さよならだったらよかった
」のレビュー

さよならだったらよかった

井波エン

片想いの切なさが伝わってくる

ネタバレ
2025年11月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 親友のリュウジに想いを寄せる圭と、その圭に想いを寄せるリュウジの弟の朔。圭も朔も、自分の想いは実らないと思いながらも、断ち切れないでいる切ないストーリー。
作品全体の雰囲気がなんとなく仄暗く、優しい絵柄がマッチして、圭や朔の心情が余計に切なく感じられますね。個人的には黒タイツを履く圭や、それを見て欲情する朔に共感はできませんが、頭で理解はできるという感じです。

面白くはあったのですが、途中で場面展開がよくわからないところが…
・朔が8年ぶりに圭の家に来たところ。「え?いつのどこの話?」と混乱した
・朔が圭のもとを去るところ。外国に帰るような描写だったのに、次の場面では大学にいた?
この辺り、読んだときにつまづいてしまった。
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