ワンダンス
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ワンダンス

珈琲

音楽に深く入り込んでいくようなダンス

ネタバレ
2025年12月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ ストリートダンスの漫画というのは初めて読みましたが、音楽に合わせて踊るというよりもずっと音楽に近くて、身体で音楽そのものを表現するという感覚が新鮮でした。

こちらの作品、ヒップホップやハウスに限らず音楽好きの人は好きなんじゃないでしょうか。音楽をどう捉えてどう表現するのかというということで、歌や楽器とダンスとで驚くほど共通するものがあると思いました。ダンサーだとどう表現するのか、ダンサーの語彙と感覚でその思考や技術を見せてくれるところがとても面白いです。

最初はちょっと分かりづらく感じた絵も、スピード感やうねり、音のイメージ、どう動きで表現したいのかがよく伝わってきます。ダンス中に入ってくるスネアやベースのコマも臨場感があって効いてます。

カボ君の吃音もうちに秘めた思いもバスケの経験も、持っているもの全てを個性に変えてダンスに昇華されるところに青春らしい魅力を感じます。
湾田さんのダンスが好きな理由が「自由になれる気がする」というのがほんとにいいです。ダンスとは何かということや、心を揺り動かす根源に迫っていくような姿勢も好きです。言葉でないところで表現する、伝える、分かりあえる、高めあえるよさが存分に伝わってくる作品だと思います。
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