「心臓の融点【単行本版】
」のレビュー

心臓の融点【単行本版】

美山薫子

ゾワゾワ感と吸引力が強いBL

2026年8月24日
新刊作者さん買いです。1巻は1~5話+描き下ろしで235ページ、2巻は6~10話+描き下ろしで245ページ。2巻完結かと思ったらまだ続くんですね!続きが気になるところで終わってますが、あと数ヶ月で3巻が発売されるようなのでとても楽しみです!
さて、本作品は大学生の春永×視えざるものが視える壱千のお話で、帯にもあるようにホラーBLです。今のところ萌えとかキュンといったBL要素は薄めかなと思いますが、物語として十分面白かった!特に作者さんの既刊との差がすごくて、(何様という感じですが)こんなお話も描けるんだ~と感嘆しました。案件を片付けたと思った後の終わり方や、引きずり方が絶妙で、ゾワゾワ感がすごい。疑心暗鬼になってもう全員が全員怪しく見えてくるんですよね。誰が黒幕なんだろう、本当に悪い人は誰なんだろう?と思うことで余計物語にのめり込むというか、吸引力が凄まじいです。春永と壱千の関係も絶妙で、何とかお互いに寄り合って立っていて、ちょっとバランスを崩すと壊れそうな関係で、二人ともに感情移入できるから余計にこれ以上拗れてほしくない!3巻で春永の弟の種明かしとか事件の全貌が解決されるのかな。3巻が発売されたら即購入決定です。
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