から外れてしまいました。
過去への転生なのに、主人公の動きが全くタイムパラドックスを考慮していない点が特に、SF好きとして引っかかりました。あとは主人公が自分(アラフィフ)よりかなり歳上とは思えない感じなのが微妙かな。
いわゆる転生チート要素として、わずか2歳からの活躍というのも……ところでこの「2歳」は数えでしょうか満年齢でしょうか……すごく小さい頃から活躍させるのって転生ものにはありがちなのかもしれませんが、この要素が入ると周囲の大人の描き方がカッコ悪くなりがちで好みではありません。この作品も、周囲の大人キャラがだらしなくて興に乗れませんでした。
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