COLD SLEEP -COLDシリーズ-《コミック》【合本版】
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COLD SLEEP -COLDシリーズ-《コミック》【合本版】

麻生ミツ晃/木原音瀬

原作小説は3年くらい前に読了済み

ネタバレ
2026年6月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ なかなか小説の方は読み返すのが難しいので(気持ち的に)コミックスの合本版が出たので、久しぶりにcold sleepシリーズに触れることができました。
1巻目2巻目の巻末には木原音瀬先生書き下ろしのショートストーリーもあってこれは嬉しかったですね!
2人が事故後幸せに暮らしていたのを知っていると、もう3巻目が辛くてたまりません。どっちが悪いっていうんでもないので余計に…
透は記憶を無くすたびに今の俺を見ろって言ってくる…そして藤島の愛した透は消えてしまう。透からの暴力はもちろんつらいんですけど、昔の写真を捨てられたシーンね。公園のブランコに座って今は帰りたくない、1人でいたいんだ…のとこ、今までどんなに暴力振るわれても家に帰らないという選択肢は取らなかった藤島。もうね、見てられないんだよね…
しかも、透は追い打ちかけるみたいに野外でのしかかってくるし、正直もうこんな透と一緒にいたくないでしょ…と思ってしまう。それでも、離れない。離れないって決めたから。透のこと今度こそ守るって約束したから。しんどいわ。
透は自分が交通事故で人を殺してしまったことを知ります。土下座した透と同じくらい本当は衝撃を受けていたし、罪悪感や後悔の思いがあったのに、非を認めてスッと謝ったりできない。こんな自分て生きてていいの?生きてる価値ないじゃんと思う。自分は何も覚えていないのに…こんな自分のために大きな代償を払った藤島。藤島のお腹の消えない傷。消えない過去。
昔の自分はパティシエで、しかもフランスに修行へ行く直前でした。商店街の人から好かれてて、可愛がられてた。ポートの老夫婦にも息子みたいに思われてた。みんな昔の自分が好きだった人達だ。
もう今の自分を見て好きだと言ってくれる人はいない。藤島も自分が恋人だったことを明かさなかった。また捨てるつもりだったからだ。
子どもの時に受けた仕打ちは忘れられないと思うけど、それでも藤島さんにしたことは酷いと思うんだよね。騙されていたって感じるのも、読者としてはお前が好きだって言って告白してきたからこんなことになったんだゾという気持ちでいっぱいだし。
藤島のようにもう一度愛することできないって思う。本当に深い愛だ。海でのラストシーン、原作ではもっと淡々とした感じでおわったように思うのですが、コミックスの海が輝いてる感じは希望を感じられて良いラストですね。
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