神様なんか信じない僕らのエデン
」のレビュー

神様なんか信じない僕らのエデン

一ノ瀬ゆま

しんどい(心臓が)

ネタバレ
2026年4月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最新巻読了の感想ですが、マジ体感が数秒なんですよ読んでると。多分ほんとに数分の出来事を書いてるからだと思うんですけど熱量はそれに反比例してめちゃくちゃ濃い。哲学的な文体をされる作者様です。
最初こそ、しきととりりとの受け攻め逆じゃあ、と思って食わず嫌いしていた私ですが、いやはや、どんどんカッコよく美しく強く孤高になっていくしきとと、彼をずっと魅了し続けるりりと。そんなのあり得ない!と思う世界線(体育倉庫のくだりとか)っめ思うんだけどそここそが彼らのエデンであって始まりであって安全地帯だったんですよね。
作画が最高でふたりとも美しくて絵画作品を見ているような気分で漫画が進んでいってしまいます。
色んな事があるから2人には完全に「幸せ」が訪れるのがまだ難しいとこはあるんだろうと思うんですけど(オメガバの走りなので)小さな小さな勘違いとかでちょっとでも危ういとふたりがふたりお互いを求めるあまりに疑心暗鬼になってしまうとことかちゃんと描かれてて、本能的すぎてもはや人間というより動物的なとことかめっちゃ最高。動物的なのにふたりとも美し過ぎて。嫉妬してすら美しい。
周りの人の人生に対する考え方とか、物事の受け止め方さえ最高の世界すぎて、ここで2人が模索しながらただあり得ないほどの吸引力で「傍にいたいくっついてたいくっついてないとシんじゃう」くらいの想いを寸分違わず共有してることが答えですね。
最新巻で「一生一緒に居て」がここまで、しきとだけじゃなく読み手まで幸せにしてくれる言葉とは!と思いました。
絵も最高だけどその作画を最高たらしめる言語表現の巧みさ。イラストをそのまま体感させてくれるほどの圧倒的言語表現。ふたつがあってこそ生まれる多幸感。他にこんな話はないです。似たような話さえない。ムリ。多分小手先の漫画じゃできなくて、作者様の生きてきた人生がないと描けない、描くのはムリかなと思うお話です。
漫画読みたいと言うか作者様の技術力と頭脳を魅せつけられたい感じ?この方に「この世界描いてください!」って頼みたくなる。
話がそれましたが。
ここから番になってどんな世界を生きていくのか。ただふたりが一緒に居て離れなくてずっと幸せが続いていってほしい。お互いがお互いを幸せにすることが永遠に続いていってほしい。言葉が足りなくて歯がゆいですが、読みたいのに読みたくない終わるから、と思います。
いいねしたユーザ5人
レビューをシェアしよう!