ミハルの戦場
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ミハルの戦場

濱田轟天/藤本ケンシ

フィクションでありますように

2026年2月1日
大陸からの侵略を受け、国土を分断された日本。
戦争孤児のミハルは養父の仇を打つためスナイパーとなる――。

原作は『平和の国の島崎へ』の濱田轟天先生。作画は『何度、時をくりかえしても本能寺が燃えるんじゃが!?』の藤本ケンシ先生…これは間違いなく面白いでしょと大人買い。3巻まで読了

うーわ流石。容赦ない戦場シーンに一気に心を持って行かれる。軽重のバランスが絶妙で、ストーリーはかなり重いのに全くダレない。
作画もすごい。演出、構図…全てが巧い。2巻の第8話が圧巻。戦場を疑似体験してるようなカメラワークが凄まじい。

最初は拙く荒々しいミハルが、周りの人に支えられながら成長してゆく姿に魅了される。だけど戦争がなかったら恋や部活に一生懸命な女の子だったのかもしれないと思うと胸が痛くなった。

戦争シーンですが、四肢は吹っ飛ぶし身体欠損もあるし軽く拷問シーンもあります。苦手な方は注意。
日本が侵略を受けた理由がリアルすぎて笑えない。どうかこれからもこの物語がフィクションでありますように……

ミハルの戦場に平和が訪れる日が来るのだろうか
続きを心して待ちたいと思います

【2026.2.11追記】
ミハルの武器について…
そうなの、ミハルの体格であの武器を使うと、多分肩ごと吹っ飛ぶから無理だとアーミーオタクの夫が指摘していました。
だがしかし、「最終兵器彼女」とか「幼女戦記」とか…巨大武器と少女の組み合わせは古からオタクの萌であり伝統芸。青年漫画として、そこはきっと狙って描かれているんだろうな…そこらへんも巧いなと。私は思いました
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