このキスは記事にできない【小冊子付き電子特装版】
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このキスは記事にできない【小冊子付き電子特装版】

西本ろう

巻末、腰から下が小鹿に転生する男の話です

ネタバレ
2026年2月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 俳優とカメラマンの話。

帰国したばかりのマナトさん、
道でぶつかり助けてくれた男の素性どころか、
誰なのかも分からなかったが、
その男性は人気二世俳優本田龍だった。

俳優は努力がなかなか報われないお仕事。
出来て当たり前、出来なければ干されて、
仕事は来なくなる。代わりは幾らでも出てくる。
本田さんはその中でもトップクラスに守られ、
売れることを約束された俳優。
期待も大きいが重圧も桁外れだと思う。

カメラマンの仕事も職業は違えど苦悩はあると思う。
人気商売みたいなところもあるし、
アートだから値札の付かない価値を見出だす、
それを見てくれる人達がいないと成り立たない。

そんな2人が心の内側をさらけ出せる相手となり、
お互いだけを見つめる片割れ同士になるって、
凄いことだな。
なんか色々と考えちゃいましたが、
あの個展に沢山の人が来て、
2人の写真をみて、そのあと帰国してどうなったのか。
後日談が読みたいなぁ。。。

西本ろう先生は話を終わらせるラストの書き方が上手。
食い足りないギリギリのところで完結させる。
ニクいなぁ♡

西本ろう先生は『この背中に~』『はじめの~』、
を読んでいます。どれも眉目秀麗で、
目に優しくうっとりですが話は心をヒリヒリさせます。
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