愛の刺青
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愛の刺青

赤色マッシュ

幻想的なタトゥーに惹かれて

ネタバレ
2026年1月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ バツも付かないうちに結婚予定だった女性に振られた尚紀と、彼がふらりと訪れたタトゥースタジオの彫り師愛助のお話。

試し読みの凄く美しく幻想的なタトゥーに惹かれて購入。
とくに尚紀の身体に愛助が腕を回してタトゥーが入った自分をイメージさせるシーンが眼福。
うっとりするほど美しかったです。
普段の私ならタトゥー関係の話を読むことはないのですが、これは結末が知りたかった。

お話はタトゥーを通じた相互救済といった感じでしょうか?

師匠であり恋人でもあった人と別れてから、抱く相手に悉く師匠と同じタトゥーのイメージが見え続け壊れてしまった愛助。
尚紀の体に同じタトゥーが見えた時キレイだと思ったのに、いざというときになって何のイメージも見えなくなってしまった。
尚紀にどう伝えるべきなのか絶望しつつも、彫り師としてではなく、一人の男として側にいたいと願う愛助が本当に愛おしい。

一方愛助の師匠の代わりにも、最高傑作にもなれない自分に嘆き、もう誰かの代わりは嫌だと告白する尚紀。
彼のタトゥーを入れようと思い立つまでを思うと、ぐっと来ました。

タトゥーを通じて出会った2人だけれど、2人の間にはタトゥーは不要だったのだな、と。
これだけ作中でタトゥーが所狭しと描かれていたのに、不思議とその結末が自然に感じられました。

現実的なことを考えると、安易にタトゥーを入れてしまうのは絶対後悔案件なので、今の時点で入れない結末には満足していますが、いつか尚紀の体に再びタトゥーのイメージが見える日が来るのでしょうか? もうタトゥーは必要ないのでしょうか? その後の2人が気になりました。

ただ、作品自体はとても良かったと思うのですが、尚紀が最初から抱かれる気満々で積極的過ぎたのは少々違和感を感じてしまいました。
キャラ設定と相違があり過ぎました。
つまらないと言われ続けていた男でしたが、実は隠れた才能の持ち主だったということなのでしょうか?
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