フォロー

0

フォロワー

0

総レビュー数

17

いいねGET

14

いいね

6

レビュー

今月(5月1日~5月31日)

レビュー数0

いいねGET0

シーモア島
ベストアンサー0
いいね0
投稿レビュー
  • ポーの一族 秘密の花園

    萩尾望都

    初めて語られた「ランプトン」の秘密
    2023年12月30日
    従姉妹の家で初めて読んだポーシリーズが「ランプトンは語る」だった。
    そのランプトンが描いたアーサーとエドガー、アランの出会いの物語。
    孤独なアーサーとポー一族の中でも孤独な二人。
    通じるものがあったのだろう。このとき描かれた絵がのちにシャーロッテ・エヴァンズの死の原因になり、エディスとの出会い、アランの死(仮死?)をもたらしたと思うと因縁を感じる。
  • メイクがなんとなく変なので友達の美容部員にコツを全部聞いてみた

    吉川景都/BAパンダ

    メイクが苦手な人も好きな人も一読して
    2023年12月11日
    メイクに興味のなかった私にもわかりやすい説明で目からウロコでした。
    メイク道具を清潔にしておくこと、大きいチークブラシを使うことから実践しました。
    化粧水や乳液をつける前に「使用説明」をよく読むことなど、基礎の基礎をやっていなかったことに恥じています。
    目のまわりのくすみを隠すコンシーラーが浮いて困っていたけれど説明の通りにやったらしっくり落ち着きました。
    特に「いつも心にガイコツを」という教えは参考になりました。目の周りの骨、頬骨の位置を意識してメイクをしています。絵もわかりやすくて好感が持てます。
    いいね
    0件
  • 気がつけばうちのごはんのにおいだった 完全版

    草野誼

    おそうざいにまつわる人間模様
    2022年7月2日
    きゅうりのぬかづけ、豚の生姜焼き、コロッケ、おから、切り干し大根。
    どこにもあるありふれたおかず。それを作る人がいて、食べる人がいる。
    食べることは生きること。
    うまくいかない毎日だけど、おかずを食べて気合を入れて明日を生きていく物語。

    第一話のきゅうりのぬか漬けを作る派遣労働者の女性の前向きな姿勢が胸にしみいる。
    みんな幸せになってほしい。
    いいね
    0件
  • 異世界喰滅のサメ

    くぼけん

    B級!いや、Z級のシャークインパクト!
    2021年12月1日
    おちこぼれ魔導士見習いがうっかり召喚した異世界のサメ。
    B級サメ映画の要素満載。すがすがしいまでのスプラッター。無敵のサメのえぐさと愛らしさにひとめ惚れ。
    空を飛び、竜巻を起こし、地面を進み、3つの頭を持つシャークトパス。
    そのうちに宇宙に飛び出しそう。サメを止めるものはいるのか?
    恐竜が滅びた災厄を生き延びた最強の生物。もっとやれやれと声援を送る。
  • 海の闇、月の影

    篠原千絵

    邪悪なものへの鎮魂歌
    2021年1月20日
    最初に読んだときは、邪悪な流水がただただ恐ろしく、流風の心に寄り添って物語を追っていた。
    しかし、身近な人の死に直面した流水が涙を流した時、流水自身の優しさや理性はなにも変わっていなかったのだと知った。
    膨れ上がる欲望を抑えられず、次々に人を手にかけていく流水の苦悩はいかばかりだっただろう。最も助けを求めていたのは彼女だった。
    最期に流水は救われたのだろう。
  • ガレージ・ママ

    草野誼

    ママの過去が気になる
    2020年12月27日
    ママはどうやってこんな優雅な「サバイバル」技術を身に着けたのか?
    ママにそんな技を教えたお師匠さまが登場したら、もっと面白かったのに。

    お風呂は?お手洗いは?どこかで収入を得ているの?
    知りたいことはたくさんなのですっきりとした結末を知りたいです。
    いいね
    0件
  • こわいおばけのまんが

    日野日出志

    「鬼」が注目される時代だからこそ
    2020年12月27日
    作者独特の薄気味悪くも、どこか温かみのある印象的な絵が脳にこびりつく。

    題材は昔からある日本の怪奇物語だが、令和のいま、忘れられつつある物語をもっと知ってほしい。
    いいね
    0件
  • のろいの顔がチチチとまた呼ぶ

    古賀新一

    昭和の少女たちを戦慄させた名作
    2020年11月25日
    今でいうと「寄生獣」にとりつかれた愛子は、次々と不幸にみまわれ、ときにはあやつられ、友人を襲ってしまう。
    愛子は勇敢に立ち向かい、一度は逃れたものの怪物はどこまでも愛子を追っていき、ふたたびとりつく。怪物の正体がわかったとき、あっけない終焉が訪れる。
    古い怪奇洋画を思わせる結末だった。
    現代に置き換えたらどんな物語になるのだろう。
    いいね
    0件
  • フィメールの逸話

    鈴木雅子

    同性愛でありながらプラトニックな物語
    2020年11月22日
    自死した少女の体を借りて生き返った少年は、好きだった同級生(男)に自分の正体を告白。「好きだったこと」を伝える。
    生きることの大切さと死んでしまった少女の悲しみを知っている彼はささいな日常や自然のふれあいにも「幸福」をみつけ、生き生きと日々を過ごす。
    告白された同級生も元少年だった少女に惹かれていくが、同性を愛することを恐れ、正直になれない。
    男と女を分けるものは体の構造なのか生きてきた過程なのか。
    答えがみつからないまま、突然悲劇が少女(元少年)を襲う。
    これは最悪のハッピーエンドなのか最良のバッドエンドなのか。
    いいね
    0件
  • ピグマリオンの恋人

    丘けい子

    古代版「ロミオとジュリエット」
    2020年11月22日
    中学生のころ読んでとても印象に残った作品。

    すれちがった恋人同士が互いに相手に生き写しの像を彫り、それから悲劇が始まる。
    その像が二人を再び引き合わせる奇跡をおこす、
    恋敵たちもきちんと悪役で、像達に罰せられる。
    古典的正統派少女マンガ好きにお薦め。
    いいね
    0件
  • 極主夫道

    おおのこうすけ

    どんな道も極める人
    2020年10月23日
    ドラマから興味を持ちました。
    家事ができる極道って、きっといるのでしょう。
    会長とか兄貴の身の回りの世話をするから。
    昔、猫を飼っているヤクザが、猫雑誌を定期購入したり、猫仲間と文通したりするマンガがありました。今だったらSNSですね。
    この夫婦のなれそめを知りたいです。
  • 聖ロザリンド

    わたなべまさこ

    色あせることのない恐怖
    2020年10月23日
    連載をリアルタイムで読んでいた世代です。
    おびえながらも次はどんな犠牲が出るのか、恐怖と期待で毎週楽しみにしていました。
    「無垢」で「無邪気」ゆえに良心のとがめもなく殺人を繰り返すロザリンド。
    ロザリンドに狙われて、無事だったのはたったひとり。
    のちに事件の真相を知り、戦慄したことでしょう。
  • ブレッチェン~相対的貧困の中で~

    くりきあきこ

    幸せになってほしい
    2020年10月22日
    生活保護を受けていた母を亡くした少女にふりかかる過酷な現実。
    親がいること、親族とのつきあいがあることが前提の福祉制度。
    豊かなはずの日本で救いの手が差し伸べられない不合理。
    昭和三十年代の貧しい時代のほうが救われたのではないかとさえ思う。
    主人公がまっすぐ生きようとしていることと、パンの香ばしい香りがお話を明るくしている。
    いいね
    0件
  • 新装版 マックスウェルの悪魔 : 確率から物理学へ

    都筑卓司

    おもしろい思考実験
    2020年10月14日
    40年以上前の高校生だった時、勉強好きの友人に勧められて買ったのがこの本。
    数学も物理学もちんぷんかんぷんだったが、熱エネルギーの流れが一方向だということはぼんやりとわかった。
    なぜ空気の分子が地面に積もってしまわないかという解答は「そうか!」と納得できた。このような考えがあることを知るだけでこの世界は楽しい。
    いいね
    0件
  • たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語

    サトウとシオ/臥待始/和狸ナオ

    楽しくて美味しそうな物語
    2020年10月14日
    自分のすごさに気がつかない健気な少年とそれにふりまわされる周囲の狼狽が楽しい。
    家事全般免許皆伝でうちにも一人いてほしい。
    彼が作るホットケーキを味わいたいなあ。
    いいね
    0件
  • ヤマケイ文庫 野性伝説 羆風/飴色角と三本指

    戸川幸夫/矢口高雄

    ヤマケイ文庫野性伝説 羆風/飴色角と三本指
    2020年9月27日
    大正時代の北海道で本当にあった羆襲撃事件を完全マンガ化。
    戸川幸夫の迫力ある短編を忠実に再現している。
    熊との接触事件の報道を聞くたびにこのマンガが頭をよぎる。
    吉村昭の小説「羆嵐」と読み比べてほしい。
  • 曽祢まさこ傑作集(2) おむかえがくるよ

    曽祢まさこ

    曽根まさこ傑作集(2)おむかえがくるよ
    2020年9月27日
    このような「くじ」が発売される世の中になりかねない現実。
    恐ろしさよりも、家族が互いをいたわっているのが、なおさら悲しい。