悪夢令嬢は一家滅亡の夢を見た ~私の目的は生き延びることです~
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悪夢令嬢は一家滅亡の夢を見た ~私の目的は生き延びることです~

近衛悠/大菊小菊/泉乃せん

思わず一気読みしました

ネタバレ
2026年5月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊一覧を確認した時に目に止まって、レビューを読んだら気になりすぎて読み始めたら止まらなくて全巻購入して一気読みしてしまいました。GW万歳\(^-^)/

ファリティナが予知夢とも言えるような一家断絶の悪夢を見たことで、まず公爵家を守るために思考を巡らし、そこでほとんど記憶になかった末弟ジェミニに会いに行ったことから、公爵家の兄弟たちの関係性が変わり始めます。
学院始まっての鬼才と謳われる弟セリオンと、凡庸な姉のファリティナの仲は悪いと思われていましたが、実は以前から姉のことは認めていたと後々セリオンの心情が判明します。
それに、子爵家出身のメイドから後妻に収まった公爵夫人(女狐)に対するやっかみがファリティナにぶつけられていただけで、ファリティナは聡明な女性なのです。

ファリティナは政略的な婚約者だった第2王子ギデオンに好意を抱いていたものの、学院の執行部メンバーである男爵令嬢と人目も憚らず親しくしているギデオンに見切りをつけて、病弱なジェミニに時間を割くようになり、学院にもほとんど登校しなくなります。
それにも関わらず、嫉妬したファリティナに階段から突き落とされたという男爵令嬢の虚言から拘束されることに。

そこから、後々最愛の人と呼んで憚らなくなるセリオンが動き出します。今さら感満載ですが自らを省みてファリティナを助けたいギデオンが当て馬としてスパイスになってましたね。邪魔だけど。

ギデオンもファリティナを貶めた連中も、揃って「こんなことになるとは思わなかった」「そんなつもりじゃなかった」とほざくのですが、迂闊な言動や浅慮が許される立場じゃないのに言い訳にもなってなくて呆れます。しかも最終巻でギデオンはファリティナに「愛してる」とかほざきやがるし。

その言葉に多少は動揺するものの、最終話を見る限り、ファリティナとセリオンは相思相愛じゃないかと思いました。2人には本当に幸せになってほしいし、女狐のだらしなさを見るに、後妻に迎えられた時既にお腹にいたというセリオンも、公爵の種じゃなかったりという可能性を妄想してみたり。

セリオンが「魔王」から「大魔王」に進化する頃には、セリオンと一応婚約したパトリシアも、皇国の貴族と縁付いて幸せな結婚をしたりして、誰憚ることなく2人の幸せな未来が訪れていることを心から願います。間違ってもギデオンは要らん。
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