つぐなおは絶対両思い
」のレビュー

つぐなおは絶対両思い

小木カンヌ

純一無雑。

ネタバレ
2026年5月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ なんだろう…、アオハルBL数々あれど、此れは心洗われました。親兄弟姉妹以外の他人を好きになるって凄いことなんだと、再認識させられた。遥か昔のいにしえに、あぁ、そうだったなぁ。私も澄みきった心で恋をしていた頃を思い出してしまいましたわ。些細な事で悩み喜び、面と向かえば食も喉を通らず、トイレに立つ事さえ恥ずかしがって。そんなピュアな乙女心を二人によって呼び覚まされました。

なおつぐ、あき、つぐみは仲良し三人組の高校生。この三人の友情が実に、尊い。押し付けも勝手な欲も競争心もなく、あるのは温厚で平等な心のみ。
なおたか君は、高校生になってから姫ポジになったあきのことを、つぐみ君が好きであろうと思っちゃった。そんな、大いなる勘違いの中、物語は進行していきます。あきの自由な行動発言さに、つぐみ君のかわりに心痛めるなおたか君。でもね、つぐみ君が好きなのは君だよ、君。あきなんて、ずっと前からそれを知っていたから陰ながら応援してたのにねぇ。
誤解がやっと解けたつぐみ君となおたか君。いい感じになります。いくらピュアだって○欲があるのはまっとおなこと。それでもガツガツすること無く、お相手第一に配慮出来るジェントルマン。年が若いとか関係無く、人間性が高尚なんでしょうね。一枚一枚ページを捲るごと、まるで神宮の、鬱蒼とした木々の中をゆっくりと歩いているように、心身共に浄化されていくようでした。もし、続編があれば。優しさだけでは乗り越えられない世間の厳しさ、大人の現実に直面する社会人になった二人を見たい。二人で居れば、嵐や凪の、どんな時でも手を携えて。向かって行く二人を見たい。
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