メロンの味
」のレビュー

メロンの味

絵津鼓

優しくて穏やか

ネタバレ
2026年6月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 積読本から。
作者様買いしたもののいつもの絵津鼓先生作品とは毛色の違う表紙でアンニュイ系なのかなと思って読まずに積読してました。

やりたいことができない辛さ、周囲の期待に応えられない苦しさ・・・。自分のことを知ってる人がいないところに行きたくなる気持ちもわかる。そんな時に何も聞かずにただ一緒にいてくれる人がいるのはきっと心が軽くなると思う。
先生らしいほんわか可愛くて面白い会話もありながら時々木内くんの苦しみが垣間見える。楽天的でノリが軽くて心の病とは無縁そうな木内くんだからこそ、誰でもそうなる可能性があるんだなとリアルに感じられました。
自分に出来ることをしながら状況を改善させようともがいて、でも抜け出せない焦り。
一発逆転するようなドラマティックさじゃなくて少しずつ変化していく穏やかで優しい展開が沁みました。
この後、商業番外同人集の4巻を読んでさらにホッコリ。
すごく素敵な作品でした。読んで良かった。
ちなみに今作に出てくるケンちゃんって「ラストフライデイ」のケンちゃんだよね。絵津鼓先生の作品は少しずつ繋がってることが多いよね。
いいねしたユーザ9人
レビューをシェアしよう!