親愛なるジーンへ
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親愛なるジーンへ

吾妻香夜

おかえり。ただいま。

ネタバレ
2026年6月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 『ラムスプリンガの情景』から続く、1973年から1992年の、約20年の物語。ものすごく良かった……
極寒のニューヨークで彷徨っていたアーミッシュ出身の青年(『ラムス…』では物語の背後にいた、アーミッシュを離れた青年)ジーン。その彼を助けた、弁護士のトレヴァー。彼は婚約者と破談になったばかりだった。生い立ち、家族、時代。誰も悪くなくても、むしろ優しいから、一人ひとりが思い悩む。
物語には3人のジーンが登場しますが、その中で一番若い青年ジーン(ニルヴァーナを聴いている世代)が素敵な活躍。嬉しかった!家族でも、恋人でも、元恋人でも、「おかえり」「ただいま」の言葉に宿る温度が本当に大切で愛おしい。人生は愛でできている。…否。できている、と言うより、愛で編み上げていくもの、かもしれない。
さらに、特装版の完結小冊子。…味わい深い!あの2人の姿も(涙)。ぜひぜひ。
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