このレビューはネタバレを含みます▼
ロマンチック・エナジー、ラメントの佐藤さなゆき先生。プリフェクトの箱庭、そしてスピンオフ作品ともに、積み読しておりまして、ようやく読みました。
先輩、月人×後輩、澪斗
まず全3巻、何がすごいって東院月人が、最後までほぼ、まともにならない笑。
以下ネタバレはいります。
全寮制の学校ロイストン学院。そこへ編入してきた澪斗。学院の生徒たちから神のように崇めたてまつられる月人に【指導生】として選ばれます。すごいことなんですが、これが不幸!?のはじまり。
幼い頃から英才教育を受け、ギフテッドという一方、ひととしての感情が欠落している月人。そんな神が澪斗と出会い、少しずつ人を想うことを覚えていく……、と書けばなんだか成長物語っぽくていいんですが、そこは佐藤先生、そんな生易しいストーリーじゃなかった。
無理やりてごめにする、自分の部屋に閉じ込める、澪斗を傷つける者は許さない!澪斗が誰かを大切にするのさえ怖い!
なんと澪斗が離れ離れになった家族の居場所さえ知っているのに黙っている男。
澪斗から愛を学んで、優しくなっていくのかな?と思いきや、絶対に失いたくない!という執着の塊へと変貌。え!そこ育っちゃう?と流れに脱帽。
3巻で、月人は東院の名前まで捨ててしまいます。権力も家柄も捨てるけど、澪斗は捨てられない月人。究極の一途w
ちょっと人のことわかってきたかな、と思うあたりで【囲み愛♡】
なんか綺麗な箱庭で澪斗の膝で居眠りしてるんですよ、月人が。
ここで、タイトル回収きたか〜と。ここが、月人の楽園だったのねと腑に落ちる。
澪斗も、月人が持つ圧倒的な力に、ただ守られているだけじゃなくて。ときに凛々しく、自分の意思をはっきリ言えるところが素敵でした。
スピンオフも楽しみです。
これは、ぜひ3巻揃えて読んでほしい作品です。