このレビューはネタバレを含みます▼
試し読みで面白く購入したけど、オメガの月璃の境遇があまりに辛くて、途中で置いていました?意を決して読み始め、のめり込みました?後宮でオメガの妃達にのめり込み国政を崩壊させていた父王を殺し、皇帝に継いたアルファの紫瑛の最初の妃になった月璃。故郷で虐げられて騙されて後宮に入ったけど、ここでも辛い目に遭います。1回目の初夜でも皇帝の紫瑛とは心も通じず無体に扱われ…絶望した月璃は、助けようとした紫瑛と共に窓から落下!直後、1度目の時戻りが起こります。
初めて顔を合わせた場面に戻ります。最初に出て来る白い蝶の謎や、何度も繰り返す初夜までの十日間の記憶を持つのは2人のみ。時戻りが起きる度の出来事が繋がっていく。2人の心もまた繋がっていくのです。特に良いのが、何回目の何日目と誰の目線か明記されている事で、話がとても分かりやすい?特に紫瑛が月璃を好きになっていく過程が本当に素敵です。
白い蝶の謎もちゃんと明かされて、本当に敬遠していたのが勿体ない、面白いお話でした。2人の絡み合いのシーンもとても官能的でしたし、長い冒険物を読んでいるようで興奮しました。大満足な1冊です?