星空を見つめたそのあとで
」のレビュー

星空を見つめたそのあとで

季田ビスコ

美しくて優しい物語

ネタバレ
2026年4月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 生まれつきの膝下の麻痺で車椅子を利用しているすばるとすばるが憧れる星空写真家の冬吾のお話。
人物の絵もすごく可愛いし、星空をはじめとした風景の絵もすごく緻密で綺麗です。
すばるは障害があってもすごく素直でまっすぐ育ってるし、周囲の人たちも親切で協力的。冬吾も偏見など全くなくすばるがもっと広い世界を見られるように手助けしてくれる包容力のある優しい人。
すごく理想的で気持ちよく読めます。ただ、あまりにも理想的すぎて現実感があまりないように感じてしまう。もちろん現実世界でもこんな風に障がいのある人も我慢せず自分のやりたい事ができるような環境ができると良いなと思いますけどね。
二人が出会って好きになるまでが早い気がするけど、感性が合って相性が良ければ一瞬で恋に落ちることもあるよね。星空という共通項が二人を結びつけたんだろうな。でも、最初から最後までずっとサラッと進んでいくのが勿体無い。じっくり読みたいエピソードもあっさり描かれていて二人の人生のダイジェストを見ているような感じです。もっとメリハリが欲しかったな〜。
星4.6
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