薔薇王の葬列
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薔薇王の葬列

菅野文

これはもう美術館に納めるべき芸術品

2018年1月22日
薔薇戦争と言われる中世イングランドの2つの王族による権力争いの史実を元にしたお話しですが、やはり菅野文先生の画力がすごい…。シェークスピア作品に相応しい…‼︎
エロティックな身体の線や、人物の表情、特にリチャードの目が場面と合致して圧倒されます。すべてのコマが芸術品です。
たくさん漫画を読んできましたが、「残酷で美しい」と言う表現を初めて体感しました。本作を読みながら100年戦争と薔薇戦争をググるとなぜ亡霊ジャンヌダルクが出てくるのかもわかって、もっと入り込めます
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