このレビューはネタバレを含みます▼
鹿島先生の大ファンの私、そしてホラーやオカルトも大大大好きな私。もうね、最高!!!鹿島先生の美麗な筆致で人魚BLを読めるなんて!!しかもラブファンタジーじゃなくて狂気じみたホラーBLですよ!たまらんね!!
鹿島先生の連載されてる別のラブコメを読んだあとにこちらを読んだので「こんなに振り幅があるなんてさすがすぎる」と感激です。水島が人魚のミロクに狂っていくさまは圧巻というほかない。BLあるあるゆるふわヤクザじゃないのでしっかり血生臭い展開なので苦手な方はそこだけ注意。あと、ミロクの人外倫理観もよかったですよね、人間の都合なんて知ったこっちゃないという。そのわりにちゃんと水島には執着してるからここは完全にラブ、芽生えてます(確信)とはいえかなりインモラルかつ人道に悖る感じではあるので周りは大迷惑、そして二人きりの世界ではあります。
水島が佐々木の手を取らなかったのが人の世界に戻れなくなった最後の選択でしたね。佐々木にはミロクがあんな不気味に見えていたわけだし、実際はそうなんでしょうね。素質がある人にだけ美しく見える。
あのとき、水島は佐々木を選んでいれば今もお天道様の下を歩けていたんだろうと思いますが、心底幸せになるのはミロクを選ぶことだったんだろうなあ。二人だけ見るとハッピーエンドだけど周りから見ると……っていう王道の(?)メリバですね。
最後の最後の描き下ろしが可愛くて恐怖心が和らぐ鹿島先生の心遣いもハピエン厨にはありがたい!ミロクあんた水島のこと大好きじゃん!と大笑顔になりました。
血生臭かったり、美しいものに狂わされて行く男を見たい方は必読です!おすすめ!